『どれみふぁけろけろ』(東君平 作 絵 あかね文庫)/
ケロケロの「ロ」と「ロ」で「カエルの日」になった6月6日。カエルが元気に活動する様子を想像すると梅雨の季節も楽しくなり、書店の絵本コーナーではカエルの絵本を探してキョロキョロしてしまいます。
東君平(ひがしくんぺい/1940—1986)作の『どれみふぁけろけろ』(東君平・作絵 あかね文庫)をご紹介します。100年カエル館の館長も副館長も80年代にこの絵本作家に魅かれました。館長は『紅茶の時間』が好きだったと振り返ります。この作家の作品に「どれみふぁけろけろ」があり、本書はそれ以外の4作品を収載した一冊です。
主人公のたっくんは、表紙に描かれているような抽象的な太い線画で描かれていますが、なぜかとても昭和の香りがする少年です。たっくんは歌も泳ぎも得意ではないので、どちらも上手なカエルになりたいと思います。いつの間にか「かえるの学校」でべんきょうすることになったたっくん。かえるの学校の先生は水かきのないたっくんのために「はすのはっぱ」をつけてくれました。学校に戻ったたっくんはプールでもスイスイ泳げるようになり、かえるの先生の大きなおなかのような白い雲に「がんばります」と手をふります。
さて、2026年6月の現在、2日には四国地方が梅雨入りしたとの報道がありました。香川県にある四国水族館では、5月29日(金)から7月12日(日)まで「梅雨に鳴くカエル展」が開催されています。出会えそうで出会えない身近に生息しているカエルたちの生態を観察しながらその鳴き声を楽しめるイベントです。たっくんのようにかえるの学校に通うつもりで行ってみたいカエル展です。
https://shikoku-aquarium.jp/news/archive/965/
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