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2025年2月

メキシコのカエルのいる丘の焼物のカエル

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TBS『世界遺産』(2月16日放送)では、メキシコの古都市「グアナフアト」が紹介されていました。グアナフアトとは先住民タラスコ族の言葉で「カエルのいる山がちな場所」という意味をもっているそうです。16世紀にスペインの植民地になってからは銀山の富で美しいバロック建築の都市が築かれましたが、当時、街中にもカエルが生息していたようです。今は建物が鮮やかな色で塗られたカラフルな街として人気があり観光客で賑わっています。

100年カエル館で展示しているメキシコ産のカエルグッズにもカラフルな装飾があります。メキシコ先住民の陶芸技術がイタリアやスペインでつくられていたマジョリカ焼の影響を受けて産み出されたタラベラ焼と考えられます。

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「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」https://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

 

 

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昭和100年を考えるツチガエル

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カエルの置物の代表格のひとつに信楽焼のカエルがあります。まさに置物の「ツチガエル」。この“考える”ポーズの信楽焼のカエルは高さが30㎝ほどあり、100年カエル館では和室に2点展示しています。1点は館長と母が京都で学生時代を過ごした父のために購入したもので、もう1点は演劇研究家の故河竹登志夫氏からご寄贈いただいたもの。父と河竹氏は同世代なので2点並べて展示していると“昭和のおとうさん”たちの会話が聞こえてくるようです。そういえば今年は「昭和100年」ですね。

ツチガエルの学名はGlandirana rugosaで、rugosaは英名のWrinkled Frogが示すように「しわくちゃの」という意味があります。Glandirana(グランディラーナ)はツチガエルかと思いきや、「土」はground。glandは「分泌物」で、独特の臭いのある分泌物を放つカエルということなのでしょう。

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アメリカンコミックに登場しそうなヒキガエル

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アメリカ人アーティスト、ジョン・ラヤ(John Raya)氏のブランド“Beasties of the Kingdom”(小動物の王国)のヒキガエル。ラヤ氏は子どもの頃からコミックや彫刻に興味をもち、たくさんのコミック本の中で育ち描写することで造形に必要な生きものの体のしくみをつかみ取っていきました。やがてユニバーサルスタジオでの仕事を経てディズニーランドではアートディレクターとして活躍。自らのブランドでは愛らしい動物たちを創作し世界中に広めるようになります。その中には写真のようなヒキガエルもいます。モデルになっているカエルは、アメリカに分布しているヒキガエル、アメリカミドリヒキガエルやコロラドリバーヒキガエルなどでしょうか。

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アカガエルが活動を始めている季節に

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各地に大雪をもたらしたこの冬、12月頃から産卵が見られるアカガエル類の活動にも影響があったことが「かえる探偵団」の「全国アカガエル産卵前線2025」www.kaerutanteidan.jp/ からも伝わりました。同サイトの報告では、やはり寒波で産卵前線が停滞している様子でした。これからは少しずつ暖かくなる気配もありますのでカエルたちの活動も活発になるのではないでしょうか。

日本では旧正月の頃の神事に古くからアカガエルを奉納することがありますがアカガエルが見られる時期に合致しているように思えます。

100年カエル館では自然の観察は行っていないのですが、自然を反映したと思えるカエルグッズの中にヤマアカガエルかもしれないプラスチック製の貯金箱がありましたのでご紹介いたします。

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東京・下北沢で言葉と香り、そしてカエルに出会いました。

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久しぶりに下北沢に行ってきました。最後に訪れたのはいつだったか……、再開発が進むずっと前だったと思います。演劇に興味をもっていた時期には、「本多劇場」や「すずなり」で学生演劇から始まって大きく飛躍した「夢の遊民社」や「第三舞台」の芝居を観て、京都の大学から生まれたリズム&ブルースのバンド「ウエストロードブルースバンド」を知ったのもこのまち。20世紀後半にはサブカルチャーの熱気に満ちていたことを思い出します。住んでいる方も魅力的で、仕事ではよくアンティーク・ジュエリーを研究しているK夫人に取材するために通ったことがあります。

食べ物屋さんの壁にはたくさんの小劇団の公演やバンドのライブのチラシが貼られていて、思えば言葉に溢れたまちでした。その頃の言葉を見つけに時を経てやって来たわけではないのですが、今回、未来の言葉に出会いました。

下北沢駅西南口に再開発でできた新しいスポット「ボーナストラック」のギャラリーで開催されているイベント「言葉でつなぐ、私と香り展」(2025年2月5日~2月11日)を観ました。直木賞作家で独自の言葉の世界を表現されている千早茜さんと、京都から香りの文化を発信している創業300余年の香老舗松栄堂のコラボレーションで、来場者参加型のイベントでした。

そのイベントで言葉と香りをつなぐ仕掛けともいえるのが文庫本サイズで文字が全く印刷されていない5冊の本。唯一「いろはにほ」の各一文字が記された本には一冊ずつ異なる香りのシートが貼られています。それを手に取りページをパラパラと捲ると立ち上る香りはまさに新しい文学ではないかと感じました。香りが本という形態をもつことで生まれる文学。香りで脳や記憶が刺激されて人によってはこれまで読んだことのある物語が蘇えることもあるでしょうし、自分の物語の創造につながることもある。表題の「言葉でつなぐ、私と香り」の意味が伝わりました。

同じ本の形態でも物語が視覚的に伝わるのがコミックだとしたら、これは嗅覚的に広がる物語。21世紀の言葉のまち、東京・下北沢で未来の文学に出会えたような気がしました。

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「ボーナストラック」とは反対側にある南口商店街の通りを久しぶりに歩くと、三叉路になる辺りに「三叉灯(SANSATO)」という、コーヒーショップ、雑貨店、アートギャラリーが一体となったアンティークビルがありました。階段スペースに設置されたブリキのカエルを発見し、お店の方にお断りして撮影させていただきました。この三叉路には、外観写真の右手の方に(写ってはいないのですが)「庚申塚(こうしんづか)」が祀られていました。庚申塚といえば猿田彦大神。このカエルはサルタヒコの使い神、下北沢を守っているようでした。

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