カエルとヘビとキジが出て来る絵本『かえるをのんだととさん』
前回のブログでは、100年カエル館の庭の様子についても少しお伝えしましたが、時折、雉のツガイも姿を見せます。そして、庭の手入れで今最も力を入れていることは、樹々にヘビのように巻き付いた野生の藤蔓をはずしてやること。庭仕事をしながら、「カエルとヘビとキジ」でも三すくみになることがあるのだろうか、などと考えていたら、絵本『かえるをのんだととさん』(日野十成 再話 斎藤隆夫 絵 福音館書店こどものとも574号2004年刊行)を思い出しました。
腹痛を起こした「ととさん」が「かかさん」から「おしょうさま」に相談するようにいわれて、次から次へとのみこむことになってしまった生きものの、最初が「かえる」で、次が「へび」、その次が「きじ」。それに止まらない。表紙の絵からも想像していただけるように、ととさんはおしょうさんにいわれるまま、とんでもないものまでのむはめに……。ページを繰るごとに現れる辛そうなととさんと、まったく動じないかかさん、そして、鷹揚でトンチの効いたおしょうさまの3人で展開するコントのように楽しめる絵本。新潟県の昔話「まわりもちの運命」の再話だそうです。同じ作者コンビによる絵本に『かえるの平家ものがたり』(福音館書店2002年刊行)があります。
今年のカエ~ル大学第2回講座(7月13日、足立善立寺にて)でも「絵本の中のカエルたち」を「Part2 民俗を反映したカエルの絵本を中心に」という内容で、昨年の「自然を反映したカエルの絵本を中心に」の内容と別の角度からカエルの絵本を紹介したいと思っています。
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