■カエルグッズのかわいさの原点をKawaii日本美術に見た
柴田是真《墨林筆哥》1877-88(明治10-21)年紙本・漆絵 山種美術館
竹内栖鳳《緑池》1927(昭和2)年頃絹本・彩色・軸(1幅) 山種美術館
■カエルグッズのかわいさの原点をKawaii日本美術に見た。
山種美術館(東京・広尾)で、「Kawaii日本美術ー若冲・栖鳳・松園から熊谷守一までー」が開催されています(2014年3月2日まで)。先日見に行きました。
日本語の「かわいい」は、今やKawaiiと表記されて世界的に評価されるようになりました。そこには現代の日本が誇るアニメ映画やキャラクターの世界的な人気が大きく貢献していることは周知のことでしょう。そして時期を同じくするように、最近は日本美術の展覧会が増えました。明治以降、海外に流出していた江戸絵画の里帰り展を含め、これまで逆にあまり見る機会がなかった日本美術を改めて目にすると、古くも堅苦しくも難しくもない、むしろ、今っぽい、カッコイイ、そしてかわいい、と思うことがあります。そう、日本美術にはKawaii作品もたくさんある、と・・・。
同展は、まさにそれを証明してくれるような企画でした。いわば、世界中の“女子”に支持されたサンリオのキャラクター、キティちゃんのかわいさの原点を日本美術の中に発見できるような展覧会でした。
そして、この“Kawaii日本美術”にとってカエルはなかなか隅に置けないモチーフと云えそうです。
同展では、カエルを「動物の中のKawaii」という展示テーマで、竹内栖鳳(1864-1942)の「緑池」と柴田是真(1807-1891)の「墨林筆哥」の中に、また、「Kawaiiって何?」と問う、「小さい・ほのぼの・ユーモラス」な作品のひとつとして熊谷守一(1880-1977)の「とのさま蛙」に見ることができました。
カエル好きにとってカエルは、清少納言の云うところのうつくしきもの(かわいらしいもの)に違いないのですが、「ブキュート」「きもかわ」などと評されるようにそのかわいさは単純ではありません。でも今回改めてKawaii「カエルたち」を鑑賞してみると、栖鳳の作品には自然の中で懸命に生きるアマガエルのいたいけさを感じ、是真の作品には擬人化したカエルの愛嬌がかわいいと思え、熊谷守一の作品には子どもの絵のような素朴さの中にカエルならではのかわいさがあると実感しました。
そうしたかわいさは、今も産み出されているカエルグッズに生きていると思えました。
(2014年2月27日 高山ビッキ)
特別展 Kawaii日本美術ー若冲・栖鳳・松園から熊谷守一までー
期日 : 2014年1月3日(金)-3月2日(日)
会場 : 山種美術館
主催 : 山種美術館 朝日新聞社
協賛 : 東邦ホールディングス株式会社
詳しくはTEL.03(5777)8600(ハローダイヤル) http://www.yamatane-museum.jp/
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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。
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<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」https://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。
「キモノ・二・キガエル」https://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。
カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html
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