「かえるくんとがまくん」の作者の未発表作を発見
「がまくんとかえるくん」シリーズで知られるアメリカの童話作家、アーノルド・ローベル(1933~1987)の未発表作品が発見され、その翻訳本が出版された。
そのタイトル「カエルも ヒキガエルも うたえる」からも想像されるように、「がまくんとかえるくん」の原点と考えられる作品だ。ローベルはこの作品を友人のためにモノクロの線画で描き、文章をつけている。そして発見された線画に彩色を施したのは、娘で舞台美術家のエイドリアン・ローベル。
子どもの頃、絵を描くときに「はみでてもいいんだよ」とアドバイスしてくれた父の言葉を思い出しながら作業を進めたという彩色は、夢見るようなやさしい色合いに仕上がっている。翻訳は、詩人・エッセイスト・ラジオのパーソナリティとして日本語で創作活動をするアーサー・ビナードが担当。
話は変わるが、長らくお待たせしているカエルタイムズ12号は、明日(8月9日)発行になります。今号の特集では、アーサー・ビナードさんによる“カエルと文学の関係の日米比較”を展開している。アーサーさんはそこでカエルが描かれている文学作品や物語の魅力のひとつに、どんな奇想天外なストーリーに思えてもその土台に自然観察が息づいていることを挙げている。
ローベルの作品の翻訳に当たっても、自然界にいるカエルに思いを馳せて日本語にしたそうだ。
『カエルも ヒキガエルも うたえる』もカエルタイムズ12号も、ぜひ読んでみてください。
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