カエルタイムズ第4号[国際](2005年10月25日発行)カエルで大海を知る イギリス 高山ビッキ
〈ファンタジーの国イギリスでカエルに出会う〉
カエルタイムズの国際面では世界の“カエル事情”をお伝えしたいと思い、寄稿していただいたり自分の旅行体験を書いたりしました。第4号では私自身がカエルとの出会いを求めてイギリスを旅したときのことなどをもとに、イギリスとカエルについて書いた記事を掲載しましたので加筆修正して紹介いたします。
イギリスに棲息しているカエルは、アカガエル科のカエルにヨーロッパアカガエル(英名Common frog/学名Rana temporaria)とノーザンヒョウガエル(もしくはキタイケガエル 英名Nothern pool frog 学名Pelophylax lessonae)、ヒキガエル科のカエルにヨーロッパヒキガエル(英名Common toad/学名Bufo bufo)とナタージャックヒキガエル(英名Natterjack toad 学名Epidalea calamita)の4種です。同じ島国でも日本には外来種も含めて50種近く分布していることを考えるとかなり少ないですが、北海道の自然分布はエゾアカガエルとニホンアマガエルの2種(現在はアズマヒキガエルとトノサマガエルも移入)でイギリスとほとんど変わらないので、本来亜熱帯の環境に適しているカエルの分布的特性なのでしょうか。
カエルの種類は少ないイギリスですが、世界的に知られる童話のカエルのキャラクターが誕生していることもあり、カエルグッズと出会う機会は多いと思います。以前ロンドンを1日歩き回ったとき花模様の陶器のカエルやミニチュアのカエル、足の長いカエルのパジャマ入れ、ポストカード、ガーデニンググッズ等々のカエルたちを次から次へと見つけることができ日本に連れ帰ったことがあります。リバティ百貨店ではリバティ・プリントのカエルを購入しました。そのときは時間がありませんでしたが、ヴィクトリア&アルバート美術館でジャポニスムとカエルについて調べるのが(21世紀の今も)夢です。
スコットランドに近い湖水地方には絵本『ピーターラビット』のふるさと、ヒルトップ農場にある作者ビアトリクス・ポターの生家があり、同シリーズに登場するかえるのジェレミー・フィッシャーのオルゴールやフィギュア、その他の雑貨が待っていてくれました。当時は生物のカエルと照らし合わせてカエルグッズを見ることはなかったのですが、今あらためて見るとジェレミーはヨーロッパアカガエルなのだろうと思います。一方、ヨーロッパヒキガエルといえば、イギリスが生んだもうひとりのキャラクター、ケネス・グレアムの童話『たのしい川べ』のミスター・トード、ヒキガエル氏になるのでしょう。
イギリスにヒキガエル氏を訪ねる場合は、ロンドンからそれほど遠くないテムズ川沿いのパングボーンへ。街には看板のヒキガエル氏や『たのしい川べ』の原画が飾られた小さなホテルがあります。イギリスはファンタジーの国。南西部のデヴォン州にはノーム(地中の宝を守る地の精)の住む、ノーム・リザーブ(ノームの保護区)があり、そこでは森の中でカエルの生徒たちに何かを教えているノームの姿(人形)が見られます。
柴田まさる画
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