100年カエル館コレクション

100年カエル館コレクション4 カエルの歌が聞こえそうな

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今年1月から公開されている岩井俊二監督映画『ラストレター』。映画にも出演している森七菜さんが唄うその主題歌「カエルノウタ」は、透明感と浮遊感のある不思議な曲です。

カエルグッズを集めていて「カエルの歌」というと、カエルが大きな口を開いて歌をうたっているような陶器のカエルたちが思い浮かびます。灰皿が多いのですが、昨今のたばこをめぐる環境の変化のせいかカエルグッズのなかでも少なくなったアイテムといえるかもしれません。田んぼや川べなどに棲むカエルはこんなふうに口を開けて鳴くことはありませんが、いくつか集めるとカエルの合唱団のようで楽しくなります。

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100年カエル館コレクション3 2020年オリンピックイヤーに活躍するカエルたち

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20~30年前ぐらいになるでしょうか、雑貨店などで写真のような陶製のカエルたちと出会うことがありました。スポーツ選手やさまざまな職業をカエルで表現するという、擬人化しやすいカエルの特性をみごとに活かしたカエルグッズです。それぞれがとても楽しそうにその役割を演じていて、まさにカエルの縁起物ならぬ「演技者」といえるでしょう。2020年もひと月が経ち、もうすぐ始まる東京オリンピック。スポーツ選手のカエルたちに皆さんが応援している選手の姿を重ねてご覧いただければうれしいです。

 

 

 

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100年カエル館コレクション2 カエルグッズでリープフロッグについて考える

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100年カエル館ではキャラクターのカエルから骨董のカエルまでさまざまなカエルグッズをご覧いただいていますが、プラスチックやゴム、その他樹脂製のもので、自然に棲息しているカエルに近い造形のカエルグッズを展示するコーナーも設けています。そうしたネイチャー系のカエルグッズを通して日本のカエルや世界のカエル、自然におけるカエルの生態や行動の一端を楽しんでいただいています。

カエルは後ろあしが長く、英語ではFrogに括られるなかまたちはいざというときに跳びます。画像はゴムでできたジャンプする様子のカエルですが、実際、カエルが跳ぶとき前あしは前方に突きださないのでこれはまさにカエル的にはフライングしたカエルです。ただしこのカエルの4本のあしそれぞれに水かきがついていれば、ちょうどこのような姿で宙を飛ぶトビガエル(Flying Frog)が東南アジアの島などにいます。

カエルは「社会・経済」の領域において、「茹で蛙」状態になっては気づいたときには手遅れになって社会が衰退したり、「カエルを食べてしまえ」ば仕事がスムーズに行くなど、なぜか人間に警鐘や示唆を与えることがありました。最近の経済新聞などでしばしば見かけるのは「Leap Frog(=跳びガエル)」です。段階を踏まずに一足飛びに発展する状況を捉えたこの言葉は、まさにトビガエルが密林で天敵の鳥などに狙われたときに本来水中で使用するはずの水かきをパラシュートに変える進化を遂げた、先駆者の姿に重なるような気がしました。

 

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100年カエル館コレクション1 土鈴のカエル

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「100年カエル館コレクション」では、100年カエル館に集まっているいろいろなカエルたちを紹介いたします。今回ご覧いただいているのは土鈴(どれい)のカエル。土鈴とは中に丸玉を入れて焼成した土製の鈴のことです。元々は魔除けに使われていたといわれます。写真後列左の赤い紐が垂れ下がった土鈴は、毎年7月7日に「蛙飛び行事」が行われる奈良県吉野の金峯山寺蔵王堂のカエルの土鈴です。山岳信仰の場として知られる吉野山では修験者が危険な山路をひたすら歩いて修業するとき土鈴が魔除け、動物除けになったのでしょうか。それがカエルの形であれば「無事かえる」の願いも込められていたのでは、と。江戸時代には郷土玩具として各地で作られるようになった土鈴。色や形もさまざまで楽しいカエルの土鈴ですが、産地ごとに使用される土によって音色が違うのも魅力です。それは日本に分布する同じ種のカエルにも鳴き声に地域差があることと一脈通じるところがあるようです。

 

 

 

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