イベントいろいろ

大雨にも負けず松本かえるまつり(2024年6月23日)は大にぎわい!

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松本かえるまつりが2024年6月23日(日)に開催されました。前日は晴天だったのですがその夜から天気はくずれ、当日は予報通りの1日。でも、このお祭りを見守ってくださっているかえる大明神のお心遣いか、午前中は晴れ間の見える時もあり来場者も出店者もこの時をと盛り上がっていました。

100年カエル館が出店するのは今回で6回目になりますが、本格的な雨に当たったのは今回が初めてです。「カエルアートカード」や書籍という紙物を販売するので雨はできれば避けたく、紙製のカエルアートカード約50種を1種ずつお惣菜の販売などに使われる透明なフタつきのパック容器に入れて販売しました。

雨対策のこの方法は、「焼きそばかお弁当かと思ったらカエルのカード!」、絵が見えるように透明なフタにカエルカードを貼り付けたので「アートやな」と言った思いがけない評価をいただきました。また購入される方も、「アレとコレをください」と言ってフタの絵を指差したり、好きな絵のカードをフタを開けて取り出したりして楽しんでくださったようでした。

午後からは雨あしが強くなり販売がいよいよむずかしい状況になりましたが、皆さんが「カエルが喜ぶ天気だよね」と言って通り過ぎて行かれる姿にかえるまつりらしい何かほっこりするものを感じました。

午後は雨の中恒例の「カエラーコンテスト」が行われ、今回は審査員をおおせつかりました。おまつりが始まって約20年、とびとびですが講座や出店をしてきて驚くのは思いのままにカエル・ファッションを楽しむカエラーさんたちの多さ。出場者のお一人を選ぶ役割もいただいていたので販売をしながらですが候補の方をお探ししました。午前中の早い時間帯に100年カエル館のブースに現れたのは「ニホンアマガエル」をテーマにファッションを決めている小学生の女の子。私たちが販売している「カエルアートカード」は、主に柴田まさるさんが描いたカエルでその多くがカエルの種を特定して表現しているので彼女にとても惹かれました。でも今回はこれからのさらなる成長に期待して次の機会に。彼女にはカエルアートマン3号「ニホンアマガエル」のカードを買っていただきました。

そうして14時半から行われたカエラーコンテストで、優勝、準優勝、審査員特別賞受賞者の方々とエントリーされた皆さん(写真:かえるまつり実行委員会提供)。かえるまつりという場を意識してドレスアップしたカエル・ファッションと、いつもカエルでいられるようなカジュアルなカエル・ファッション、どちらもとても素敵でした。何より雨で喜んでいるカエルさんのような満面の笑顔が印象的でした。

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「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※「コトバデフリカエル」でも4月からの「カエルアートマン×20」展について記事をアップしています

※2024年の7月以降の100年カエル館の開館日は以下の通りです。
■7月13日(土)~21日(日)
■8月10日(土)~12日(月)
※9月は、100年カエル館は休館となりますが、9月4日(水)~10日(火)に京都で特別企画 「柴田まさるスケッチ画~日本のカエルがHENSHIN「カエルアートマン×20」展(京都編)を開催予定です。
■10月6日(日)~14日(月)
※10月5日(土)にカエ~ル大学登校日イベントを 開催いたします。
■11月2日(土)~10日(日)

・開館時間:13:00~16:30
・入館料:大人 500 円(小中高生 100 円)
・開館中の休館日はございません。
・特別企画展は入館料でご覧いただけます。

<100年カエル館&カエ~ル大学登校日イベント>

カエルの色変化(IRO-HENGE)

登校日(開催日時):2024年10月5日(土) 13:00~

講師:三浦郁夫(広島大学両生類研究センター教授)

会場:喜多方プラザ文化センター2F 小会議室

〒966-0094福島県喜多方市字押切2-1 TEL.0241-24-4611

定員:50名(申し込み制)受講料:無料

主催:100年カエル&カエ~ル大学

※講座終了後は100年カエル館見学。「カエルアートマン×20展」と常設展(約2300点のカエルグッズ)をご覧いただけます(希望者・入館料500円)。

<お申込みについて>

E-mailもしくはお電話でお申し込みください。

■E-mail

kaerukaninfo@nifty.com

(お名前を明記の上お申込みください)

■TEL.048-838-7360(ケーアンドケー内)

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今年のモリタロウ祭で矢内靖史さんのカエルの写真が展示されます。

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カエルの写真家矢内靖史さんの写真作品が今年のモリタロウ祭(福島県川内村)で展示されます。今年で4回目となる東北のかえるまつり「かえるかわうちモリタロウ祭」は6月2日(日)に川内村複合商業施設「YO-TASHI」で開催されます。矢内さんの写真は6月いっぱい展示される予定(詳しくは0240ー23ー5551までお問合せください)。昨年から今年初めにかけてとみおかアーカイブミュージアムで「かえる愛」をテーマに写真展を行った矢内さん。今回は写真集『かえるふくしま』に掲載した写真をご覧いただけます。写真絵本やポストカードの販売もあります。ぜひ川内村に足をお運びください。

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2022年、世界の名作童話のカエルたちが日本にやってきた! 

今年は世界的に有名な童話や絵本のカエルのキャラクターたちがこぞって来日(⁈)し、展覧会などが開催されました。出版120周年記念ということでさまざまな企画が行われているのはイギリスのビアトリクス・ポターの絵本『ピーターラビット』シリーズで、富士本栖湖リゾートにオープンした「ピーターラビット™イングリッシュガーデン」ではカエルのジェレミー・フィッシャーがカエル好きの訪れを待っています。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/vikki/2022/04/index.html

アメリカの絵本に登場するカエルといえば、アーノルド・ローベルの『がまくんとかえるくん』。こちらはシリーズ誕生50周年記念の展覧会が現在いわき市立美術館で開催中(10月23日まで)です。『がまくんとかえるくん』の原画やスケッチなど約200点が日本初公開されています。また、イギリスのルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』には"へんてこりんなカエル"が登場しますが、まさに「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」と題された展覧会が森アーツセンターギャラリーで開催されていて、アリスの世界をアートとして堪能することができます(10月10日まで)。

■「アーノルド・ローベル」展

http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1652411627039/index.html

■特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー

https://alice.exhibit.jp/

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100年カエル館蔵の「がまくんとかえるくん」の人形と『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル作 ジョン・テニエル画)のオルゴール(※紹介したイベントに展示されているものではありません。)

以前カエ~ル大学に参加してくださったN.Y.さんからの情報によりますと、8月下旬に新宿小田急百貨店で開催された「英国展」では、ケネス・グレアムの童話『たのしい川べ』に登場するヒキガエル氏のグッズ(宝箱とネックレス)が販売されていたそうです。

アクアマリンいなわしろカワセミ水族館で開催中の同館と100年カエル館のコラボ企画「カエル」は、まもなく前期展示が終了します(10月2日まで)。お子さんと一緒にご家族で楽しんでいただこうと、同展示ではカエルのジェレミー・フィッシャーとヒキガエル氏をテーマにした展示ケースも設けています。

10月5日からは後期展示「カエルグッズを楽しむ生活とカエル文化」が始まります(11月27日まで)。こちらにもぜひ足をお運びいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

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企画展「カエル」前期展示風景

アクアマリンいなわしろカワセミ水族館

https://www.aquamarine.or.jp/kawasemi/

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※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

 

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「喜多方発21世紀シアター」と林家正楽師匠と紙切りのカエル

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さまざまなジャンルのアートが世界的な盛り上りを見せる21世紀。100年カエル館のある福島県喜多方市では、秋には「アートぶらり~」という美術や工芸を中心にしたものづくりのイベントが行われていますが、毎年8月にはステージアートのフェスティバル「喜多方発21世紀シアター」が開催されています。

100年カエル館はカエルをテーマにしたものを展示するミュージアムとして「アートぶらり~」には参加したことがあります。「喜多方発21世紀シアター」については、ひょんなことから、今回とても身近に感じる出来事がありました。

6日土曜日、磐越西線は今回の大雨で運休の可能性もあったのですが、郡山から喜多方までは運行していました。その磐越西線の電車に偶然同乗されていてお見かけしたのは紙切り芸で知られる林家正楽師匠でした。師匠は初代の紙切り正楽の菩提寺が東京・足立区の善立寺ということで、そこで毎年開催される「善立寺寄席」で紙切り芸を披露されています。

私たちは善立寺内に「100年カエル館東京ギャラリー」を設置させていただき、年に2回のカエ~ル大学の講座も実施いたしました。10年以上前のことになりますが、そのご縁で師匠に「カエル」を切っていただきカエルタイムズの1面にも掲載いたしました。会津若松駅に降りたところでご挨拶させていただきました。よもや目的地が喜多方で、「喜多方発21世紀シアター」の「喜多方寄席」出演だとは思いませんでした。

「喜多方発21世紀シアター」は、2013年から始まったフェスティバルですが、そのサイトでアーカイブを見ると師匠は初回から毎年出演されていて、コロナの感染拡大後は、今回3年ぶりの出演のために磐越西線に乗っておられたのだと初めて知りました。

8月5日から始まった2022 年の「喜多方発21世紀シアター」は明日が「楽日」です。

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[かえるのきもち」矢内靖史写真展開催中(2020年9/27まで)

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写真家矢内靖史さんの写真展「かえるのきもち」が福島県伊達市にある「りょうぜんこどもの村 遊びと学びのミュージアム」で9/27まで開催中です。

りょうぜんこどもの村は福島県自然公園「霊山(りょうぜん)」の南麓に位置する、自然をそのまま生かした環境で子どもがのびのびと遊び学べる施設です。霊峰霊山のふところ深くに抱かれた園内では四季折々の自然を楽しむことができ、最近その人工池でモリアオガエルの産卵が見られるようになったそうです。福島県内のモリアオガエルは奥羽山系と阿武隈山系の2タイプに分かれますが、そのうちの阿武隈山系のタイプが自然に分布を広げているようです。

私たち100年カエル館は、これまで東京・新宿で2回、「かえるふくしま」をテーマにする矢内さんの作品を展示するイベントを企画させていただいたことがあります。その表情豊かなカエルたちが、今回はふるさと福島の自然豊かな場所の会場に展示され、周辺の自然に生息するカエルたちの「かえるのきもち」を感じながら鑑賞できる写真展です。

8/23(日)には、ワークショップ「かえるとあそぼう」午前10:30~12:00(事前電話予約制)が行われ、午後からは矢内さんによる写真解説もあります。

「かえるのきもち」矢内靖史写真展

会場 りょうぜんこどもの村 遊びと学びのミュージアム

会期 2020年7/23(木・祝)~9/27(日) 休館 8/26、9/2、9、16、23

時間 9:00~16:00(12:00~13:00は館内消毒のため閉館)

入園料 こども200円 おとな500円

お問い合わせ りょうぜんこどもの村 〒960-0807福島県伊達市霊山町石田字宝司沢9-1 TEL.024-589-2211 

http://kodomo-ryozen.org

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<関連サイト>

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カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.htm

 

 

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渡辺弥七さんの「蛙文字展」が開催されます。

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 福島県の三春町、全国的に知られる滝桜の近くにアトリエ「蛙さんの家」を構え、独自に生み出した「蛙文字」を50年も書き続けている渡辺弥七さん。絵であり、文字である渡辺さんの「蛙文字」。鑑賞者が「遠近法」を駆使し、近づいて見ると蛙の姿が見え、離れて見ると意味を伝える文字になる面白さは、カエルが地球に姿を現し、エジプトのヒエログリフや日本の弥生時代の銅鐸に刻まれて以来の、カエル文化史的大発明といえるのではないかと思っています。

 渡辺さんから「蛙文字展」の案内をいただきました。野外のカエルはそろそろ冬眠に向かう令和元年秋。「蛙文字」を書き続けた渡辺さんとさまざまなポーズで文字をつくる蛙たちとの、楽しいひとときを過ごしにいらっしゃいませんか。

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(写真 Find!三春より)

渡辺弥七 蛙文字展

会期:令和元年11月12(火)~14日(木)

   12日 13:00~20:00

   13日  9:00~20:00

   14日  9:00~16:00

会場:三春交流館まほら「ホワイエ」

   〒963-7759 福島県田村郡三春町字大町191

   TEL.0247-62-3837

 

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いわき市といえばカエル、この夏も賑わってます。

全国にカエルをテーマにした施設やお店が誕生している昨今。蛙の詩人、草野心平の出身地ということでカエルとかかわりの深いまち、いわきでは今年、新しいカエルスポット「カエルかえるカフェ」がオープンして話題になっています。そして、いわき市で今月27日まで個展を開催しているのは、カエルを描いた作品も多い福島市出身の銅版画家、三浦麻梨乃さん。同展のテーマにもなっている、新作「心の花がひらく時」のDMが届きました。

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三浦麻梨乃 銅版画展 ー心の花がひらく時ー

会場 アートスペース泉 

   〒971-8185 福島県いわき市泉町2-12-7 

   TEL.0246-56-9101 FAX.0246-56-9123

会期 2019年 8/18(日)~27(火)

 

   

 

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久保修作品展「紙のジャポニスム」、蛙がいるかもしれない蓮の池も

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「紙のジャポニスム」をテーマに作品展を行っている切り絵画家の久保修さんから送っていただいたDMの絵に描かれた蓮の花。小暑の一時「蓮始開(はすはじめてひらく)」と題した作品です。カエルは描かれていませんが、きっとどこかにひそんでいるような……。本日7月10日から16日まで伊勢丹新宿店でご鑑賞いただけます。蓮の開花は夏の朝早く、昼ぐらいには閉じてしまうそうです。切り絵で表現された短くも美しい蓮の花の姿、その清々しい夏のひとときを味わいにぜひ会場にお出かけください。

久保修作品展「紙のジャポニスム」~愛でる旬の彩り~

会場 伊勢丹新宿店本館6階 アートギャラリー

会期 2019年7月10(水)~16日(火)

(10:00~20:00 最終日6時終了)

 

 

 

 

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■結城美栄子作品展とフジモト芽子作品展のご案内、そして二人をつなぐカエルとは

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 100年カエル館の展示では、陶芸家の結城美栄子さんのカエル「キングフロッグ」やアーティストのフジモト芽子さんが描いたドローイングにカエルが描かれた絵など、現在ご活躍中のクリエイターによる「カエル」もご覧いただいています。
 結城さんには、「カエルタイムズ」でも取材させていただいたことがあります。それ以前に女優さんとして多くの映画やドラマに出演されていたそのお名前を知らないはずはありません。喜多方にご縁があるというお話も伺ったことがあるので、現在、陶芸家としても活躍されている結城さんが「カエル」も造られていると知ったときはとても光栄に思えました。
 フジモト芽子さんとは、お父様で作家の故藤本義一さんにカエル以外ですがご寄稿・ご講演をお願いするなど仕事でお世話になりました。また、藤本先生がある雑誌に掲載されたエッセイに、私たち家族のカエルのモノのコレクションや私たちの活動について「未来コレクター」と評してくださったことは今も励みになっています。
 結城美栄子さんとフジモト芽子さんお二人の接点を伺ったことはないのですが、藤本先生は脚本も書かれていたので、結城さんとはドラマや映画という世界のつながりを感じます。
 今月(2018年11月)、結城さんもフジモトさんも作品展を開催されるということでご案内をいただきました。
<結城美栄子展 音色>
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会期 2018年11月2日(金)~11日(日) 11:00-19:00 水曜定休 ※11/7(水)はお休み

会場 サボア・ヴィーブル/東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階                                                    お問い合わせ TEL.03-3585-7365  www.savoir-vivre.co.jp

※画像1点めは、結城美栄子さんの作品集「賢治ワールド」(平凡社出版)より、「カイロ団長」をイメージして制作された作品です。

<フジモト芽子作品展 夜明けの夢>
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会期 2018年11月7日(水)~13日(火) 10:00-20:00 ※最終日は17時で閉場
会場 あべのハルカス近鉄本店 タワー館 11階 アートギャラリー
お問い合わせ TEL.06-6624-1111
 
今回のお二人のDMの画像を見比べるだけでも響き合う印象を覚えました。私の知る限り、お二人の世界をつなぐのは宮沢賢治かもしれません。結城さんの作品には「カイロ団長」、フジモトさんの作品には「カエルとゴム靴」と、カエルが登場する賢治の童話をテーマに制作された作品があります。
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※この絵はフジモトさんが2015年に発表した作品で、現在、「マイコフ―mycof-『日曜日の音~The sound of Sundays~』」というタイトルで発売されています。

<100年カエル館&カエ~ル大学情報>

※2018年の100年カエル館(福島県喜多方市)の開館は終了いたしました。ご来館いただき誠にありがとうございました。

※現在、カエ~ル大学は2018年の会員(学生)を募集しておりますので、ご希望の方は100年カエル館サイトからお申し込みください。

※カエ~ル大学講座は会員(学生)以外は各講座500円で聴講いただけます。

<第4回2018年カエ~ル大学講座>

テーマ : 「絵本の中に棲息するカエルたち」

 日時  : 11月17日(土) 午後2時~ 

場所  : 足立善立寺

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッ

セイで時代をふりかえるサイトです。

「The 100-year frog collection museum」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/froggy_museum/ ※英文のサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※「カエルタイムズ」1号から10号の内容を収載した『カエラーたちのつぶやき』は100年カエル館HPから応募フォームでご購入いただけます。

価格 1512円(税込・送料無料)

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※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

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■「石野善浩展~月と蛙と黄色の帽子と~」とがま仙人

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  100年カエル館のコレクションには、3本足のガマガエルとともに表現される蝦蟇仙人(がませんにん)の木彫、陶芸、ガラス製品、絵画などがあります。その中には、寄贈いただいた明治・大正・昭和を生きた小澤一蛙さんが集めた土物の蝦蟇仙人もあります。そして、今年は本館の特別展として、生物学の研究者でカエルのモノのコレクターでもあった故岩澤久彰先生のコレクション展を開催しましたが、やはり蝦蟇仙人へのこだわりが感じられ、掛軸や根付を展示いたしました。
 長く新潟大学で教鞭をとられた岩澤先生と蝦蟇仙人の関係を考える上では、先生が上越市出身であることに注目して展示の解説を書きました。新潟県の南西部の上越地方には、古くから山岳信仰で知られる妙高山があり蝦蟇仙人との接点もあります。たとえば、江戸末期の浮世絵師、歌川芳艶(うたがわよしつや)の絵に、「自来也妙高山の図」があり、「越後国頸城郡高田妙高山(えちごのくにくびきぐんたかだみょうこうざん)」で自来也の蝦蟇と黒姫夜叉五郎の蛇が戦っている様子が描かれる中に、蝦蟇仙人の姿もあります。
  蝦蟇仙人は、カエルに関する文化に興味のある人には身近な存在かもしれませんが、日本で一般に知られている仙人ではないかもしれません。でも、今世紀に入ってから催されることの多くなった、幕末以降海外に流出していた江戸絵画の里帰り展などでは、展示されることの多い画題ということもできます。11月11日まで開催している「横山崋山展」(東京ステーションギャラリー)では、江戸後期の京都の絵師横山崋山とこの絵師が傾倒した曾我蕭白それぞれの「蝦蟇仙人図」を見ることができます。
 江戸時代にはなぜ蝦蟇仙人が数多く描かれていたのか。元々中国の仙人として語られる蝦蟇仙人とは何者なのか。想像すると興味が尽きません。
 そして、ここで紹介した絵は、カエルの絵を描き続けている現代の画家、石野善浩さんの作品「黄色の帽子と僕の友だち」です。いただいたメッセージによると、「がま仙人にインスパイアされて人物画も描き始めました」と。そういえば、蝦蟇仙人の置物には童子として表現されているものもあり、現代の日本に降臨するとこんなイメージになるかもしれないとすっと心に落ちました。
 石野さんの3年ぶりの個展「石野善浩展~月と蛙と黄色の帽子と~」が、ギャラリールネッサンススクエア(姫路市)で開催されます。会場で蝦蟇仙人に出会えるかもしれません。
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こちらは石野さんが蕭白の蝦蟇仙人にインスパイアされて描いたという絵です。江戸時代が終わって150年。一旦は途切れた江戸絵画の系譜が再び動き出すようで、ワクワクします。

  

<「石野善浩展」~月と蛙と黄色の帽子と~>
 
会場 ルネッサンススクエア/〒670-0940 姫路市三左衛門堀西の町205-2 ㈱パナホーム兵庫1 
会期 2018年11月3日(土)~11月18日(日) 午前10時~午後6時(水曜休館)
お問い合わせ TEL.079-224-8772 FAX.079-224-8757 www.ph-hyogo.com/gallery/

<100年カエル館&カエ~ル大学情報>

※2018年の100年カエル館(福島県喜多方市)の開館は終了いたしました。ご来館いただき誠にありがとうございました。

※現在、カエ~ル大学は2018年の会員(学生)を募集しておりますので、ご希望の方は100年カエル館サイトからお申し込みください。

※カエ~ル大学講座は会員(学生)以外は各講座500円で聴講いただけます。

<第4回2018年カエ~ル大学講座>

テーマ : 「絵本の中に棲息するカエルたち」

 日時  : 11月17日(土) 午後2時~ 

場所  : 足立善立寺

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッ

セイで時代をふりかえるサイトです。

「The 100-year frog collection museum」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/froggy_museum/ ※英文のサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

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