カエルの詩人草野心平の記念文学館で開催される「古関裕而展」
地方紙を広げると各地で行われるお祭りの話題が飛び込んできます。福島民友新聞(2024年7月14日)には、前日の13日に川内村で「第59回天山祭り」が開催された記事が掲載されていました。天山祭りは福島県いわき市出身のカエルの詩人、草野心平が名誉村民の褒賞として建てられた「天山文庫」の文庫開きを記念して始まった祭り。心平が蛙の言葉で書いた詩「ごびらっふの独白」の心平本人による音声が流れ、朗読や郷土芸能「川内甚句」の披露など、文学的香りの高いお祭りだったようです。
草野心平は各地にある学校の校歌の作詞も数多く手がけていて、100年カエル館のある喜多方では喜多方第一中学校の校歌の作詞をしています。一方、同館館長・副館長の出身校である喜多方第二中学校の校歌は作詞が野村俊夫、作曲が古関裕而で、共に福島市出身で幼なじみだった二人の友情は2020年にNHKの連ドラ「エール」でも描かれました。
そして、草野心平(1903ー1988)と古関裕而(1909ー1989)。二人にも生前の交流があり、今年のいわき市立草野心平記念文学館では7月13日(土)から9月23日(月・休)まで「古関裕而展ー裕而と金子の往復書簡ー」が開催されています。間もなくパリ五輪が始まりますが、「オリンピック・マーチ」といえば古関先生。ドラマ「エール」でも描かれた、その作曲家人生を支えた妻金子さんとの夫婦愛を若き日に交わした書簡を通して感じることができる展示イベントです。
※写真は100年カエル館の「音楽家のカエル」に展示中の土鈴のカエル。「裕而と金子」をイメージして撮影しました。
※イベントの詳細は下記URLよりご覧ください。
http://www.k-shimpei.jp/exhibition.html#summerevent
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「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru
※「コトバデフリカエル」でも4月からの「カエルアートマン×20」展について記事をアップしています
※2024年の7月以降の100年カエル館の開館日は以下の通りです。
■7月13日(土)~21日(日)
■8月10日(土)~12日(月)
※9月は、100年カエル館は休館となりますが、9月4日(水)~10日(火)に京都で特別企画 「柴田まさるスケッチ画~日本のカエルがHENSHIN「カエルアートマン×20」展(京都編)を開催予定です。
■10月6日(日)~14日(月)
※10月5日(土)にカエ~ル大学登校日イベントを 開催いたします。
■11月2日(土)~10日(日)
・開館時間:13:00~16:30
・入館料:大人 500 円(小中高生 100 円)
・開館中の休館日はございません。
・特別企画展は入館料でご覧いただけます。
<100年カエル館&カエ~ル大学登校日イベント>
カエルの色変化(IRO-HENGE)
登校日(開催日時):2024年10月5日(土) 13:00~
講師:三浦郁夫(広島大学両生類研究センター教授)
会場:喜多方プラザ文化センター2F 小会議室
〒966-0094福島県喜多方市字押切2-1 TEL.0241-24-4611
定員:50名(申し込み制)受講料:無料
主催:100年カエル&カエ~ル大学
※講座終了後は100年カエル館見学。「カエルアートマン×20展」と常設展(約2300点のカエルグッズ)をご覧いただけます(希望者・入館料500円)。
<お申込みについて>
E-mailもしくはお電話でお申し込みください。
(お名前を明記の上お申込みください)
■TEL.048-838-7360(ケーアンドケー内)
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