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■『かえるふくしま』(矢内靖史著)と写真展「かえるふくしま」

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昨年(2015年)、このブログでも紹介させていただいた福島民友新聞社の報道カメラマンで、福島県に棲息するカエルの写真を数多く撮影している矢内靖史さん。今年は2月にポプラ社から『かえるふくしま』というタイトルの写真絵本を出版しました。

カエルは、夏目漱石が「大方は同じ顔なる蛙かな」と詠んだように、みんな似ているように見えることがあります。しかし、その顔をいろんな角度から見つめると、「笑っているように見えたり、おこっているように見えたり、なにか考えごとをしているように見えたりもする」(本書より)。カエルが意識して表情をつくっているわけではないのに、人間の目にはそう見えてしまう。それはカメラマンの矢内さんにシャッターを切らせる、カエルの大きな魅力のひとつかもしれません。

そして、身軽にどこにでもよじ登るアマガエルなら、植物の茎の上も、近くに人の足音が聞こえそうな路上も、ブルーの土嚢(どのう)の上も、気ままにのって佇む。こんなところにカエルのもうひとつの大きな魅力があります。野外のどんなシーンも自分のものにして、人間に暗黙のメッセージを発信しているように見えることです。

福島のカエルはいまどんな思いで、何を語りたがっているのでしょうか。

写真絵本『かえるふくしま』は、信頼する一人の報道カメラマンの前でカエルが語った、終わりのない物語であり、受け手がそれぞれの目で読み解く絵本といえるかもしれません。

矢内さんはこの出版に合わせて3月2日から15日まで、仙台で写真展を開催します。ぜひ足をお運びください。

写真展「かえるふくしま」

会場 : ニコンプラザ仙台 フォトギャラリー

            宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AERビル29F       

日時 : 2016年3月2日(水)~3月15日(火) 午前9時30分~午後6時(日曜休館、最終日は午後3時まで)

お問い合わせ 022-715-1490

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

 

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