映画・テレビ

カエルの画像がシンボリックに現れるドラマ「フリンジ」

Fringe

映画『M:i:Ⅲ』や『スター・トレック』の監督で知られるJ.J.エイブラムス。TVドラマではプロデュース作品「エイリアス」があり、ヒロインが二重スパイという立場でスリリングなアクションと駆け引きを行い、女性の強さがここまで求められるのかと認識レベルを何段階も切り替えなければならないほど強烈なドラマだった。

そのJ.J.エイブラムスが企画・製作総指揮するドラマで、日本でもいまSuperdramaTVで見ることができる作品が「フリンジ」である。公式サイトによると、タイトルの「フリンジ」は、英語の“Fringe science”(「非主流科学」「擬似科学」)に由来しているという。たとえば、サイコキネシス、テレポーテーション、幽体離脱、予知、透明人間、死者の蘇生など、科学・非科学どちらともつかないすれすれの現象を扱っている。ケロロ軍曹が居候している日向家の長男冬樹くんが興味をもちそうな題材である。

さて、このドラマには画像のカエルを含め、指が6本ある手のひら、リンゴの断面、タツノオトシゴ、葉っぱ、蝶、花などが謎のシンボルとして映し出されることがある。このヤドクガエルのようなカエルの背中にも文字が浮かんでいるが、いずれもシンボリックな意味が隠されているらしい。

また、ファンによると、カエルはヒロインのオリヴィア・ダナム(アナ・トーヴ)を象徴するという推測も。カエルが水中と陸上の両方で生息できるように、彼女は2つのパラレル・ユニバースで生きられるからだという。カエルは意識と無意識をつなぐ存在という、ユング心理学にもつながる考え方かもしれない。

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ガマ王子と「パコと魔法の絵本」

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昨日「日本映画専門チャンネル」で中島哲也監督の「パコと魔法の絵本」(2008年公開)を見た。ガマ王子と呼ばれるカエルが、まさにトリックスター的に暴れまわる映画で、実写とCGを巧みに融合したファンタジックな仕掛け満載の映画だ。だからといって、楽しく笑って見られる作品ではない。全体の印象は、人間の「せつなさ」を詰め込んだ宝箱かおもちゃ箱、それをひっくり返したような映画といってもいい。

ところで、この「せつなさ」とは一体何だろうと思うときがある。わき目も振らず走っているときは抱かない感情。自己を「ふりかえる」精神状況といえるかもしれない。そうして「せつなさ」に浸ることで新しい何かが見えてくることもある。この「カエル映画」を見てそんなことを考えた。11月27日、12月2日、9日にまたオンエアされるので、ご興味のある方はぜひ。 ※同作品の原作は「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」という舞台脚本。画像はその小説本。

ふりかえるといえば、昨日は落語家の立川談志さんが亡くなられて、テレビに残っている生前の姿がたくさん映し出された。すると高座も含めたその語りからカエルが飛び出すことに気づいた。ご存知「がまの油」、そして「まんじゅう怖い」の話にもカエルについてふれるところがあり、「徹子の部屋」に出演して話しているときにもカエルが口をついて出ていた。さらに、生前をよく知る人として登場したのが、元落語協会会長の鈴々舎馬風(れいれいしゃばふう)さん。この方は昔、柳家かゑると称していたことがあった。カエルは身近な存在だったかもしれない。ご冥福をお祈りします。

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ドラマ「カレ、夫、男友達」とカエル

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先々週から始まったNHKのドラマ「カレ、夫、男友達」(2011年11月11日火曜日から)は、ある種の女性たちにとても共感をもたれるドラマだと思う。三姉妹が登場するが、いずれも自分の生き方に頑なである。そんなに頑なだといわゆる“幸せ”が遠のいてしまいそうなのだが、それでもその生き方しかできない女性たち。原作は作家江國香織さんの小説『思いわずらうことなく愉しく生きよ』。江國さんファンの女性が多いことを考えると、その「ある種の女性たち」はとても増えているのだろう。さて、どうしてこのドラマをここで紹介したかというと、女優の夏帆さん演じる三女の犬山育子は、大学院で動物行動学を研究していて一人暮らしの部屋でカエルを飼っているから。カエルと今どきの若い女性のいわば無頼を志向する心理に共通するものがあるかどうか、ちょっと愉しみである。無頼といってもイメージはオシャレなので、ここでも麻子、治子、育子の3人の女性にエールを送るつもりでピュアで美しく、そして強いクリスタルのカエルを写してみた。

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映画「そのカエル、最凶につき」の主演ケイン・トード

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世界中で絶滅の危機に追い込まれるカエルが増えている一方で、局地的にみると異常繁殖しているカエルもいるようだ。オーストラリアで問題になっているのがオオヒキガエル、CANE TOAD(ケイン・トード)の増殖。

 ケイン・トードに関してはカエルタイムズ3号(2005年8月発行)で、当時、両生類の研究機関のスタッフとして仕事をしていたリディアさんの活動について紹介したときに、実はふれていた。リディアさんはケイン・トードがおかれている悲惨な現状を訴えていた。彼女は愛犬の散歩の途中、ヘッドホーンから聞こえるラジオのトークでヒキガエルをテニスのマシーンに入れボールの代わりに使用するという、ホントともジョークともつかない話に愕然とする。そしてケイン・トードが醜く、役に立たないからと過激な方法で処分する人々がいることを嘆いていた。

 その時はあまり現実感をもてなかったのだが、先月、NHKBSの「世界ドキュメンタリー選」の「繁殖カエル ケイン・トード」を見てその実態を知った。ケイン・トードは、1935年にサトウキビ畑の害虫駆除のためにハワイからオーストラリアに持ち込まれた。しかし、そのジャンプ力ではサトウキビの上の方にいる害虫を食べることができず、結局、もくろみは失敗に終わった。それだけならしかたないが、今度はケイン・トード自体が異常に増え始め、オーストラリア東部のクィーンズランドを中心にその駆除のために大騒動になっているようなのだった。

 そして、今週終了した東京国際映画際ではそのケイン・トードが主演の作品を見ることができた。タイトルは「そのカエル、最凶につき」。NHKのドキュメンタリーを見たばかりだったので、“カエル好き”には辛い映画かなあと恐る恐る見に行ったが、素晴らしい映画だった。原題の「CANE TOADS THE CONQUEST(征服者、ケイン・トード)」が示すとおり、人間がヒキガエルを操作しようとしたのに、結局、ヒキガエルに操作されている人間の愚行をユーモアと哀愁をもって描いている。

 監督は、これまでも自然を扱ったドキュメンタリーにコミカルな味つけをして独自のジャンルを築いているマーク・ルイス。彼の作風に願ってもない容姿、キャラクター、そして生きざまをもっていたのがケイン・トードだったのかもしれない。この映画を見た日に、監督に直接お願いし送られてきた3枚の写真のうちの1枚が上の写真である。現在、編集に取りかかったカエルタイムズ13号でも詳しく紹介しようと思っているのでお楽しみに。

 オーストラリアで現実に起きているケイン・トード騒動に関しては、日本でも深刻な外来種の持ち込みの問題としてみんなで考えていかなければならないことだろう。その視点を取り戻すためにも、まずはこの映画を機会があったらぜひご覧いただきたい。

 

 

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バラエティ番組「方言彼女。」に『蛙辞林』が登場するかも・・・。

 この1~2ヶ月の間に2回ほどテレビで紹介された「カエルタイムズ」。いずれも吉祥寺にあるカエルグッズのお店Caveさんが取材され、そこで販売していただいている本紙も話題にしてもらえたのだ。そして近々、今度は『蛙辞林』がバラエティ番組のなかで見られるかもしれないのでご案内します。やはりCaveの石坂店長から連絡をいただき、「バラエティ番組のロケがあって、『蛙辞林』を読みながらデートをするというシーンを撮影していった」とのこと。番組名は「方言彼女。」。東京での放送はないようですが、以下の地域、日時で  ご覧いただけるようでしたら、ぜひ、Check it out、見てケロ。

 テレビ埼玉 11月8日(月) 22:15~22:30 

 千葉テレビ 11月13日(土) 22:15~22:30 

 TVKテレビ神奈川 11月8日(月) 25:00~25:15 

 三重テレビ 11月7日(日) 18:30~18:45 

 KBS京都 11月12日(金) 24:15~24:30 

サンテレビ 11月12日(金) 22:30~22:45

 

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お笑い番組と三足のガエル、そしてカエルタイムズ

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 テレビを見ていてもひょんなところで「カエル」を発見して歓喜することがある。最近はフジテレビの毎週水曜日深夜に放送している志村けんさんのお笑い番組「志村軒」を見ていてそんなことが・・・。この番組は、志村けんさんが店主を演じるラーメン店を舞台にコントが繰り広げられるが、窓辺にこけし、そして招き猫と、民芸品や縁起物が並ぶなかにカエルの置物もあった。それが一般的にも知られている信楽焼のカエルならあまり驚かないが、中国の三足のカエルの置物(画像は100年カエル館のコレクションの一部だが、一番後ろの列の左の方で正面を向いているカエルと同種のカエル)だったので、制作スタッフの方のなかになかなかのカエル好きがいるのではないかと思った。

 昨日は、日曜日のお昼に日本テレビで放送されているバラエティ番組「スクール革命」で、「カエルタイムズ」も紹介された。住みたい街人気ナンバー1の吉祥寺について、いま大ブレイク中のお笑いコンビ、ピースがその魅力を取材する企画で、“吉祥寺でカエルといったらこのお店”CAVEに二人が立ち寄った。そして吉祥寺に住みこの地を愛して止まないという"又吉くん"が手に取ってくれたのが「カエルタイムズ」。紙面のなかでも京都本能寺の広告に目が留まり、私たちが同寺から許可を得て「カエルは本能寺にあり」と付けたキャッチコピーに反応してくれた。「敵にしちゃってどうするんですかね。」という鋭いツッコミも。「まあ、本能寺には広告に載せた写真のような、信長ゆかりのカエルの香炉(やはり三足のカエル)があるよということで軽く流していただきたく・・・」。

 その夜、ピースのお二人が「おしゃれ」(日本テレビ)に出演しているのを見たが、又吉さんは本当に普段、吉祥寺を鬱屈とした明治の文豪のような格好で歩いているようだった。そして、その部屋を見るとなかなかの読書家のようだ。ところで、プロフィールを調べると又吉さんの誕生日は6月2日だった。これは織田信長と同じ。「敵にしてどうする?」は信長様の言葉だったのかと改めて驚いた。

 

 

 

   

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