「月蛙展 蛙山水Ⅱ 2005~2023 」カエルにフォーカスすると見えてくるものとは
月蛙(つきがえる)さんから個展の案内が届きました。今月10日から始まる「月蛙展 蛙山水Ⅱ2005~2023」では月蛙さんがカエルと出会って、カエルをテーマに描くようになってから現在までに描いた作品の数々が展示されるそうです。
月蛙さんが“蛙画業”に専念し始めたのが2005年。私たち姉妹が100年カエル館を2004年に立ち上げて「カエルタイムズ」という新聞を創刊したのが2005年で、同紙で取材させていただいたことを思い出します。「小さき者」と題された眼力のあるアマガエルの絵は今も変わらず何かを睨みつけているようです。
100年カエル館ではカエルだけを描き続けた柴田まさるさんの絵を紹介する展示イベントなどを活動のひとつとして行っていることもあり、月蛙さんや柴田さんのようにカエルにフォーカスして描き続ける思いの強さに圧倒されることがあります。そして変わらずにカエルを描き続けているなかに確実に変わっている何かを感じることもあります。
DMに掲載されている作品「小さき者 2023」にはカエルの上に日本が生んだピクトグラムの非常口マークが散りばめられています。作者ご本人にその意図を伺ってはいいないのですが、カエルが何かを象徴的に伝えようとコンセプチュアルアート化したのでしょうか。今度聞いてみたいです。
月蛙展 蛙山水Ⅱ 2005~2023
会期 2024年2月10日(土)~2月25日(日) 10:00~17:00 水曜休館
会場 ルネッサンススクエア 姫路市三左衛門堀西の町205‐2 ㈱パナホーム兵庫1F
TEL.079-224-8772 FAX.079‐224‐8757
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