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2023年10月

十和田の蔦温泉のカエルの灰皿/100年カエル館展示より

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100年カエル館に展示している「蔦温泉(つたおんせん)」という名前の入った陶製の親子のガマの灰皿。蔦温泉は、青森県十和田の八幡平国立公園の自然の中にある温泉旅館です。平安末期にはすでに湯治小屋があったという古い歴史があります。20世紀初頭には湯治場から温泉旅館になり、明治・大正に活躍した文筆家大町桂月(1869‐1925)がここに投宿して紀行文などを発表したことから人気が高まりました。その後昭和から現在に至るまでの文化人にも愛され続けてきた名湯です。

このガマの灰皿は1990年代に私たちの両親が購入してきたものです。蔦温泉旅館に伺ったところ昭和35年頃から営業していた売店で販売していたもののようですが、その売店は5年以上前に閉店したそうです。

100年カエル館には長く蒐集してきたなかで、30年以上前に作られ今は生産されていないカエルグッズもあります。ヴィンテージのカエルグッズといえるかもしれません。

◎100年カエル館の11月開館は11月4日(土)から14日(火)までです。ご来館をお待ちいたしております。

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「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

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イギリスの雨の日に出会えそうなカエル/100年カエル館展示より

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今年再開した100年カエル館の洋室展示室は、大きくは「ファンタジックな世界のカエル」をテーマにいくつかのカテゴリーのカエルグッズを展示しています。国別では主に欧米の国々で作られたカエルグッズのコーナーを設けています。ファンタジーを「空想」や「幻想」、「超自然」という捉え方をすれば日本的なファンタジーの世界もありますが、ここではカエルグッズを集めて来て、ある時期から欧米のカエルグッズと出合ったときに「なんてファンタジックな世界の住人なのだろう」と感じたままに展示しています。

ヨーロッパの中でも特に、ファンタジーの世界から飛び出して来たようなカエルグッズに出会えるのはイギリスかもしれません。イギリスからは日本人の私たちにもなじみ深いカエルのキャラクターたちが生まれています。そしてイギリスといえば雨が多いイメージ。レインファッションにもこだわりがありそう。こんなカエルがひょっこり現れても不思議はないのでしょう。

◎100年カエル館の11月開館は11月4日(土)から14日(火)までです。ご来館をお待ちいたしております。

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陶製のアート作品の鳴のうを膨らますカエル/100年カエル館展示より

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100年カエル館には、自然を反映したカエルグッズの展示コーナーがあります。ここには擬人化や抽象化されたものではなく、野外の自然の中で出合う可能性のあるリアルな造形のカエルたちを展示しています。

生物のカエルについて詳しく紹介しているわけではありませんが、カエルグッズになるほど人気のある世界のカエルや日本のカエルの種の特徴を表現したものや、オタマジャクシからカエルになるまでのプロセスが感じられるもの、カエルの自然の中での生活がわかるものなどを展示しております。

このカエルは作者不明ですがアート作品のカエルで、沼地を表現したような台の部分は長さ30㎝ほどあります。繁殖シーズンにオスが鳴き袋を膨らませて鳴いているところなのでしょう。メスにアピールするために自らの大きさを誇っているかのようです。水の中から頭を出しているカエルたちはメスのカエルと思われますが、中にはスキを狙って包接しようとするオスも混じっているかもしれません。

もしくは、イソップ童話にあるように、ウシの大きさを真似てお腹を膨らませているカエルと破裂しまいかと心配して見ているカエルたちかもしれませんね。

◎100年カエル館の11月開館は11月4日(土)から14日(火)までです。ご来館をお待ちいたしております。

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イタリアのネイチャー系のカエル/100年カエル館展示より

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100年カエル館では世界のカエルグッズも展示紹介しています。カエルの表現を通して大陸ごとの違いも国ごとの違いも感じることができます。イタリアのカエルグッズはカラフルで装飾性の高いものや擬人化したものも見られるなかで、これは自然の中に生息しているカエルに近い造形です。ヨーロッパの国々は生息しているカエルの種類はあまり多くなく、その中で最もポピュラーなヨーロッパアカガエルかもしれませんね。たぶんイタリアの人々にも親しまれているのでしょう。

◎100年カエル館の11月開館は11月4日(土)から14日(火)までです。ご来館をお待ちいたしております。

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矢内靖史写真展「かえるあい」が明後日(2023年10月21日)から福島県富岡町のとみおかアーカイブ・ミュージアムで始まります。

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報道カメラマンで、カエルを中心に福島の自然を撮り続けている矢内靖史さんの写真展「かえるあい」が2023年10月21日(土)から2024年2月12日(月)までとみおかアーカイブ・ミュージアム(福島県富岡町)で開催されます。

これまでカエルの写真展を福島県や東京で開催されてきた矢内さん。そのカエルへの愛があふれた写真作品が展示されます。これからの季節、福島ではカエルたちが冬眠に向かい春まで出会う機会が少なくなります。そんな「かえる恋しい」季節にふさわしい、贈り物のような写真展です。

100年カエル館は、2度ほどカエルをテーマにしたホテルイベントの企画展で矢内さんの作品を展示させていただきました。今回は12月9日(土)に行われる、矢内さんが作品を解説されるギャラリートークに、高山ビッキも加わらせていただきます。

矢内靖史写真展「かえるあい」

会期:2023年10月21日(土)~2024年2月12日(月)9:00~17:00(最終入館16:30)

会場:とみおかアーカイブ・ミュージアム

〒979‐1192福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚760‐1 [休館日]月曜日(月曜祝日の場合、翌平日)

TEL.0240-25-8644

入館無料

<ギャラリートーク>

12月9日(土) 13:00~14:30

※詳細は https://www.manamori.jp/museum/030/20231012192728.html をご覧ください。

 

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11月も100年カエル館へのご来館をお待ちしております。

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本日で100年カエル館の10月開館は終了いたしました。ご来館iいただきありがとうございました。今日の100年カエル館展示画像の1枚はマグカップやお弁当箱、水筒、トースターなど、飲食にかかわるカエルグッズです。うちカフェも、朝食やランチタイムもカエルさんと一緒なら楽しさ“マシマシ”になる方も多いのでは。冬眠の前のカエルは寒さに負けない栄養補給が大切。私たちもしっかり食べて、ぐっすり眠ることでこれからの季節を健やかに過ごしたいものです。

9月に再開した本館も、今年は11月開館を残すのみとなりました。11月は4日(土)から14日(火)まで開館いたします。ご来館をお待ちいたしております。

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山形県米沢市の名産、笹野一刀彫のカエルを展示しています。

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100年カエル館では、和室展示室のテーマを「日本文化の源流とカエル」として、あくまでも同館収蔵品のカエルを通して感じられる日本の文化ではありますがその一端を展示いたしております。

日本は木の文化の国といわれます。実際、日本の木彫りのカエルは全国各地で作られ100年カエル館にも集まっています。たとえば画像中央に見えるのは山形県米沢市の笹野という地域で作られている笹野一刀彫のカエル。今もコシアブラの木をサルキリという刃物で制作する名人、六代目戸田寒風氏の作品です。笹野一刀彫は一般には米沢藩の名君上杉鷹山に因んだタカの置物「お鷹ぽっぽ」で知られますが、こんな「蛙ぽっぽ」(「ぽっぽ」はアイヌ語で玩具を意味するようです)もありました。今は亡きカエルグッズ・コレクター、原田尚信氏から寄贈いただいたものです。

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喜多方もだいぶ寒くなりました。100年カエル館のマスコット、カエラーフレンドもぴったりサイズのカーディガンを着ています。

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100年カエル館に先輩と一緒にニーラさんがご来館くださいました。

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昨日(2023年10月13日)、仕事で大変お世話になった先輩お二人が100年カエル館にご来館くださいました。

そして数日前に「韮崎でこんな団扇をいただいたわ」と持って来てくださったのが山梨県韮崎市の公式キャラクター、Neera(ニーラ)のイラスト入りの「武田の里まつり」のためのノベルティグッズ。私たちは松本かえるまつりでニーラさんをお見かけすることがあるのですが(もちろん着ぐるみのニーラさんです)、「私たちは会津から来た100年カエル館です」とは、会津藩初代藩主保科正之公がご幼少の頃、武田信玄公のお膝元で養育された歴史を考えると、なかなかご挨拶を申し上げられない気持ちを抱いておりました。

韮崎市のホームページに紹介されているニーラさんのプロフィールを見ると、「趣味は旅」とあるので、今回、韮崎にお住まいでやはり旅好きの先輩と一緒にご来館いただいたのかもしれないと思え、信玄公の懐の深ささえ感じたしだいです。

明日(2023年10月15日)韮崎では「秋の武田の里まつり」として『武田八幡宮祭典』が開催されます。神楽殿では猿田彦命(さるたひこのみこと)の舞など神楽の奉納も予定されています。猿田彦命といえばその使い神が蛙とされているので、ニーラさんもきっと大事な役割を担っていることでしょう。

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100年カエル館のミュージアムショップコーナーについてご案内いたします。

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9月に再開した100年カエル館には福島県内外のカエル好きの方々を中心にご来館いただいています。館内では日本のカエル文化の源流をテーマにした和室展示室から欧米のカエルグッズなどファンタジックなイメージの洋室展示までさまざまなカテゴリーのカエルのモノの展示をご覧いただいております。また、洋室展示室には本館収蔵品から生まれたカエルカードや本館セレクトのカエルグッズを販売するショップコーナー(写真)も設置しています。ディスプレイをご覧になったお客様の中には「家でもやってみようかしら」と参考にしてくださる方もいらっしゃいました。

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2005年に創刊した「カエルタイムズ」は2010年の12号まで発行しましたが、特集記事など“カエル文化”の基礎知識となる内容も各号に掲載しております。館内の各展示では関連する特集記事がある場合その号数を示してミュージアムラック(写真)に取り揃えて販売しております。

(特集テーマ)

3号 秋の夜長の“月にカエル遊び”(鳥獣戯画を中心に) 

4号 コミックで、カエルタイム(『シュガシュガルーン』『ケロロ軍曹』) 

5号 小澤一蛙さんからの年賀状 

6号 ホットスポットのカエルたち 

7号 アニメの国 日本のカエルたち 

8号 出た!蛙の妖怪。

9号 カエルとワイン

10号 カエルツボカビ特集 

11号 国際カエル年報告 

12号 カエル信仰シンポジウム「蟾蜍と蛙の文化史」

創刊号から11号まで 1部100円(税込) 12号 1部300円(税込)で販売しております。

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