frog collection with you No.4 木片につかまっているカエルが語るイソップ寓話
100年カエル館のコレクションの中にもよく見られるのが、このように木片につかまっているカエルです。どちらかといえば欧米でつくられるカエルグッズに多く、そのルーツをイソップ寓話の「王様を欲しがる蛙」に求めたくなります。
「自分たちに支配者がいないことを苦にしたカエルたちが、ゼウスに王様を授けてくださいとお願いします。この愚かな願いにゼウスは池に木切れを放り込んで応えます。カエルたちはその支配者を初めは恐れるものの、木切れがぜんぜん動かないものだから軽んじて飛び乗って遊んでいるうちに、こんな愚図な王しか持てないことに不満を抱きます。そして、もっと違う支配者をとゼウスに頼んだところ、腹を立てたゼウスが送り込んだのは水蛇で、カエルたちは全員食われてしまいました」というお話。
イソップは紀元前のギリシャ周辺で活躍した寓話作家としてその寓話が世界中で語られていますが、実在した人物なのか何世代にもわたる詩人たちの総称なのかは明らかではありません。さまざまな動物が登場する寓話の中にはカエルについて語られる話もあり、また改めてカエルグッズをご覧いただきながらご紹介いたします。
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