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かえるのジェレミー・フィッシャーに会える「ピーターラビット™イングリッシュガーデン」オープン。

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ピンクの絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたような富士の裾野に咲き誇る芝桜。そんな春の風物詩が楽しめる富士本栖湖リゾートに、この4月「ピーターラビット™イングリッシュガーデン」がオープンしました。

ビアトリクス・ポターの絵本『ピーターラビット』シリーズといえば、メインのキャラクターはもちろんうさぎのピーターラビットですが、他にも愛らしい動物たちのお話がいろいろあり、カエル好きにとってはおなじみのジェレミー・フィッシャーもいます。

英国人ガーデナー、マーク・チャップマンさんによる本格的なイングリッシュガーデンを楽しめる施設で、なんとここでジェレミー・フィッシャーに会うことができるのです。

『ピーターラビット』シリーズは今年が出版120周年で、現在、作家の川上未映子さんによる新訳の出版が始まっています。「かえるのジェレミー・フィッシャーのお話」の新訳の出版は来年ということで今から楽しみです。これまでは石井桃子さんの『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』で親しんできました。そのお話の中にトリップするように、イギリスの湖水地方にあるポターさんの家を訪ねるように、日本でジェレミー・フィッシャーに会えるなんて夢のようです。

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お話の中でジェレミー・フィッシャーは、池のほとりに住んでいます。

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ジェレミーは、カエルにとっては快適な雨模様の日、晩御飯の小魚を釣りに行きます。「もし5ひきいじょう つれたら、県会議長のカメハメハ・カメ氏と イモリのアイザック・ニュートン卿をおよびしよう」と意気込んで出かけました。その釣りの様子が、絵本をリアルに再現したような冒頭の写真です。ガーデン内のこの池の辺りにいて、フォト・ポイントになっています。池のほとりでジェレミーと一緒にたたずんではいかがでしょう。

しかし、お話ではなかなか魚の釣れないジェレミーが、「ここらで、おべんとうでも たべるとしよう」と取り出したのは「チョウチョウのサンドイッチ」。ここイングリッシュガーデンではこれがカフェで食べられます。ローストビーフとチョウチョウの形のパンのプレートです。

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さて、お話の中でジェレミーは、客人をもてなす夕食のごちそうを用意するまでに大変な目に遭います。残念ながら小魚料理は出せなかったようですが、カエルならではの特別なごちそうを供しました。ぜひ絵本も読んでみてくださいね。

(写真協力 富士急行株式会社)

https://www.shibazakura.jp/english_garden/

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