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我らが「カエル愛」、受賞なるか!

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まもなく発表される「新語・流行語大賞」にノミネートされた「カエル愛」。

 思い返せば20年ほど前、それまではなぜかあまり表立って「カエルが好き」と言えなかった人が、「カエラー」と称して(歌手の安室奈美恵さんのファンがアムラーと呼ばれていた頃です)、カミングアウトし始めました。

 その頃、私たちは自分たちが企画するイベントなどで、来場者の方々に「カエラー度チェック」にトライしてもらうことがありました。たとえば、

緑のカタマリを見ると「カエルだ!」と思わず駆け寄ってしまう。

気づくと部屋の中にカエルグッズが増えていた。

旅行はカエル・スポットと決めている。

水族館にはカエルを見に行く。

ファッションにカエルの小物やアクセサリーは欠かせない。

など、カエル好きにありがちな性格や行動、関心事の項目を50以上挙げて、レ点を入れていただきました。

 2012年に私は『かえるる』(山と溪谷社)という本を出版したのですが、そのサブタイトルは「カエルLOVE111」。導入には「本書は、徹頭徹尾『かえる愛』にもとづいた本」と書きました。

 そして、2021年のオリンピックイヤーの今年、「カエル愛」が注目される功労者となったのは、ボクシングのゴールドメダリスト、入江聖奈選手でした。その発言「カエル関係の職種に就きたい」「カエルのためにも金メダルが取れてよかった」には、カエルのみならず、多くのカエル好きも我が意を得たのではないでしょうか。

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 今回、他に候補になった新語に「Z世代(1997年頃から2012年頃までに生まれた世代)」がありますが、ゲームも大好きという、現在、21歳の大学生、入江選手もZ世代。 

この世代はデジタルネイティブで、自分の世界を持ち、さらに国境を越えた人とのつながりもつくれると期待されています。

 その代表のような入江選手が、ピョーンとリープフロッグ(蛙飛び)して世界を相手に活躍したことで、どちらかと言うと、マニア的な趣味の世界から生まれた「カエル愛」を飛躍的に進化させた功績はとても大きいと思います。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/froggy_museum/

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