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2021年11月

我らが「カエル愛」、受賞なるか!

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まもなく発表される「新語・流行語大賞」にノミネートされた「カエル愛」。

 思い返せば20年ほど前、それまではなぜかあまり表立って「カエルが好き」と言えなかった人が、「カエラー」と称して(歌手の安室奈美恵さんのファンがアムラーと呼ばれていた頃です)、カミングアウトし始めました。

 その頃、私たちは自分たちが企画するイベントなどで、来場者の方々に「カエラー度チェック」にトライしてもらうことがありました。たとえば、

緑のカタマリを見ると「カエルだ!」と思わず駆け寄ってしまう。

気づくと部屋の中にカエルグッズが増えていた。

旅行はカエル・スポットと決めている。

水族館にはカエルを見に行く。

ファッションにカエルの小物やアクセサリーは欠かせない。

など、カエル好きにありがちな性格や行動、関心事の項目を50以上挙げて、レ点を入れていただきました。

 2012年に私は『かえるる』(山と溪谷社)という本を出版したのですが、そのサブタイトルは「カエルLOVE111」。導入には「本書は、徹頭徹尾『かえる愛』にもとづいた本」と書きました。

 そして、2021年のオリンピックイヤーの今年、「カエル愛」が注目される功労者となったのは、ボクシングのゴールドメダリスト、入江聖奈選手でした。その発言「カエル関係の職種に就きたい」「カエルのためにも金メダルが取れてよかった」には、カエルのみならず、多くのカエル好きも我が意を得たのではないでしょうか。

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 今回、他に候補になった新語に「Z世代(1997年頃から2012年頃までに生まれた世代)」がありますが、ゲームも大好きという、現在、21歳の大学生、入江選手もZ世代。 

この世代はデジタルネイティブで、自分の世界を持ち、さらに国境を越えた人とのつながりもつくれると期待されています。

 その代表のような入江選手が、ピョーンとリープフロッグ(蛙飛び)して世界を相手に活躍したことで、どちらかと言うと、マニア的な趣味の世界から生まれた「カエル愛」を飛躍的に進化させた功績はとても大きいと思います。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/froggy_museum/

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フジモトマイコ作品展で小さなカエルちゃんを見つけてください。

フジモトマイコ作品展が大阪の「あべのハルカス近鉄本店」で16日まで開催されています。テーマは「―私の小さな灯台ー」。切り絵コラージュやドローイングで繰り広げられるその世界は、今回もシュールなのにクスッと笑えてあたたかく、寒い季節を迎える前にぬくもりをチャージできそうです。

それにどこかに"カエルちゃん"が潜んでいるかもしれないのもカエル好きにとっては楽しみです。こっそり(⁈)おしえていただいたところ、冬眠前の(⁈)カエルを2匹見つけました。

■フジモトマイコ作「逃げられた!」

クロネコさんの体と目の動き、それをかわしたカエルちゃんの俊敏さが痛快です。

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■フジモトマイコ作「おかえり。ただいま。」

コロナで「おうちに"無事カエル"がいてくれるとホッとする」気持ちが表れています。

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フジモトマイコ展 ―私の小さな灯台ー

会期◇ 2021年11月10日(水)→ 16日(火)

(最終日は午後4時まで)

会場◇ あべのハルカス近鉄本店 タワー館11階 アートギャラリー

〒545-8545大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 

TEL.06-6624-1111

 

<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/froggy_museum/

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絵本『ガマ田先生にまかせなさい』■冬眠するカエルたちへのガマ田先生からのアドバイス

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富安 陽子・作 小笠原まき・絵(学研1997年初版)

 11月に入り、日本ではカエルたちの多くが冬眠の準備を始めている頃かもしれません。「みどり沼」のほとりで開業医を務めるガマ田ガマの介先生も冬のにおいのする頃になると、ねむたくなって「ガマ田医院」の看板をおろし、「冬みん中」と書いた札をぶら下げるそうです。

  絵本『ガマ田先生にまかせなさい』の中でのこと。この先生、「このガマ田ガマの介になおせん病気はない」が口ぐせだけあって、自他ともに認める名医のようです。でも、医者の不養生でしょうか、料理上手なガマ奥さんがつくるおいしい食事を食べ過ぎて、いささかオーバーウエイト気味。特に奥さんの得意料理、バッタ・ステーキのヘビイチゴソースとテントウムシのグラタンには目がないガマ田先生です。

 確かに、医者としての治療の腕は評判通りなので、体調の悪くなったいろいろな生きものたちが頼ってきます。卵を食べただけで発症したイタチのピィピィ病も、コウモリ宮殿に住むコウモリ大王の重症の虫歯も治療しました。恐ろしい青大将が原因で患っているヒヨドリのないしょ病は、ガマ田先生が青大将と果敢な心理戦を繰り広げることで解決したのですが、そのリベンジに患者としてやってきた青大将に今度はガマ田先生自身が丸呑みにされ、あわや・・・。でも、大丈夫。医者らしい好奇心を発揮して、みごとに撃退しました。

 カエルたちは、秋頃から寒くなって動きが鈍くなり、最低気温が5度を下回る頃になると冬眠します。でも冬眠の場所選びや準備に失敗すると、翌春を迎えられないこともあります。「冬みんまでの間に、うんとえいようをとらんといかんからね。」とは、冬眠する生きものたちへのガマ田先生の医者としてのアドバイスに聞こえました。

<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

 

 

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