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2021年5月

『ときめくカエル図鑑』が山と溪谷社の「ときめく図鑑Pokke!」シリーズで文庫化されることになりました。

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2013年に初版が刊行された拙著『ときめくカエル図鑑』(監修・桑原一司 写真・松橋利光 文・高山ビッキ 山と溪谷社刊)が、同社の文庫シリーズ「ときめく図鑑Pokke!」の1冊として6月16日から発売されることになりました。

単行本に掲載された愛らしいカエルたちが、文庫サイズになり増ページされたことで新しい水を得たカエル(!?)のごとく新たな輝きを放っています。また、昨今、カエルを含む両生類は世界的に分類や学名の変更が進んでいます。本書に紹介している87 種のカエルは約40種の学名と約20種の科名が改訂されているので今回の文庫化に伴い変更いたしました。

山と溪谷社では、今年、『ときめく図鑑Pokke!』シリーズを発売します。いずれも同社の専門ジャンルである自然図書のなかで、自然界に存在するものや自然界に生きるものにときめきを感じている立場から、対象物となっている図鑑ページを中心に、その魅力を文化やグッズ、飼い方・撮影のしかたなどのつき合い方、そして、いまその分野が注目されている理由などにも広げて紹介しています。

同シリーズのラインナップは、

●ときめくカエル図鑑(2021 年 6 月刊行)●ときめく貝殻図鑑(2021 年 6 月刊行)●ときめく鉱物図鑑(2021 年夏刊行予定) ●ときめく星空図鑑(2021 年夏刊行予定) ●ときめくコケ図鑑(2021 年夏刊行予定)●ときめくきのこ図鑑(2021 年夏刊行予定)

『ときめくカエル図鑑』は、単行本に引き続き桑原一司さんの監修のもと、世界と日本のカエルの分類や学名等の変更を反映し、内容を吟味・調整いたしました。その再編集作業を行いながら、松橋利光さんならではのカエルにときめく一瞬をとらえた写真で一種一種に向き合うことで、改めてカエルという生きものの素晴らしさを実感することができました。

カエルたちを通して日本や世界の自然について感じることのできる本書は、図鑑であり写真集であり、カエルと人との関係を伝える本でもあります。それが『ときめく図鑑Pokke!』シリーズでポータブルになり、「カエル」をいつでもどこへでも連れて行くことができるようになりました。本書を「カエル」を知るための入門書として多くの皆さんに読んでいただき、さらに広く、深くカエルに興味をもつきかっけにしていただければとてもうれしいです。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

 

 

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津幡町のカエルのその後と町の人々を守るカエル

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野外でカエルの観察をするように、街中でカエルの造形物を発見する路上観察も楽しいものです。どうしてそこにカエルが置かれているのか気になることがあります。

日本両生類研究会会長の高橋久氏から送っていただいた置物のカエルの画像。石川県津幡町の町役場で見かけたということでした。津幡町のカエルといえば、同ブログでは、以前、津幡町駅の近くに設置されていたカエルのオブジェを紹介したことがあります。http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/vikki/2013/04/post-e7d2.html

そのカエルは今どうなっていて、この町役場のカエルとはどんな関係があるのか知るべく津幡町役場に取材させていただきました。総務課の方のお話によれば、以前紹介したカエルは駅の駐輪・駐車場そばの池に造設されていたそうですが、整備事業でその池そのものがなくなりカエルもその後のゆくえは町役場としては把握していないということでした。

今回紹介している画像のカエルは、今年(令和3年)1月に津幡町の新庁舎が落成したことにともない時間外受付玄関に設置されました。実はこれまでも長く庁舎の北口玄関に置かれていたセメント製のカエルで、制作者は1999年に77歳で鬼籍に入られた故岡本七郎氏。津幡町には昭和19年に大洪水が発生したときに事前に家を一軒一軒まわって危険を知らせた忠犬がいて、岡本さんはその犬をモデルにしてたくさんの犬の置物を制作したことで町でよく知られた人でした。(※)その岡本さんが制作した、守ることにかけては忠犬にも負けない「無事カエル」が、今はここで住民の皆さんを見守っているそうです。

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※そのようなエピソードが伝えられているのですが、津幡町役場の方によりますと実際に一軒一軒まわって知らせたのは女性の方だったそうです。

◎日本両生類研究会は今年「第22回両生類自然史フォーラム」を秋田市において6月5日・6日に開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりZOOMによるWeb開催に切り替えて6月5日(土)に開催することになりました。

通常は会員のみの参加で行われますが、Web開催では会員以外の皆様の参加も歓迎いたしております。参加費は無料。参加ご希望の方は http://www.nbs.jpn.org/ の「第22回両生類自然史フォーラムのWeb開催のお知らせ」から5月31日までにお申し込みください。お申し込みのメールに氏名、住所等とともに「Webフォーラム申し込み(会員外)」と明記してご送信ください。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

 

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