夏休みのカエル講座5 カエルが増える
カエルは繁殖(はんしょく)することで、これまで地球上で長く繁栄し、これからも私たちの身近で生息し続けることができます。繁殖とは、生物の個体が増えること。
日本では主に早春から夏にかけて、カエルの種によって時期に違いはありますが、繁殖シーズンに入ります。オスが同じ種のメスの背中に抱きつく抱接(ほうせつ)により、メスが卵を産みます。
多くの種でオスの方がメスより体が小さいので、掲載している画像のカエルの置物が親子のように見えても、自然界では親子ではなく大きい方がメスで、背中にしっかとつかまっている小さなカエルの方がオスということになります。
受精した卵は、細胞分裂を繰り返して細胞の数を増やし、孵化(ふか)してオタマジャクシ(幼体)になります。そして間もなく変態してカエル(成体)へ。その過程で、すべての個体が成体になれるわけではないので、「カエルが増える(=繁殖する)」のは大変なことなのでしょう。
ここに紹介している繁殖シーンのカエルは、左上が大谷石(おおやいし)、右上が信楽焼(しがらきやき)、右下のオタマジャクシは越前焼(えちぜんやき)。そしてもうひとつは南米ウルグアイ産です。
<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru
※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。
カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.htm
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