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2020年5月

100年カエル館コレクション11 夏が来ると思い出す蚊取線香入れのカエル

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 夏が近づき虫よけ商品のCMも増えてきました。カエルは蚊を食べるからでしょう、「蚊取り線香入れ」にカエルの絵柄や造形のものはけっこう見られます。この陶器の蚊取り線香入れは1980年代に購入しました。骨董というには新しく、でも懐かしいカエルグッズ。

 母が会津から上京していたとき。家族みんなでカエルグッズを収集していたわが家で、母が上京するときの一番の目的は“カエル”を見つけることでした。ネット社会の今と違ってカエルグッズひとつ見つけるのにまだまだ偶然がものを云った時代。そのときは収獲がなく、有楽町西武のカフェで姉と三人でお茶していてもいまひとつ元気の出ない母。

 そこで思い出したのが下北沢の陶器店で見かけたことがあるこのカエル。カフェに母と姉を待たせて、私はシモキタに向かいました。ところがすでに売れてしまったのか、そのお店にカエルの姿はなく……。あわててお店の人に尋ねると......、ずっと売れないので店頭から下げられて棚の下で新聞に包まれていました。

 何とか“無事かえる(買える・帰る)”ことができ、カフェのテーブルの上で包みを開くと、3人はうっとり。まるで骨董でも見るように「いいカエルだねえ」と満足げに眺めた、夏が来ると思い出すカエルのひとつです。

<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

※現在、「コトバデフリカエル」では「カエル白書」Vol.3を配信中です。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html

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[鳥獣戯画」の謎解きにカエルが挑戦⁈

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 先週の日曜日(2020年5月17日)に、NHK総合で『謎の国宝 鳥獣戯画 楽しいはどこまで続く?』が放送されました。この番組のナビゲーター役を務めたのは絵巻の中からとび出した「カエルくん」。ご覧になったカエル好きの方も多いのではないでしょうか。

 番組の中で「カエルくん」は絵巻を所蔵する高山寺(京都市)を訪ねるのですが、そこで応対されていた方が高山寺の田村執事長。田村さんには、私たち高山姉妹も100年カエル館を創設する2年ほど前の2002年に、当時東京・アークヒルズに開設されたばかりの京都館で「京都の美術史に登場するカエルたち」を開催したときにとてもお世話になりました。

 同ブログの姉妹ブログ「コトバデフリカエル」では、現在、カエ~ル大学2019年の講座の内容などをまとめた「カエル白書Vol.3」を配信していますが、昨日はアップした「かえるモノ語り歳時記2019年9月」では<柴田作品の中で愉しく進化して、カエルは仏様に。>の内容の中でそのときのことにもふれておりますのでお読みいただければ幸いです。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru

 また、本当に興味の尽きない「鳥獣戯画」については、このブログでは以前「『鳥獣戯画』についてのカエル好きの空想」(両生類誌NO.27初出)を掲載しております。

http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/vikki/cat21214264/index.html

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カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html

 

 

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100年カエル館コレクション10 木に登ったアカメアマガエル

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木に登ったアカメアマガエル(樹脂製・英国産)/6600万年前地球とカエルに起こったことをイメージしているような……。

 2017年にカエ~ル大学に入会してくださった皆様をはじめ「カエル白書Vol.1」を入手された皆様に訂正のお知らせをさせていただきます。本書P.47の「カエ~ル大学が注目する自然とカエルの話題」で地球への隕石の衝突とアマガエルなど木に登ったカエルに関する記事の紹介の際に「6600万年前」を「6600年前」と表記してしまいました。下記のように訂正してお詫び申し上げます。

 「2017年にメディアを通じて報告されたカエルに関する研究結果の中には、6600万年前の白亜紀に地球に隕石がぶつかって天変地異が起こり恐竜が滅んだ後、爆発的に増えた生きものがアマガエルなど木に登って暮らすようになったカエルだったという興味深い報告(カリフォルニア大学バークリー校教授ディヴィッド・ウエイク博士による)もありました。 

 カエルの新しい世界への適応力の高さは、人間に何らかの示唆を与えてくれると感じる研究者も多いのか、メディア上で時々話題になります。」

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南極の近くの島で発見されたカエルの化石が教えてくれること

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  新聞報道などで「カエルの新種」や「カエルの化石」が発見されたという記事を目にすると、地球のロマンのようなものを感じます。遥か昔から地球上にいたカエル類が、長い時間をかけた進化を経て、人の踏み入らない熱帯雨林の中などにいまも人知れず生息している種もいることを思うと不思議な感動が湧いてきます。

  最近驚いたのは「南極付近の島でカエル化石発見 4000万年前生息か」(日本経済新聞2020年5月8日)という記事。適応力があり砂漠も含め世界に広く分布しているカエル類ですが、さすがにそこには生息していないと考えられていた南極大陸。その近くに位置するシーモア島で推定約4000万年前のカエルの頭蓋骨と腸骨(腰骨)の化石が発見されたことが、英科学誌サイエンティフィック・リポートに掲載されました。

 発見したのはスウェーデン自然史博物館などの国際研究チーム。チームを率いる同博物館の古生物学者(脊椎動物)のトーマス・モース博士は、2011年から2013年にかけてシーモア島で化石の発掘調査を行い、2015年にその収集した標本の中からカエルの化石を発見しました。

  その化石の腸骨の形状からこのカエルは現在チリやアルゼンチンに生息するヘルメットガエルの仲間と考えられています。ヘルメットガエルは『ときめくカエル図鑑』でも紹介していますが、頭部の皮膚が骨と密着していてまさに石頭になっているところからその名が付けられました。

 ニューヨークタイムズ(2020年4月23日のルーカス・ジョエル氏の記事)では、このカエルの化石の発見に専門家が語っています。「腸骨はカエルの骨格を分析する上で最も重要な部分で、その腸骨はヘルメットガエルのそれとよく似ている」(カリフォルニア大学バークリー校の両生爬虫類学者デヴィッド・ウエイク博士)、「カエルたちが南極を経て今に至っていることが真実味を帯びて来たが、カエルの進化過程に古代の超大陸パンゲアの分離がどんな役割を果たしたかまではさらなる遺物の発掘が必要になるだろう」(フロリダ自然史博物館の両生類の生物学者デヴィッド・ブラックバーン博士)。

 カエルの化石への興味は尽きません。このブログでは、2009年に報道された兵庫県丹波市の地層「篠山層群」から1憶4千万年~1憶2千万年前のカエルの化石が発見された記事 http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/vikki/2010/02/1-4887.html や、2017年には松本かえるまつりで開催した「青空カエル文化講座」で、7000万年前マダガスカル島(アフリカ大陸の近くに位置する島)に南米産のツノガエルに似た全長40㎝ほどのカエルがいたことが化石の発見からわかった話を紹介したりしました。http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/vikki/2017/06/index.html

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ツノガエルの貯金箱

 カエルの化石を通して思いを馳せる、南極、南米、アフリカ、そして日本。その気の遠くなるほど長い地球の歴史のなかで、カエルがどんな経緯をたどって今私たちと出会っているのかこれからの研究調査を楽しみに待ちたいものです。



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『カエラーたちのつぶやき』価格 1512円(税込・送料無料)

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※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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日刊ゲンダイのサイト「コクハク」に「ビッキのときめくカエルライフ」の第2回が配信されました。

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日刊ゲンダイのサイト「コクハク」に2月に配信された「ビッキのときめくカエルライフ あなたも“カエラー”に!カエルグッズでカエルライフを楽しむ」に続き、本日「ビッキのときめくカエルライフ」の2回目「ハッピーフロッグの謎…カエルはなぜ縁起がいいの?」が配信されました。

https://kokuhaku.love/articles/6314

お楽しみいただけますでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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