100年カエル館コレクション7 蛙の茶器でティータイム
カエルをモチーフにした茶器は、日本にも京都清水焼の鳥獣戯画のカエルが描かれた湯呑みや、100年カエル館のある会津には手びねりのカエルのついた田島万古焼の湯呑や急須などがありますが、今回はカエルの造形が施された中国茶器の急須をご紹介します。
中国茶器の茶壺(ちゃこ/急須のこと)には、写真のように蓮と蛙を組み合わせて造形したものが見られます。100年カエル館の収蔵品を見る限り、ほとんどが蓮の葉や実に蛙がのっている意匠ですが、その表現のしかたにバリエーションがありとても見応えがあります。
また、中国の茶道具には茶玩(ちゃがん)と呼ばれるマスコットのような置物があります。これは茶壺と同じように紫砂(しさ)という原料でつくられるものが多く、お茶をかけるとその成分で深みのある色合いになるそうです。この茶玩にもカエルがあり、特に縁起物として知られる金貨をくわえた三足のカエルを茶盤(お盆)の上に茶壺や茶杯と一緒に置いて楽しむ人も多いようです。
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