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100年カエル館コレクション1 土鈴のカエル

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「100年カエル館コレクション」では、100年カエル館に集まっているいろいろなカエルたちを紹介いたします。今回ご覧いただいているのは土鈴(どれい)のカエル。土鈴とは中に丸玉を入れて焼成した土製の鈴のことです。元々は魔除けに使われていたといわれます。写真後列左の赤い紐が垂れ下がった土鈴は、毎年7月7日に「蛙飛び行事」が行われる奈良県吉野の金峯山寺蔵王堂のカエルの土鈴です。山岳信仰の場として知られる吉野山では修験者が危険な山路をひたすら歩いて修業するとき土鈴が魔除け、動物除けになったのでしょうか。それがカエルの形であれば「無事かえる」の願いも込められていたのでは、と。江戸時代には郷土玩具として各地で作られるようになった土鈴。色や形もさまざまで楽しいカエルの土鈴ですが、産地ごとに使用される土によって音色が違うのも魅力です。それは日本に分布する同じ種のカエルにも鳴き声に地域差があることと一脈通じるところがあるようです。

 

 

 

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