カエルとともに田んぼを守る、仁井田本家の自然酒
福島県郡山市にある蔵元、仁井田本家のロゴにカエルがデザインされています。カエ~ル大学の学生さんから聞いたことがあったのですが、先日その商品「にいだしぜんしゅ」を初めて味わう機会があり、目に飛びこんできたのが栓に付いているカエルのマークでした。
1711年、江戸中期に創業した仁井田本家。同蔵元では「日本の田んぼを守る」ことを大きな使命に掲げています。自社田で自然米栽培に力を入れ、その取り組みの一環で多くの人々と田んぼ作業を一緒に学ぶ「田んぼのがっこう」という活動を行っています。
そのような取り組みを含めた同社の郷土愛から生まれた3つのブランドが、
「しぜんしゅ」ブランド
「穏(おだやか)」ブランド
「田村(たむら)」ブランド
で、いずれも商品にはカエルのマークが見られます。
同社にお話を伺うと、仁井田本家が家紋の「下がり藤」に蛙の絵柄をあしらったロゴマークとして、50種類はある商品群のイメージを統一したのは4年ほど前のこと。商品にカエルが使われ始めたのはもっと前になるようです。商品ブランドのひとつ「穏」は、仁井田本家の歴代蔵元がその名前に受け継いでいる一文字。その商品は誰にとっても日々が穏やかであることを願ってつくられています。そのラベルもカエルの絵柄で10年ほど前から使われているそうです。
「カエルは自社の田んぼにいる生きものの象徴であり、自然田を通して“自然にかえる”酒造りへの思いも込めました」(広報ご担当者談)
300年続く蔵元がめざすこれからの100年。人もカエルも穏やかに暮らせることを願って一献傾けたいお酒です。
仁井田本家のサイトでは、カエルのロゴ入りの前掛け、Tシャツ、マスキングテープ、手ぬぐいなど関連グッズも人気です。
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