« 足立が「蛙多地」だった頃にもトリップできるかもしれない | トップページ | アボリジニの人々に伝わるカエルのお話「ティダリック」 »

京都で出会ったエミリ・ディキンスンのカエル

Photo_3Photo_4

今年もこの季節に訪ねた京都で、カエルと出会いました。カエルと言っても新緑が美しい京都の寺院の庭園や郊外の里山に生息する蛙でも、骨董品や伝統工芸のカエルでもありません。

香老舗松栄堂が昨年オープンした薫習館の松吟ロビーで開催されている「エミリ・ディキンスンの世界展」にそのカエルはいました(写真)。エミリ・ディキンスンは19世紀のアメリカの詩人です。今年2019年は、京都とボストンの姉妹都市締結60周年ということで、ボストンからそれほど遠くないアメリカ東部アマストで生まれ、たくさんの詩を遺したこの詩人を紹介する展示が行われていました。(6月3日まで開催中です)

エミリ・ディキンスンは、その生涯を描いた映画「静かなる情熱」が2016年に制作され(主演は大人気になったアメリカドラマ「SATC」でミランダ役を演じたシンシア・ニクソン)高く評価されたこともあり、生前はほとんど知られていなかったディキンスンの作品や人物に再び注目が集まっています。

カエルの絵柄のタグはアメリカで販売されている関連グッズの展示のコーナーにありました。「I'm nobody! Who are you?」という詩のタイトルとともに。その詩には「6月に沼に向かって鳴いている蛙」が出てきます。そういえば日本でも6月は田んぼや里山の水辺で蛙の鳴き声が聞こえる季節。ディキンスンがその声をどんなふうに感じていたか、このカエルをきっかけにもっと考えてみたいと思いました。

 

 

|

« 足立が「蛙多地」だった頃にもトリップできるかもしれない | トップページ | アボリジニの人々に伝わるカエルのお話「ティダリック」 »

文学」カテゴリの記事