■「カエルでジャポニスム遊び」(100年カエル館東京ギャラリーにて)始まりました。
100年カエル館東京ギャラリー(足立 善立寺内)では、年に2回展示替えを行っていますが、本日から2018年春の展示をご覧いただけます。今回のテーマは、「カエルでジャポニスム遊び」です。4月21日(土)はカエ~ル大学2018年度最初の講座を善立寺にて行います。ご入会いただいている学生の皆様、また、ご入会いただいてなくても500円でご聴講いただけますので、ぜひご参加いただけますようお願いいたします。
ここ数年、美術展などのテーマとなることが多い「ジャポニスム」。今年は明治150年に当たりますが、幕末から明治への大転換期に、葛飾北斎の絵をはじめ江戸時代に生まれた数々のすぐれた美術品が欧米に流出しました。その結果、ゴッホやモネなど、日本の芸術に大きな影響を受けた欧米の芸術家や美術商などが中心になって起こしたムーブメントがジャポニスムでした。
そのジャポニスムを支持した芸術家の作品には、実はカエルをモチーフにしたものも少なくありません。それは元をたどれば、江戸の絵画や工芸品にカエルが表現されたものがかなりあったということかもしれません。
そこで今回は、欧米でつくられたカエルのモノに注目し、ちょうどそのジャポニスムの時代前後に創設された会社も多い欧米の工芸ブランドの食器や、今も欧米で人気の高い日本の工芸品などジャポニスムと関連するイメージのものとコーディネートしてみました。
※19世紀後半から20世紀初めのジャポニスムの時代の美術品や工芸品を展示しているイベントではありません。そのイメージに合わせた100年カエル館の収蔵品の展示をご覧ください。
<展示品リスト>
【フランス】
カエル:金属製の小物入れ(高知県の北川村「モネの庭」マルモッタンのミュージアムグッズ)小皿:リモージュ(Haviland LIMOGES France)
【フランス】
カエル:ニース(フランス)で購入されたイタリア製の布製の人形(FANTASY
TOYS SRL)台:ゲランのパウダーケース 下駄:青海波柄のぽっくり下駄
【フランス】
カエル:詩人大岡信から演劇研究家河竹登志夫に贈られたフランスの皮製品メーカー、archeのぬいぐるみ 小皿:ロイヤルウースター(ROYAL WORCESTER England)壺:龍柄(不明)
【イギリス】
カエル:陶器ブランド「エインズレイ」のカエル(AYNSLEY COTTAGE GARDEN England)小皿:コールポート(COAL PORT England)壺:花柄(不明)
【イギリス】
カエル:箱入り(“Country Artists”® for the discerning Stratford-upon-Apon
England)/茶系のヒキガエル(イギリス カンタベリー)/緑色のカエル(イギリス) カップ&ソーサー:ウエッジウッド(WEDGWOOD England)
【イギリス】
カエル:リバティプリント2種 お猪口:スタッフォードシャー(Elisabethan STAFFORDSHIRE England)
【イギリス】
カエル:金属製(歩きガエル、背を向け合うカエル) 小皿:スポード(SPODE England)
【オーストリア】
カエル:陶製の4匹のカエル(河竹登志夫氏1971年ウィーンにて購入)、陶製のカエル(オーストリア ハルシュタット) カップ&ソーサー、小皿:アウガルテン(AUGARTEN WIEN)
【オーストリア】
カエル:陶製の3匹の擬人化ガエル ランチョンマット:博多献上
【オーストリア スイス】
カエル:樹脂製(オーストリア チロル地方) 木製(スイス)下駄:漆
【イタリア】
カエル:蓮のりガエル(pastelceramica FATTO A MANO Italy) 小皿:鍋島風色絵
【イタリア】
カエル:シルバーのカエル(R.ARGENTO925 Italy)器:本錫(鳳山)
【ドイツ】
カエル:ぬいぐるみ(KOSEN)、ミニチュアのカエル(©BULLYLAND)小皿:フッチェンロイターの青い花柄の小皿(HUTSCHENREUTHER GERMANY)
【デンマーク】
カエル:ロイヤルコペンハーゲンのカエル2種 カップ&ソーサー:ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen DENMARK)
【ベルギー】
カエル:クリスタルのカエル(VALStLAMBERT BELGIUM) お猪口:葡萄柄のクリスタル
【オランダ】
カエル:金属製のキーホルダー 小箱:梅柄の六角形の小箱 大小の杯:日光東照宮
【スウェーデン】
カエル:ストックホルムのカエル(STOCKHOLMS GLASBRUK KARIN HAMMAR SKANSEN)グラス:江戸切子
【アメリカ】
カエル:本読みガエル ミニ本:和綴じ本2種(歌川国芳「国芳画集」、鍬形蕙斎「鳥獣略画式」)
【アメリカ】
カエル:マペットのカーミット(アンティーク) 布:矢羽柄
【アメリカ】
カエル:樹脂製のカエル(FANCIFUL FROGS Wine Hoppy WESTLAND)カエルのボトルストッパー(マイアミ) 漆器:葡萄柄
【アメリカ】
カエル:インディアナグラス(シンシナティ)のカエル ワイングラス:丹心
【カナダ】
カエル:カエルの形の窪みがある石3個、花柄の黒い石のカエル(PEARLITE STONECRAFT) 漆器:高坏
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<2018年100年カエル館開館日>
●喜多方のしだれ桜とゴールデンウィーク開館/4月29日(日)~5月6日(日)※先着50名様に「100年カエル館おもちゃ絵シリーズ」ポストカードを差し上げます。
●お盆休み開館/8月12日(日)~8月19日(日)
●喜多方「蔵の町アート・ぶらり~」開館/10月5日(金)~10月14日(日)
※8月12日から10月14日までの開館日には特別展「岩澤久彰コレクション展」を開催します。
<2018年のカエ~ル大学講座日程>
●第1回 4月21日(土) 善立寺ホール(東京・足立区)
テーマ:明治150年とジャポニスム、そしてカエル/カエル文化の流れが大きく変わった150年前について
●第2回 8月18日(土) 100年カエル館(福島・喜多方市)
テーマ:カエル博士故岩澤久彰コレクションから見えること/今年の100年カエル館の特別展「岩澤久彰コレクション展」のギャラリートークとして
●第3回 10月13日(土) 100年カエル館(福島・喜多方市)
テーマ:会津のカエルスポット/戊辰150年の会津で巡るカエルスポット案内
●第4回 11月17日(土) 善立寺ホール(東京・足立区)
テーマ:絵本の中に棲息するカエルたち/日本や世界の絵本に見られるカエルたちを紹介します
<100年カエル館&カエ~ル大学情報>
※現在、カエ~ル大学は2018年の会員(学生)を募集しておりますので、ご希望の方は100年カエル館サイトからお申し込みください。
※カエ~ル大学講座は会員(学生)の方でなくても各講座500円で聴講いただけます。
場所 : 100年カエル館
〒966-0096福島県喜多方市字押切南2-6
(旧桐工芸館裏、自動車用品ショップコクピット121隣)
開館時間 : 午後1時~午後4時
入館料 : 大人 500円 小中高生 100円
お問い合わせ 048-838-7360(ケーアンドケー内)
-----------------------------------------------
<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッ
セイで時代をふりかえるサイトです。
カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html
※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。
※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。
| 固定リンク
« ■日本両生類研究会・100年カエル館共催「第20回両生類自然史フォーラム」2018年9月に開催 | トップページ | ■カエ~ル大学2018第1回講座「明治150年とジャポニスム、そしてカエル」を実施しました。 »
「100年カエル館からのお知らせ」カテゴリの記事
- 2025年6月8日松本かえるまつりで、100年カエル館は「カエルかわいいアンケートまつり」を開催します。(2025.04.19)
- 100年カエル館は5月は9日(金)10日(土)11日(日)に開館いたします。(2025.04.11)
- 100年カエル館再開の今年大変お世話になりました(2024.12.31)
- アクアマリンいなわしろカワセミ水族館の企画展「カエル」をご覧くださった方にたくさんご来館いただきました。今年の開館は今週末までです。11/9(土)・10(日)は近くの押切川公園体育館で喜多方の「農業まつり」が開催されます。 (2024.11.06)
- 2024年11月の100年カエル館の開館日は2日(土)から10日(日)まで。今年最後の開館期間ですので、ぜひ。(2024.10.24)
最近のコメント