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■エジンバラのカエルとシェークスピア劇

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先月(2016年11月)10日に終了した100年カエル館コレクション展(福島県立博物館/会津若松市)は、江戸歌舞伎の作者河竹黙阿弥のひ孫で、カエルがお好きでコレクターとしても有名だった演劇研究家の河竹登志夫さんへのオマージュとして企画した展覧会でした。

首都圏からもたくさんご来場いただいたなかには、生前の河竹先生と親交のあった方々も多く、シェークスピア劇のひとり芝居で知られる女優の五十田安希さんもそのお一人です。河竹夫人からいただいた会報誌「安希の会だより」NO.129(2016年11月15日発行)によると、五十田さんは紅葉の会津で本展をご覧になって、海外公演の監修でお世話になった河竹先生との思い出を改めて振り返るレポートをされていました。(画像下)

本展に展示した、画像(上)の一番左端に見えるカエルは、五十田さんが1990年にエジンバラのフェスティバルに参加したときに見つけて先生に贈られたスコットランドのカエルです。レポートでは、展示されているこのカエルを見てよみがえった、ロンドンのグローブ座で開催した河竹先生の監修による公演のこと、河竹夫妻とスコットランドを旅してマクベスゆかりのグラームス城を訪れたことなどが綴られていました。その「スコットランドのカエル」には、「かなりの力が宿っていたのです」と。開運を呼ぶカエルの縁起は、その思い出とともに五十田さんの演技の中に確かに生きているようです。

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五十田安希ひとり芝居(ロンドン・グローブ座上演記念)『オフィーリア幻想』が2017年年明け早々、東京・池袋で開催されます。

五十田安希ひとり芝居『オフィーリア幻想』

日時 : 2017年1月19日(木) 午後7時開演

              20日(金) 午後2時開演

              20日(金) 午後7時開演

              ※各回とも30分前開場

会場 : 東京芸術劇場シアターウエスト(小ホール2)

入場料 : 2500円

お問い合わせ 五十田安希事務所 03-3710-6607

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<100年カエル館情報>

2016年の営業は終了いたしました。ご来館ありがとうございました。

場所 : 100年カエル館

      〒966-0096福島県喜多方市字押切南2-6

      (旧桐工芸館裏、自動車用品ショップコクピット121隣)

開館時間 : 午後1時~午後4時30分

入館料  : 大人 500円 小中高生 100円

お問い合わせ 03-3981-6985(ケーアンドケー内)

100年カエル館コレクション展 「かえる曼陀羅」  ~100年カエル館から河竹登志夫さんへのオマージュ~ は11月10日で終了いたしました。ありがとうございました。

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッ

セイで時代をふりかえるサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

 

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