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2016年4月

■『かぶき曼陀羅』(河竹登志夫著)とカエル

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 昨年(2015年)、演劇出版社から刊行された河竹登志夫氏の著書『かぶき曼陀羅』についてカエル好きの視点からご紹介します。

 故河竹登志夫氏(1924-2013)は、江戸・明治の歌舞伎の作者、河竹黙阿弥を曾祖父とする縁から、歌舞伎を軸に日本の演劇と西洋の演劇の歴史を比較して論じる「比較演劇学」という学問分野を確立し、研究に邁進する生涯を送りました。

本書は、河竹氏が雑誌『演劇界』に連載した随筆「かぶき曼陀羅」から71編と、自らの人生をふり返る日本経済新聞「私の履歴書」に寄稿したエッセイを一冊にまとめた著者最後の随筆集です。その表紙に描かれた自筆のカエルの絵が物語るように、河竹氏は自他ともに認めるカエル好きでカエルグッズ蒐集家でもありました。この絵のカエルは、黙阿弥の作品に登場する「弁天小僧」に扮しています。

 私たちは100年カエル館を立ち上げる前のことですが、2002年、京都市が運営する東京の「京都館」で、「カエル」をテーマに京都の魅力を紹介するイベントを企画したときに、「伝統芸能とカエル」についてご講演をお願いしたことから、2005年に「カエルタイムズ」を発行したときには、創刊号に「カエル道をゆく」と題したエッセイを書いていただくなど、「カエル」を通じてとてもお世話になりました。

 本書では、80歳頃からの著者最晩年に執筆した随筆の数々を読むことができます。ご病気もかかえながらそれでも劇場に足を運び、曾祖父黙阿弥、祖母糸女、父繁俊、そして自身と受け継いだ歌舞伎に関わる生涯を全うしたその生き方は、軽妙洒脱な文章の中にほとばしる情熱を感じさせました。それでもまだまだやりたいことをいくつか挙げるなかに「うちのカエルたちをモデルにした絵と文も」とありました。

 歌舞伎については門外漢の私たちですが、「カエル」を接点にいただいたご縁をもとに、その偉業をお伝えすることはできるのではないか。そんな思いを込めて、今年(2016年)の秋に100年カエル館コレクション展「かえる曼陀羅~100年カエル館から河竹登志夫さんへのオマージュ~」を福島県立博物館(会津若松市)との共催で開催することになりました。

100年カエル館コレクション展 かえる曼陀羅 ~100年カエル館から河竹登志夫さんへのオマージュ~

会期 : 2016年9月10日(土)~11月10日(木)

会場 : 福島県立博物館 歴史美術展示室  福島県会津若松市城東町1-25 TEL.0242-28-6000                                                             http://www..general-museum.fks.ed.jp/

主催 : 福島県立博物館 100年カエル館

      

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

 

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■「無垢なこころのままに」カエルも踊る、前田康成作品

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今年(2016年)8月に開催する100年カエル館主催の「ハッピーフロッグ展~〝カエルの国〟からうまれた〝福かえる〟たち~」に出品していただく画家の前田康成さんが、4月21日(木)から29日(金)まで、京王プラザホテルロビーギャラリーで彫刻家の萩原光顕さんとの二人展「無垢なこころのままに」を開催しています。

カエルを描いた作品も見られました。ここに掲載した作品は、「河童とカエルのダンス」。同展テーマ「無垢なこころのままに」そのものといった愛らしさ。アニメ作家から出発した前田さんが河童、そしてカエルを描くようになったのは10年ほど前だそうです。前田さんにとって河童は日本のフェアリー(妖精)。最初、河童が楽しく遊んでいる様子を描いているうちに、そこにカエルが加わることでもっと楽しくなって、しばしば一緒に登場するようになったのだとか。今回、この他にも河童とカエルが描かれた作品が何点か展示されていますが、河童という妖精のもつ「かわいさ」と「こわさ」、そんな「無垢なこころ」のもつ二面性に、カエルが絶妙に絡んでいるところが前田さんの〝カエルの絵〟の魅力と感じました。

無垢なこころのままに 前田康成・萩原光顕二人展

会期 : 2016年4月21日(木)~29日(金・祝)

会場 : 京王プラザホテル ロビーギャラリー 〒160-8330 東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL.03-3344-0111

ハッピーフロッグ展 〝カエルの国〟から生まれた〝福かえる〟たち

会期 :  2016年8月1日(月)~9日(火)

会場 : 京王プラザホテル ロビーギャラリー 〒160-8330 東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL.03-3344-0111

主催 : 100年カエル館

お問い合わせ 03-3981-6985

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

 

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■ハッピーフロッグ展~“カエルの国”から生まれた“福かえる”たち~」のご案内

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100年カエル館は、今年(2016年)の8月に京王プラザホテル(東京・新宿)のロビーギャラリーにて「ハッピーフロッグ展~“カエルの国”から生まれた“福かえる”たち~」を開催します。
イラストレーターの前田康成氏と写真家の矢内靖史氏によるカエルをテーマにした作品展です。前田さんも矢内さんも、それぞれの創作活動において「カエル」は大切なテーマになっています。

HAPPY FROG(ハッピーフロッグ)という言葉は、いま世界的に広がっているように感じます。ヒキガエルやアマガエルなどの生きもののカエルも、カエルグッズや絵に描かれたカエルも、向き合って見ると心のスキマをそっと埋めてくれそうな、不思議な存在感が求められているのかもしれません。

<プロフィール>

◎前田康成(まえだこうせい)/1950年、山梨県生まれ。虫プロダクションを経て、アニメーション作家として独立。テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」などが知られる。

◎矢内靖史(やないやすし)/1964年、福島県生まれ。福島民友新聞社報道カメラマン。福島に生息する生きものの写真作品も多く、東北写真記者協会賞を受賞している。

ハッピーフロッグ展 〝カエルの国〟から生まれた〝福かえる〟たち

会期 : 2016年8月1日(月)~9日(火)

会場 : 京王プラザホテル ロビーギャラリー 〒160-8330 東京都新宿区西新宿2-2-1 TEL.03-3344-0111

企画 : 100年カエル館

お問い合わせ 03-3981-6985

※前田康成さんはカエルの絵だけの作品展ではありませんが、4月21日(木)~29日(金・祝)に、同ギャラリーにて萩原光顕さんと二人展「無垢なこころのままに」を開催します。

※矢内靖史さんは、4月18日(火)~30日(土)に福島市の西澤書店で写真展「かえるふくしま」を、また、4月16日(土)~6月19日(日)には草野心平記念文学館で春の企画展「青春無頼編 草野心平の詩」と併せた写真展「二十一世紀の蛙」を開催します。

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

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■「葉っぱのそばでカエルは何だか楽しそう」展開催

2016

100年カエル館ギャラリー(東京・足立善立寺内)では、2014年から「カエ~ル大学祭」と称して、プチテーマ展示を行っています。紙切り芸の初代林家正楽の菩提寺である善立寺は、毎年春と秋に落語会を開催しています。その機会に合わせて展示替えをしています。これまで「カエルのポストカード遊び展」、「カエルの絵本とカエルグッズ」展、「フロッグスタイル教授的カエルとカエルグッズの楽しみ方」展を行いましたが、今回は「葉っぱのそばでカエルは何だか楽しそう」展です。

カエルグッズを集めていると、「葉っぱの上にのっているカエル」や「葉っぱの茎を持って傘がわりにしているカエル」「葉っぱの柄のあるカエル」などがたくさんいることに気づきます。今回はそんな、葉っぱとともにあるカエルグッズを取り上げた展示をご紹介します。展示は24パターンを「擬人化」「生態」「豊穣」の3つの切り口に分けてご覧いただきます。葉っぱとカエルの関係のなかにそれぞれを感じていただければ幸いです。

2016年前期カエ~ル大学祭
第5回100年カエル館コレクション展
「葉っぱのそばでカエルは何だか楽しそう」展

会場 : 100年カエル館ギャラリー(足立善立寺内) 東京都足立区梅田1-26-1 TEL.03-3886-1367

会期 : 2016年4月16日(土)~2016年秋
主催 : 100年カエル館
お問い合わせ 03-3981-6985(ケーアンドケー)

※初日の4月16日(土)は、午後6時より、第24回「善立寺寄席」が開催されます。出演は、三遊亭わん丈、柳家我太楼、林家正楽、北見翼、三遊亭円丈です。当日券もありますのでぜひ足をお運びください。お問い合わせは03-3886-1367まで。

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「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

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「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

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