■三菱鉛筆株式会社の紙芝居「かえると大きな木」
Blogカエルタイムズでは、世の中で行われてるさまざまな活動の中に「カエル」を発見してお伝えしていますが、企業活動の中でさり気なく活躍している「カエル」もいます。最近は、環境保全と経済発展の両立を目指す「グリーン経済」という言葉も生まれているようですので、特にグリーン(緑色)のカエルの出番は増えているのかもしれません。
ここでは、三菱鉛筆株式会社の「かえると大きな木」を紹介しましょう。同社は、環境への負荷をできるだけ低減したエコロジー文具をグリーンネットというブランドで展開していますが、Webサイトではリサイクル商品についてその仕組みを説明する紙芝居「かえると大きな木」を公開しています。
主人公の「かえる」と森の「大きな木」が出会い対話をしていくなかで、森の樹木が段ボールとなりそれが資源回収されることで、工場で溶かされ鉛筆になるリサイクルの工程をわかりやすく解説しています。
紙芝居のお話の中で、人が生活の中でリサイクルを心がけることで生まれた鉛筆は、最後、「かえる」がそれを使い切ることで姿を消すことになるけれども、「大きな木」のたっての願いで「森の木の絵」に生まれ変わります。そして、森は本来の姿をとどめて生き続けます。
この25ページにわたる紙芝居は16年前、同社の環境リサイクルへの取り組みの一環として商品開発だけでなく、環境意識の啓発活動を目的に作成されました。当初から小学校の授業で活用したいと、紙芝居やビデオの貸し出し依頼も多かったそうです。
企業活動や日常生活における実用としてのリサイクルが、「かえると大きな木」が導く自然界の輪廻転生ともいえるストーリーの中に丁寧に組み込まれていて、やさしい説得力がありました。同社広報担当より「この紙芝居は平成10年に作成しておりますが、現在に至るまで、及びこれからも益々環境に配慮した商品の開発や、あらゆる企業活動を通して廃棄物の減量、資源のリサイクル推進に努めて参ります」とメッセージをいただきました。
◎紙芝居「かえると大きな木」は以下URLよりご覧ください。
http://www.mpuni.co.jp/product/green/frog/
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<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。
「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。
カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html
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