■この辺で這い上がろうかヒキガエルー連天(れんてん)
「柳に跳びつくカエル」を見て「これではいけない」と我が身をふり返った小野道風や、「痩せガエル」を応援したつもりで自らを鼓舞した小林一茶を挙げるまでもなく、カエルに勇気をもらったという人は意外に多いのではないでしょうか。Webカエ~ル大学の「カエルの本の図書館」でも紹介している作家島木健作の『赤蛙』では、作家本人と思しき主人公が川べりでたまたま見かけた赤蛙に生きる姿の凄まじさを教えられます。
ここに掲載した写真は、この前、喜多方の100年カエル館に戻って資料を整理していて見つけた、亡き父高山連天(れんてん)が撮影したと思われるアズマヒキガエルです。今となっては父にこのカエルに何を思ったかを聞くことはできませんが、ファインダー越しの視線を追うだけで伝わるものがありました。
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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。
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<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。
「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。
カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html
※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。
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