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■サンリオキャラクター大賞でけろけろけろっぴを応援しましょう。

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2014年7月8日現在、W杯サッカーブラジル大会は4強が出そろいました。準決勝に進むのは、ブラジルとアルゼンチンの南米勢と、ドイツとオランダの欧州勢。どのチームが優勝するかはわかりませんが、本ブログ的に興味惹かれるのは、いずれの国も個性豊かなカエルが生息していたり、カエルが登場する童話が生まれているなど、カエルとの関わりが浅くないところです。

ブラジルとアルゼンチンには、ボリビアネコメアマガエルやソバージュネコメガエルなど、つぶらな目が印象的でペットとしても人気が高いカエルが分布しています。アルゼンチンには南米に広がる半砂漠の地域チャコ地方があり、そこにはチャコガエル、ラビラハガエルといった体形がぽっちゃりとして愛らしいカエルも生息。両目がくっつき気味で小さく、口が異様に大きいマルメタピオカガエルもアルゼンチンで見られます。

一方、欧州勢のドイツといえばグリム童話の『カエルの王さま』が有名。この童話から生まれたともいえる王冠をかぶったカエルグッズは、今や世界中で作られていると言っても過言ではないでしょう。そしてオランダには、マックス・ベルジュイス(1923-2005)が生み出した絵本シリーズの『かえるくん』がいます。それにしてもオランダは準々決勝を生物多様性の国でアカメアマガエルやヤドクガエルなどカエルの種類も多いコスタリカと戦い、苦戦を強いられましたが最後はPK戦を制しました。話は反れるようですが、日本の漫画『ケロロ軍曹』(吉崎観音作)には軍曹率いる小隊のメンバーにITに強いクルル曹長がいます。黄色い体色をしたクルル曹長はクランウェルツノガエルをモデルに描かれています。このクランウェルツノガエルも南米チャコ地方に生息してアルゼンチンでもブラジルでも見られますが、PK戦でコスタリカのキックを止めたオランダチームではゴールキーパーの名前がクルルでした。

写真は、100年カエル館のコレクションにある、サンリオのキャラクター、けろけろけろっぴがサッカー選手の格好をしている絵皿で、1990年頃にノベルティグッズとして作られたものです。

本日7月8日は、もう一つの戦いが始まりました。こちらは“かわいい戦い”。サンリオのキャラクター大賞のファイナルステージです。皆さんの人気投票で順位を競います。我らがカエ~ル大学の教授でもあるけろっぴもファイナルステージに進出しています。100年カエル館HP http://kaeru-kan.com のトップ面のバナーからも投票できます。応援よろしくお願いします。

明後日7月10日はけろっぴの誕生日です。お祝いも兼ねて投票してくださいね。

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※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

 

Photo

 

 

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<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

※Webミュージアムでは2011年に福島県立博物館で開催した「喜多方『100年カエル館』コレクション展」を画像でご覧いただいております。

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru  ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

 

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