« ■マット和子さんのカエルの絵を、吉祥寺で。 | トップページ | カエルについて考えたい!(第15回両生類自然史フォーラム、岐阜で開催) »

■会津へカエル旅と100年カエル館再開のお知らせ

Photo Photo_2 Photo_3

先日、現在休館中の100年カエル館の資料整理のために喜多方に帰りました。その途中で立ち寄ったのが、会津若松の東山温泉にある、100年カエル館館長と私にとっては母方の高祖母に当たる塚原ヒサの像(写真)です。説明にあるとおり、塚原ヒサは幕末の弘化3年(1846年)の生まれ。NHK大河ドラマ「八重の桜」では、本日、新島八重(1845~1932)が新島襄とともに戊辰戦争後初めて会津に帰る内容が放送されるようですが、当時会津には戦後の復興のために頑張って生きている人々がいて、塚原ヒサもそのひとりではなかったかと思っています。

東山温泉には、この塚原ヒサの像のある千穂姫坂に沿って湯川という川が流れ、その川に架かる洗心橋辺りにあたかも川下を向いた蛙が座っているような「蛙石」が見られると、案内パンフ「東山温泉散策絵図」にありました。会津にはその他、会津武家屋敷内にある幕末、会津藩の家老だった西郷頼母が祀った会津天満宮にコンクリートの「なで蛙」が鎮座し、磐梯町の磐梯山噴火記念館では中国の地震計の模型にカエルの造形を見ることができます。

そして、喜多方へ。2004年に開設した100年カエル館は、ここ4年ほど休館しておりましたが、来年2014年夏場に期間限定で再開いたします。施設はそのままですが、休館中にいろいろと試みた展示イベントやトークイベントの経験をもとに、しばらくはリアルのカエ~ル大学校舎も兼ねて企画イベント的に行っていく予定です。詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたします。今回掲載した3枚目の写真は、100年カエル館からクルマで5分ほどのところにある湯殿神社の石碑によじ登っていたアマガエルです。すっかり石や土と同化したような保護色のアマガエル。冬眠後、青葉繁れる季節にまた会いたいものです。

(2013年10月20日)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※新刊『ときめくカエル図鑑』(山と渓谷社刊 文・高山ビッキ 写真・松橋利光)販売中です。どうぞよろしくお願いします。

Photo

-----------------------------------------------

<関連サイト>

「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru  ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。

カエル大学通信 www.mag2.com/m/0001378531.html 

※『かえるる カエルLOVE111』(山と渓谷社)全国の書店等で販売中です。

Cover_obiariweb

|

« ■マット和子さんのカエルの絵を、吉祥寺で。 | トップページ | カエルについて考えたい!(第15回両生類自然史フォーラム、岐阜で開催) »

旅行・地域」カテゴリの記事