「この冬、“ふくしま”にカエル」のトーク&講演での出会い
今年2013年に入って初めてのブログ更新となります。1月26日の土曜日に、現在福島県立図書館で開催されている展示イベント「この冬、“ふくしま”にカエル」のためのギャラリートーク&講演を行ってきました。大雪に見舞われた日で、福島市はいつもは雪が積もらないということですが今年は積雪が見られました。
そんななか私が語るカエルの話にご来場をいただき、とてもありがたいことでした。今回のイベントを担当してくださった鈴木知基さんによれば普段の図書館の利用者とはちがう、女性を中心とした参加者が多かったそうです。福島にもカエラーさんが多いことを実感。
いろいろな出会いがありました。なんと言っても驚いたのは鈴木さんが、私たちもカエルを通しておつきあいさせていただいているマット和子さん(Webカエ~ル大学のカエルの本の図書館 http://kaeru-kan.com/kayale-u にはマットさんの本『カエルさんちのおいしい便り』を紹介しています)の義理の弟さんだったこと。マットさんの妹に当たる、鈴木さんの奥様もやはりカエル好きということで、質問時間には鈴木さんから「カエルと女性」といったテーマも話題のひとつになりました。
そして、講演がすべて終了した後、現在福島大学の大学院生で美術を専攻しているという石川真衣さんが、ご自身のカエルの作品の写真を見せてくれました。後からメールで送っていただいた作品の画像を3点紹介します。また2月23日(土)~26日(火)には「コラッセふくしま」3F企画展示室で開催される「IN展」で彼女のカエルが見られます。
今回の私の講演では、カエルグッズを「自然を反映したもの」と「物語に基づいているもの」に分けて解説しました。石川さんのカエルの彫刻作品は素材もさまざまにまさにその両方の方向性が見られるようです。今後、その方向性がどう変わっていくのか、カエル文化研究家としても楽しみにしています。
石川さんは4年ほど前にカエル好きの友だちの影響でカエルが気になりだしたそうです。そして、何をつくっていいかわからないと悩んでいたときに思いついたのがカエル。「泳ぎが得意なカエルがなぜか浮き輪をつけているポーズでした。思えばあの時、カエルのもつユニークな見た目とキャラクター性が、制作に悩んでいた私を助けてくれたように思っています。そのことが私の彫刻への可能性を広げ、同時にカエルをつくり始めたきっかけになりました」と・・・。
福島県会津出身の山本八重の生涯を描くNHK大河ドラマ「八重の桜」も始まり、県立図書館の中にも八重に因んだコーナーが設けられていました。私は山本八重の言葉も残る会津女子高校の出身ですが、その時の同級生でいま福島市に住んでいる友人たちも駆けつけてくれました。
ご来場いただいた皆様、そして今回のためにいろいろと準備をしてくださった福島県立図書館の皆様に心から感謝申し上げます。
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<関連サイト>
「100年カエル館」 http://kaeru-kan.com
「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。
「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。
※『かえるる カエルLOVE111』全国の書店等で販売中です。
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