10月22日、秋の日はカエルを楽しみに上野動物園へ
来週土曜日(10月22日)はいよいよ上野動物園 動物園ホールでのカエルのトークイベントが行われます。ゲストとしてお招きするのは、ラフカディオ・ハーンの曾孫さんで民俗学者の小泉凡氏、ケロロ軍曹の漫画の中にも時々登場する渡辺啓之編集長。お二人とも日頃カエルについて考えたり、活動したりしているわけではありませんが、“カエル文化”に興味のある企画者の立場からは、カエルに事のほか愛情を示しカエルを造形したペン皿を愛用していたというラフカディオ・ハーン、そしていま最も注目度の高いカエル・キャラクターのケロロ軍曹、それぞれに深く関わる方のお話を聞いてみたいというのが今回のイベント開催の動機でした。
外来者である二人の目に日本が“カエルの国”に見えたかどうか。
そして今回、「生物多様性とカエル」について語るA-Ark日本代表理事の桑原一司氏からは、すばらしい「カエルからの贈り物」があります。お楽しみに。
紅葉の見頃までにはちょっと早いものの、秋のひとときを上野動物園のホールで、ほんのちょっとだけ浮世離れしたテーマと、生物多様性というできるだけ身近に引き寄せるべきテーマを合わせたトークを聞きに、ぜひ足をお運びください。
<お楽しみは他にもいろいろ>
●動物園ホールと同じく同園西園にある両生爬虫類館(ビバリウム)では、今年の春から「両生葉虫類鑑 まもる」を開催中です。コケガエルやミツヅノコノハガエルが見られます。
●動物園ホールの隣のズーポケットでは、動物アート展PART1 「MATERIAL ANIMAL」EXHIBITION が11月6日(日)まで開催中です。同展は東京藝術大学デザイン科・工芸科の学生による動物をモチーフにした立体作品展。タイトルが示すように出品者はそれぞれ使用する素材にこだわっています。そのなかにカエルの作品もありましたので画像(上から2枚目と3枚目、4枚目は会場全体)をご覧いただいています。
作品は岡村尚美さんの「Tea Frog」。こだわった素材はお茶。蛙は世界中にいろんな種類がいてとてもユニークな名前の蛙もいるので、Tea Frogもいそうかなと思ったけれど私が知る限りでは見つけられませんでした。でも、蛙がお茶を飲むとしたら口を開けてゴクゴク飲むわけではなく、下腹とか太ももの皮ふなどを通じて吸収するようなので、この作品は蛙の生態を反映したアートということになるのではないでしょうか。
※上記2つの展示イベントを22日にご覧になりたい方は、カエルのトークイベントが始まる前がおすすめです。
●上野公園南端の袴腰広場にはカエルの噴水があるので、トークイベント終了後は不忍口のほうに向かってそのカエルのオブジェを見て「無事かえる」のはいかがでしょう。
恩賜上野動物園HP http://www.tokyo-zoo.net/
100年カエル館/カエ~ル大学はこちらから http://kaeru-kan.com/kayale-u
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<関連サイト>
「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。
「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。
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