喜多方「100年カエル館」コレクション展が終わりました
「この夏、会津にカエル」という合言葉で8月13日から始まった、福島県立博物館での喜多方「100年カエル館」コレクション展は、9月19日をもちまして無事終了することができました。短い期間ではありましたが、たくさんのご来場とご声援、本当にありがとうございました。
いろいろな出会いがあったように思えます。「あったように思えます」とは持って回った言い方ですが、私たちが直接出会ったというより、私たちのコレクションと出会っている皆さんとの出会いだからです。会期中何度かは会場に足を運び、カエルの置物よろしく佇んでおりました。カエルグッズに見えればいいなと思って、人間としての存在感は消していたつもりですがほとんど関心を持たれませんでした。
ご覧になっている方のなかには笑いが止まらなくなっている方もいらっしゃいました。私たちが笑いを誘うような仕掛けや説明をあえてしているからではありません。カエルグッズのポーズや表情がどうにも可笑しくてしかたがないようでした。
100年カエル館・カエ~ル大学はこちらからhttp://kaeru-kan.com/kayale-u/
カエルグッズというモノのもつ、人間に感動を与える力を知った瞬間が何度もありました。
壁まわり以外に50以上はある展示ケースをひとつひとつ時間をかけてじっくり見ている方も・・・。よほどカエル(グッズ)が好きなんだろうな、私はそこまで好きだろうか、と振りかえることもありました。
カエルグッズにこれほど人間のさまざまな感情を引き出す力があるとは・・・。
会期中はテレビの生中継やギャラリートークで私も話す機会がありましたが、カエルグッズについて語りつつも、その表現力はカエルグッズの足下にも及ばず歯がゆい思いをしたことも多々。それでも生中継を見てご来場くださった皆さまやギャラリートークを聞きに来てくださった皆さまに、心を込めてお礼申し上げます。
9月23日、24日は展示品の撤収のために再び福島県立博物館へ。「けんぱく」の皆さんの力をお借りしてカエルグッズたちをひとつひとつ梱包。翌25日には七日町を散策しました。ちょうど新撰組まつりが行われていて、阿弥陀寺で新撰組三番隊長の斎藤一さんのお墓参りをしたり、副長土方歳三さんがケガの治療のために逗留していたという宿、清水屋跡でその人を偲んだり・・・。もちろん、カエルグッズも発見。会津漆ぬりのお店、関漆器店で金箔のカエル(写真)を購入しました。
100年カエル館/カエ~ル大学 http://kaeru-kan.com/kayale-u
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