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2011年8月

カエルの親子 カエルのご縁

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作品は、作家藤本義一さんのお嬢さんでアーティストのフジモト芽子(まいこ)さんによるカエルが表現されている絵。独特の書をものされる藤本先生とコラージュ作品を制作する芽子さんは、ときどき親子展を開催される。最近も三木市立堀光美術館で「藤本義一・芽子作品展・おやっこ展」を終えられたばかりだ。8月14日~28日と、ちょうど喜多方「100年カエル館」コレクション展の開始と重なってしまい、このブログで告知できなかったのが残念。せめて芽子さんのカエルの作品を画像でご覧いただき、ちょっと不思議な世界に一緒にたたずんでいただければうれしいです。また、藤本先生も書で「蛙三匹(生レ蛙・苦ヲ蛙・哀ヲ蛙)」という作品を出されたそうだ。

喜多方「100年カエル館」コレクション展では、「カエルの親子」と「カエルのご縁」という展示ケースもご覧いただいている。私たちのコレクションもはじまりは親子で、そうこうしているうちに地域の皆さんや仕事関係でおつきあいのある皆さんを巻き込んでの広がりになったことを「カエルグッズでつながる」というテーマで展示表現してみた。「カエルのご縁」では藤本先生が私たちのコレクションのしかたを「未来コレクター」として紹介してくださった記事の掲載誌や小石のカエルアートも展示させていただいた。

100年カエル館/カエ~ル大学はこちらから http://kaeru-kan.com/kayale-u/

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カエル展の博多人形と第52回創作博多人形展

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現在、福島県立博物館で開催中の喜多方「100年カエル館」コレクション展では、たとえば写真のような「博多人形」のカエルの展示もある。ちょっと見はくりくり頭の童たちが目立ってカエルがどこにいるかわからないが、童の足下や目の先、手の中に小さいカエルがいる。博多人形とはそういうもののようだ。伝統的には動物そのものはあまりなく、基本は人形(ひとがた)。人形に付随するように存在する。

展示しているのは、益永栄喜氏、柴田闘夫氏、中野親一氏、長友敬次氏の作品。また1点だけ作者不明の昭和30年代の博多人形がある。カエルグッズ・コレクターの大先輩、小沢一蛙さん(1876-1960)のコレクションにも博多人形があったが(江戸東京たてもの園所蔵)、やはり童と小さなカエルの組み合わせだった。カエルと戯れる童の姿は博多人形の定番としてけっこう古くから作られてきたのではないかと想像できる。

もちろん、伝統工芸も時代とともに変わっていく。動物ものもニーズに応じて増えていく可能性がある。同展示でも中野氏と長友氏の作品はカエル単体、もしくはカエルと他の生き物の組み合わせである。定番ものでもニューウエーブでも、ともあれしっかりしたものづくりの伝統に裏付けられた工芸品は見飽きることがない。

さて、現在、東京では池袋にある全国伝統的工芸品センターで第52回創作博多人形展が開催されています(8月24日まで)。ここにはカエルの作品は出ていませんが、博多人形の最前線をご覧いただけるので、ぜひお出かけください。

福島県立博物館HP http://www.general-museum.fks.ed.jp

100年カエル館/カエ~ル大学はこちらからhttp://www.kaeru-kan.com/http://kayale-u

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11のテーマに分けて100年カエル館のコレクションを展示

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写真は、現在開催中の福島県立博物館での喜多方「100年カエル館」コレクション展の展示の様子をご覧いただいています。

(写真上)は、入り口から会場の一部を見渡したところで、左手に見える壁際の展示ケースは手前から奥に向かって「1、材質で楽しむカエルグッズ」というテーマで、木製、藤製などのカゴ類、陶製、金属製、石製、布製としてきものや帯、袱紗(ふくさ)、匂い袋、そして壁面には紙物として掛け軸などを展示しました。そしてフロアは手前より「2、造形で楽しむカエルグッズ」に分類される「音楽家」「ファンタジー」「蓮乗り」「縁起物」「ぬいぐるみ」などを展示。引き続き、「3、実用で楽しむカエルグッズ」では「水まわりグッズ」「雨具」「香りグッズ」「マグカップ」「時計」など、「4、五大陸をカエルグッズで楽しむ」では「欧米のカエルグッズ」「アジア・アフリカ・オセアニアのカエルグッズ」「中南米のカエルグッズ」で比較できるイメージのちがいを展示でご覧いただき、特にカエルを象徴的に扱っている国や地域として「コスタリカ」「バリ島」「中国」のカエルグッズはそれぞれ特別に展示ケースを設けて紹介しました。

(写真下)は、(写真上)の奥を右に曲がると見える展示スペースの一部を出口から撮影した写真です。写真にはあまり見えないのですがここで「5、名作童話に登場したカエルたち」「6、アニメや雑貨のカエルキャラクター」とかわいいカエルたちを見ていただき、同フロアで「7、美しきカエルグッズの伝統」としてブランド品のカエルやカエルをデザインしたファッション小物やアクセサリーなどを展示。また「8、カエルをテーマに創作」しているアーティストとしては堀口五明笑氏をフィーチャーしました。そして「写真下」の右手に見える展示スペースは(写真上)の右手奥からの流れで、「9、カエルグッズで風流を味わう」とテーマ立てして、中国からの影響を受けて徐々に独自の文化を築いていった日本の文化史のなかにどのようにカエルが登場しているかがわかる切り口群を「ガマ仙人」「三足のカエル」「鳥獣戯画」「柳にとびつくカエル」「茶器」「花器」「博多人形」「郷土玩具」などの展示で紹介しました。

その他、最後は手前味噌にはなりますが、「10、カエルグッズでつながる」ということで祖父から始まった私たち三代のカエルコレクターのことを「カエルの親子」、そして三代目である私たちが仕事を通じてお世話になった方からいただいたカエルグッズやカエルについて書いた書簡などを「カエルのご縁」として紹介しています。

そして展示の組み立ての最後は、再び(写真上)の奥のスペースで展開している「11、小沢一蛙コレクション」へ。故小沢一蛙氏は私たちの祖父よりも前に今でいうカエルグッズを蒐集していた方で、そのご遺族から寄贈いただいているコレクションや制作物を展示しています。

ひとつひとつの展示ケースの中でカエルグッズたちがみごとなパフォーマンスを繰り広げています。また、壁に目を点じれば切り絵や版画、色紙、額装した布類なども楽しんでいただけます。

私たちのコレクションはあくまでも「カエルグッズ」の範疇(はんちゅう)で括られるものです。珍しいものもないとはいせませんが、誰でも持っているものもたくさんあります。そんなカエルグッズが生み出す“カエルの世界”が私たちに何を訴えているのか。ご覧になる皆さんそれぞれの目にそれが少しでも映ればうれしいと思っています。

福島県立博物館 http://www.general-museum.fks.ed.jp

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カエルに会いに夏は福島県立博物館へ、秋は上野動物園へ

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 先週土曜日の8月13日に、福島県立博物館での喜多方「100年カエル館」コレクション展は予定どおり開幕した。100年カエル館館長と私はパネル制作や絵画類の額装など東京でできる作業を済ませ、1週間前に会津に入る。気分は“いざ出陣”だった。それから内覧会までの1週間は“激しい戦闘”といったら物々しいが、2300個ものカエルグッズを喜多方の100年カエル館から会津若松市の県立博物館まで移動させるのは生半可なことではなかった。100年カエル館のもとになっている高山家は建設業を営んでいたせいか、先代の高山連天は木や土や石といった自然素材のカエルの置物にこだわりがあり、それらは比較的大きく、なかなかに重い。これらの搬入、展示には専門学芸員の榎陽介さんをはじめ県博の多くの職員の方々に並々ならぬ力をお借りしたことをこの場から感謝申し上げたい。

 同じカエルグッズたちが100年カエル館の45坪のスペースに押し込まれていた状態に対して、250坪の展示室に壁面を覗いても約50台の展示ケースに仕分けされた陳列は、他にあまり例を見ない美しさになったのではないかと自画自賛している。この夏はぜひ、カエルグッズを見に、会津にお越しください。

 このイベントは9月19日(月)まで行われる。そして、秋も深まりつつある10月22日(土)には、今年も秋のカエルトーク・イベント(かえる文化研究所、東京動物園協会、A-Ark共催)を開催することに。場所は春に引き続き上野動物園の動物園ホール。チラシが上がったのでご覧ください。

※終了いたしました。

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<関連サイト}

「カエ~ル大学」http://kaeru-kan.com/kayale-u

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru  ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。

 

 

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