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「空からオタマジャクシが降って来た」現象2011

Otama

2009年に新聞・テレビなどのメディアでも騒がれた「空からオタマジャクシが降ってくる」事件。振り返れば、同年6月に石川県七尾市で約100匹が発見されたのを発端に、同秋までに北海道から鹿児島までの20道県27市町で確認されたという。

そして今年、2011年6月。スポーツ報知によれば、8日朝、石川県加賀市の南河武志さん宅の玄関前で約20匹のオタマジャクシが死んでいるのが発見されたという。玄関ポーチ屋根にも数匹見つかったそうだ。南河さんの話によると、自宅から約100メートルのところにある営巣地に向けて飛来するシラサギを日頃から目撃することが多く、「ひなに餌としてもっていく途中に口からこぼれたのでは」と語っていると報道されている。

2009年の「空オタマ」現象については、カエルタイムズでも着目し、元平塚市博物館館長で、現在、神奈川大学教授の浜口哲一氏にご寄稿いただいた。カエルが好きで、古くからのバードウォッチャーでもあるという浜口氏は、カエルや鳥に関する日頃の観察やデータ分析から「成体に比べれば少ないものの、意外に多くの鳥がオタマジャクシも利用している」と説明。「オタマジャクシを喉にためて巣に運んでいく途中の親鳥が、何かに驚いて吐き出した可能性が高い」と述べている。

また、澁澤龍彦(1928-1987)の『東西不思議物語』には似た現象についてこんなことが書かれていたので紹介したい。「空から異物が降ってくるという現象は、よくあることらしく、庄司浅水の『奇談千夜一夜』によれば、1924年3月、オーストラリアのクインズランド州のロングリーチ市では、雨に混じって3センチから7センチくらいの生きた魚とカエルが降ってきて、付近の住民は大騒ぎをしたという。種を明かせば、これは沼や池の水が、旋風や竜巻で空中に巻きあげられ、その中の魚やカエルが雨と一緒に降ってきたので、べつに不思議でも何でもないのだ。」

日本の「空オタマ」事件でも竜巻説が挙げられていたが、日頃、自然観察をしていればあたりまえにあることなのかもしれない。浜口氏も「ふだんからどんな鳥が何をしていたかという行動記録を積み重ねていくことが大事だと改めて感じた」と締めくくっていた。

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