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2011年6月

松本かえるまつりに「ありがとう」

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先週の土日、第10回松本かえるまつりが開催された。私たち100年カエル館は、25日(土)にカエルグッズの展示とカエルグッズを集めることについて語る講演で参加させていただいた。天気予報では雨の確率が高かったにもかかわらず、一時スコールのように降ったものの基本は快晴に恵まれた。

 同ブログで事前に告知した私たちのミニ展示は、女鳥羽川沿いという場所に小石のカエルが里帰りしたようにいきいきと陳列することができた。「かわいい」というカエラーさんたちの声も聞かれ、それなりに喜んでいただけたと思っている。久しぶりにこのおまつりに参加して、皆さんのカエル・ファッションのコーディネートがとても上手になっていることにも驚かされた。周囲の生活環境にマッチしながらカエル的な個性の演出が巧みで、カエルの本質に通じるものがあるように感じられた。

 講演も予定どおり、14時にスタート。これまで博物館などでカエルをテーマにした展示について解説することはあっても、自分たちのカエルグッズ・コレクションについて1時間以上も話をするのは初めての体験。最初はどうなるかと思ったが、心やさしいカエル好きの皆さんのこと、最後まで聞いてくださったことにこの場から感謝申し上げたい。

 開催の2日前ぐらいに信濃毎日新聞社の記者さんから電話取材を受けた。このかえるまつりの希少性を問われ、「新しいふるさと」のおまつりとして10年続けることはとても大変なことで、未来に繋がるおまつりになったのではとお伝えした。今年のテーマはその10年に感謝を込めて、「ありがとう」だった。そして、私たち100年カエル館も含めて外からの参加者もまた、このおまつりがあることに「ありがとう」と感謝を感じている様子で、ナワテ通りは感謝で溢れた。それが伝わったのか、予定していたお天気も晴れに変えてくれたカエル大明神には改めて「ありがとう」を言いたい。

 その後、今日(6月30日)、松本に地震がありナワテ通りにも近い松本城でも一部崩壊した報道があったが大丈夫でしょうか。

 それではまた来年、かえるまつで会いましょう。

※写真は25日にナワテ通りの空き店舗で行った100年カエル館のミニ展示。

※100年カエル館・カエ~ル大学はこちらから http://kaeru-kan.com/kayale-u/

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<関連サイト>

「コトバデフリカエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kotobadefurikaeru  ※エッセイで時代をふりかえるサイトです。

「キモノ・二・キガエル」http://kaeru-kan.cocolog-nifty.com/kimonokigaeru  ※ゆかたやキモノ着用で優待割引のある施設をご紹介するサイトです。

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松本かえるまつりで「水辺の楽しさを伝える小石カエル」展示

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  松本かえるまつりが近づいてきました。25日は講演以外に、ナワテ通りでカエルグッズのミニ展示を行います。1日だけの展示なのでとても小さなものですが、女鳥羽川沿いということで、水辺に合う小石のカエルたちを選んでみました。

 カエルグッズはごくごく身近な素材である小石のものもいろいろあります。小石を使って表現したアートのカエル、石をカエルの形に切り出したもの、さまざまな小石の上に陶製のどれも同じようなカエルが乗っているものの3つに分けて展示します。

 カエルグッズは分類して、ひとつのテーマで複数個集めてみると、思いがけないムードが醸し出るものです。その気分をこの季節、かえるまつりという粋なイベントで味わってみてはいかがでしょう。

100年カエル館/カエ~ル大学はこちらからhttp://kaeru-kan.com/kayale-u

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サムライブルーの会津の空の下、カエルが鳴く

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会津は盆地なので、よくいわれるように夏暑くて冬は寒い。その分、春から初夏にかけてと秋の清々しさは格別である。空気の透明度が高いような気がする。そして、その空気が舞い動く風はとても心地いい。電車の窓から見た空は、山の稜線に沿って空気感が変わるのか、天然の青のグラデーションの趣きで、見飽きない。会津藩士も目にした空だと思うと、これが本当のサムライブルーかもしれない。

100年カエル館は休館中だが、私たちは先週末、カエルグッズの資料整理のために戻った。2年前に他界した父が遺した庭はアマガエルの鳴き声も聞こえ、この季節らしい若々しさに溢れていた。小さな庭だが、敷石に導かれて木立の中に入ると、雑念を忘れさせてくれる小宇宙のように感じられた。

100年カエル館カエ~ル大学はこちらから http://www.kaeru-kan.com/kayale-u/

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カエルが元気なこの季節、今年も「かえるてん」開催中

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毎年この季節に行われる、カエルがテーマのアート展、たまご工房企画「かえるてん」が現在開催されている。にらみのきいたアマガエルの絵を描くアーティスト月蛙工房の石野善浩さんをはじめ、30人以上のアーティストによるカエルアート作品が楽しめる。生活に取り入れられるアートが多いので、ぜひカエルに誘われてアートのある暮らしをはじめてみてはいかが。

期間 :  2011年5月31日~6月26日(日) ※火~土 12:00~19:30 日 ~18:00       月曜休廊

場所 :  Galleryたまごの工房 東京都杉並区高円寺南3-60-6 TEL.03(3313)8829

       http://tamagonokobo.com/

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カエルの季節ならではのうれしい贈り物

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入梅するこの季節は、商品のパッケージやショーウインドーのディスプレイでカエルが活躍する。画像は、昨年もカエルのシーズンギフトを送ってくださったYさんから届いた、ありあけの季節限定のお菓子の詰め合わせ。和紙で作られた2匹のカエルがバケツから今にも飛び出しそう。(見えないけれど)取っ手がレインボー、赤い傘をさして、バケツには紫陽花がついている、そして主役はカエルとくれば、ありあけのスイーツ同様、この季節の魅力満載で、カエルグッズとしてもコレクション価値の高いパッケージだと思う。

うれしい贈り物といえば、6月6日カエルの日の読売新聞1面に岩手県大船渡市の水田で元気に泳ぐオタマジャクシの写真が載っていた。同市の水田は震災で津波をかぶり、海水の塩分を抜くため、1キロ離れた沢から繰り返し水を引いて入れ、田植えをしたという。卵は5月上旬に孵化し、順調な稲の生育に合わせるように元気に育っていると報告されていた。

100年カエル館 http://www.kaeru-kan.com

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「空からオタマジャクシが降って来た」現象2011

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2009年に新聞・テレビなどのメディアでも騒がれた「空からオタマジャクシが降ってくる」事件。振り返れば、同年6月に石川県七尾市で約100匹が発見されたのを発端に、同秋までに北海道から鹿児島までの20道県27市町で確認されたという。

そして今年、2011年6月。スポーツ報知によれば、8日朝、石川県加賀市の南河武志さん宅の玄関前で約20匹のオタマジャクシが死んでいるのが発見されたという。玄関ポーチ屋根にも数匹見つかったそうだ。南河さんの話によると、自宅から約100メートルのところにある営巣地に向けて飛来するシラサギを日頃から目撃することが多く、「ひなに餌としてもっていく途中に口からこぼれたのでは」と語っていると報道されている。

2009年の「空オタマ」現象については、カエルタイムズでも着目し、元平塚市博物館館長で、現在、神奈川大学教授の浜口哲一氏にご寄稿いただいた。カエルが好きで、古くからのバードウォッチャーでもあるという浜口氏は、カエルや鳥に関する日頃の観察やデータ分析から「成体に比べれば少ないものの、意外に多くの鳥がオタマジャクシも利用している」と説明。「オタマジャクシを喉にためて巣に運んでいく途中の親鳥が、何かに驚いて吐き出した可能性が高い」と述べている。

また、澁澤龍彦(1928-1987)の『東西不思議物語』には似た現象についてこんなことが書かれていたので紹介したい。「空から異物が降ってくるという現象は、よくあることらしく、庄司浅水の『奇談千夜一夜』によれば、1924年3月、オーストラリアのクインズランド州のロングリーチ市では、雨に混じって3センチから7センチくらいの生きた魚とカエルが降ってきて、付近の住民は大騒ぎをしたという。種を明かせば、これは沼や池の水が、旋風や竜巻で空中に巻きあげられ、その中の魚やカエルが雨と一緒に降ってきたので、べつに不思議でも何でもないのだ。」

日本の「空オタマ」事件でも竜巻説が挙げられていたが、日頃、自然観察をしていればあたりまえにあることなのかもしれない。浜口氏も「ふだんからどんな鳥が何をしていたかという行動記録を積み重ねていくことが大事だと改めて感じた」と締めくくっていた。

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カエルづくしの2日間、松本かえるまつりで会いましょう。

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長野県松本市のナワテ通りで毎年開催されているかえるまつりをご存じだろうか。町おこし的に誕生したお祭りで、全国のカエルを愛する人たちから支持されて盛り上がってきた。21世紀に始まったイベントにもかかわらず10年続いたというのは、新しい伝統につながるお祭りといえるのではないだろうか。

実をいうと私たちは、100年カエル館の活動をスタートさせる前、第1回目の松本かえるまつりに参加させていただいた。2002年のこと、私たちはコレクションのなかからお分けできるものをフリーマーケットで販売した。朝からたくさんのカエル好きの方が詰め掛けてくれて大盛況となった。なかには破損しているカエルでも買いたいという方がいて、カエルグッズ愛好家の独特のこだわりに驚かされたものだ。

2005年にはカエルタイムズを創刊し、それを販売させていただいた。その後は、直接は参加しなかったものの、カエルタイムズや100年カエル館のHPで告知や報告で協力させていただいた。そして初回からこのお祭りをリードしてきた山本桂子さんから、今年が第10回目と聞いて、歳月の過ぎ行く速さに驚かされた。

今年は「カエルグッズコレクションについて~集めることで見えてきたカエルのこと」というテーマでお話させていただくことになった。話すことは得意じゃないのだが、カエルグッズを集めることやカエル文化について考えることの楽しさを、いくらかでも伝えることはできるかもしれない。今月25日、26日の2日間、カエルづくしの松本かえるまつりにいらっしゃいませんか。

※私の講演は、6月25日午後2時からです。また、25日、26日の両日、ナワテ通りの空き店舗で100年カエル館のカエルグッズコレクションの展示も行いますので、お楽しみに。

※お問い合わせ/Tel.0263(39)5552(夜18:00~22:00 担当 山本) http://pinokionosato.but.jp/frog/

100年カエル館・カエ~ル大学はこちらからhttp://kaeru-kan.com/kayale-u/

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京都の御池(おいけ)でカエルが薫る

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本日6月6日は、ケロケロのロとロでカエルの日である。そのこととは関係なく、この時期、毎年仕事で京都に行く。そして、その仕事でお世話になっている香老舗松栄堂さんでは、季節がら本店のショーウインドーにカエルの香炉をディスプレイされている。柳にカエルの組み合わせで、まさに小野道風を匂わせるワンシーンを演出している。お香を焚いて煙が柳に届けば、まさに柳に飛びつくカエルの風情。

「かおる」が一字違えば「かえる」になるように、香りとカエルは縁があると思っている。実際、100年カエル館のコレクションにも香炉や香合をはじめ香水瓶、アロマポット、石鹸など香りに関係するものもいくつかある。  

また、蛙が自分の生まれた池や沼などの水辺を離れても産卵のためにまた同じ水辺に戻ってくるのは、嗅覚がよく匂いを頼りにやってくると聞いたことがある。

そういえば、松栄堂本店は烏丸御池駅近く。この季節、京都の御池で香りとカエルを楽しんでみてはいかがでしょう。

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ナガレタゴガエルの繁殖に成功

  5月24日付けの同ブログでは、越前松島水族館の「かめ・かえる館」で展示されている福井県在来13種の蛙を紹介したが、同館ではまた全国の水族館で初めてナガレタゴガエルの人工繁殖に成功し、一般公開している。

 ナガレタゴガエルは、北関東から中国地方の山間部に生息する蛙で、成体の体長は4~6cm、繁殖期になるとたるむ皮ふや後ろ足の発達した水かきが特徴である。たぶん多くの人にとってあまり馴染みのない蛙だと思うが、それもそのはず1990年に命名されたばかりで、詳しい生息状況はまだ解明されていないそうだ。

 飼育員の百崎孝男さんによると、ナガレタゴガエルは昨年(2010年)の10月に福井県勝山市の滝波川の支流で親個体4ペア(8個体)を採集。ナガレタゴガエルは生息地の確認がむずかしく、今回の採集も3年がかりで実現した。福井県でも2年前に発見されていながらその分布域はまだはっきりしていなかった。詳しい人の話では、採集にはピンポイントとなる場所と時期があるらしく、結果的に発見の初記録のある場所で、水温が10℃を切った時期に採集できたそうだ。

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その後、45cm水槽で飼育開始。小石を水槽に設置。給水に落差をつけて水を落とし、水温を下げることで可能な限り「渓流」を再現。温度は最低3度まで下げ、「雪渓」を意識した環境づくりを行った。次第に皮ふがたるみ始め、お腹に卵が透けて見え始めた。

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3月31日に産卵。卵は12℃で様子を見、孵化後にオタマジャクシを3つの温度に分けて飼育する。

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水温は24℃は早々(5/12)に上陸し、5月28日現在、水温12℃のオタマジャクシはそろそろ前肢が生えそうなので上陸間近。

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上陸した亜成体(5個体)は親個体(3個体)と隔離して同じ60cm水槽内にて展示中。上陸直後は9mmほどの小さな蛙で、2~3日はトビムシサイズしか食べられなかった。さらに2~3日で小さなコオロギを食べられるようになる。

越前松島水族館では、2008年に行われた「国際カエル年」をきっかけに福井県の在来種をすべて集めることにした。その次のステップとしてトライした今回の人工繁殖。実現のためには、捕獲から繁殖まで温度など渓流という生息環境に起因する課題をクリアしていくことが最もむずかしかったという。

今回の成功をきっかけに百崎さんは「ナガレタゴガエル同様むずかしいと言われるカジカガエルやタゴガエルの人工繁殖にも挑戦したい」と語った。

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アメリカ自然史博物館に世界の蛙が大集合

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ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館といえば、映画「ナイトミュージアム」の舞台になった場所としても知られる。そこで2011年5月28日から2012年1月8日まで、世界の200種以上の蛙を生体展示する企画イベント「FROGS A CHORUS OF COLORS」が開催されているのでお知らせしたい。

この10年ほどで日本ではカエルへの関心がジワジワと広がり、生体展示からグッズの展示までカエルをテーマにしたイベントが増えた印象があるが、実は、アメリカでも同様の動きが起こっていた。その大きなきっかけのひとつに、「FROGS A CHORUS OF COLORS」というイベントがある。これはカエルタイムズ6号(2006年3月発行)でも取り上げたが、クライド・ピーリング・レプティランドが生体展示に協力してアメリカ各地の博物館を巡回してきた。

その皮切りとなったのが2000年に行われたアメリカ自然史博物館での同企画展で、今回は約10年ぶりの里帰り展となる。同館から届いたチラシやニュースリリースを見ると、さらに充実した内容になっているようで、人とカエルの関係が反映されたカエルグッズの展示にも力が入っている様子。これから仕事や旅行などでニューヨークに行く予定のある方は、ぜひアメリカ自然史博物館へお立ち寄りください。

<生体展示されているカエル3種>

①ブラジリアンミルクフロッグ/和名はジュウジメドクアマガエル。分布はブラジル北部、フレンチギアナ、ペルー、スリナムなど。樹上で生活していて木のうろなどで繁殖する。※(カエル文化的な鑑賞のポイント)きものにもなりそうなモダンな柄のカエル。きれいな水で染め上げる友禅のきものにも似て、カエルの自然界におけるクリエイターとしての能力の高さを評価したくなる。②ワクシーモンキーフロッグ/和名はソバージュネコメガエル。分布はアルゼンチンのチャコ地方、パラグアイ、ボリビアなど。乾季に乾燥から身を守るために体内の水分を逃さないよう全身にワックス状の分泌物を塗る行動をすることで知られる。※カエルは動物界のキング・オブ・コメディとしての評価も高い。③トマトフロッグ/和名はトマトガエル。分布はマダガスカル北東部。アントンギル湾周辺という限られた生息地に分布し、採集者に狙われやすいという問題もあるので、国際自然保護連合により、準絶滅危惧種に指定されている。※このカエルを見ると、威嚇のためとはいえなぜトマトに似てしまったのだろうと考えさせられる。カエル本人も驚いたような顔をしているが・・・。

(撮影)Joe McDonald,Clyde Peeling's Reptiland, Bill Love, Clyde Peeling's Reptiland

詳しくはwww.amnh.org

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