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香り かぐわしき名宝展で2匹のカエル発見

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 現在、東京藝術大学大学美術館で開催中の「香り かぐわしき名宝」展(2011年4月7日~5月29日 主催東京藝術大学大学美術館 日本経済新聞社 協賛ゲラン、他協力香文化資料室 松栄堂 松寿文庫、他)。この展示のなかにもカエルが“潜んでいる”のでご紹介したい。

 同展は日本文化における「香り」をテーマにした美術展である。よって展示品は香木や香炉、香道の道具から香りを切り口にセレクトされた日本画まで、日本に仏教が伝来して以来築かれてきた香りの文化史を堪能することができる。

 5月10日から一部展示替えがあり、蛙が描かれた作品も登場する。小茂田青樹(おもだせいじゅ)の大正15年(1926)の作品「緑雨」(東京・五島美術館蔵)がそれだ。まさにこれからの季節のような、新緑の時期の雨の風景。大きな芭蕉の葉っぱに叩きつける雨。その雨を誰よりも喜んでいるかのように、そして、雨宿りするようにうっとり佇む蛙が一匹。

 会期前半の展示ではまだ見られなかったので、図録に載っているこの絵に見入った。そして、降りしきる雨に顔を近づけるように木の上を見上げてびっくりした。種類の違うもう1匹の蛙がいる。

 この作品をより匂い立たせているは、脇役に回った石榴の花だ。こんなに美しく、かぐわしく、蛙のいる風景を描いてくれた小茂田青樹(1891-1933)に感謝したい。この作品を見るためにもう一度、今度は雨の日に蛙の気持ちになって会場を訪れたいものである。

作品:小茂田青樹「緑雨」大正15年(1926)五島美術館蔵

※終了いたしました。100年カエル館・カエ~ル大学はこちらからhttp://kaeru-kan.com/kayale-u/

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