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2010年11月

キュートでラッキーなアイテム、サツルノのカエル

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 もう冬眠の時期だというのに、TVCMや新聞広告ではまだまだカエルが大活躍している。長い景気の不安定感に、カエルの“縁起力”が求められているようだ。

 日本で縁起物とされるように、欧米でもラッキーアイテムとして愛されているカエルグッズ。カエル好きがヨーロッパを旅行すると、必ず見つけて持ち帰ることになるのがシルバーのカエルだ。私もフランスやオーストリアでシルバーのカエルのキーホルダーやフィギュリンを買ってきたことがある。

 ただし、シルバー製品の場合、うっかりすると黒ずんでしまうことが多いのが難点だと思っていた。(この黒ずみは空気中や人の皮脂に含まれる硫黄分と反応する「硫化」現象なのだとか)。「ヨーロッパではその黒ずみは悪いものを吸収した結果。魔よけの意味があるようですよ」とおしえてくれたのは株式会社日欧貿易の佐々木英樹さんだ。

 ㈱日欧貿易ではイタリアのブランド「サツルノ」のシルバーウエアを輸入し、日本のマーケットに合わせた商品展開をしている。サツルノの製品はいろいろな動物を表現したものがあるが、なかでもカエルのジュエリーや置物などの人気が高いそうだ(写真)。

 日本では伊勢丹メンズ館などで販売したところオシャレに敏感な男性客に受けて、その後30代以上の女性層も巻き込んで人気になっている。サツルノのカエルは求められるアイテムに男女差があったとしても、どちらにも受け入れられる魅力がある。

 購入者はたとえカエラーでなくても、そのデザインに魅かれて買って「もしかしたら自分も意外にカエル好きかも」と思う人もいるようだ。潜在的カエラーを掘り起こすサツルノのカエル。もちろん、カエルグッズ・コレクターにとってもコレクションに欠かせないアイテムになっているのかもしれない。

 もうすぐクリスマス。今年のクリスマスプレゼントは、贈っても贈られてもうれしいサツルノのカエルはいかが。

㈱日欧貿易HP http://www.nichioh.com/

100年カエル館・カエ~ル大学はこちらからhttp://kaeru-kan.com/kayale-u/

 

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“蛙賢人”からの贈り物と児雷也

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 “カエルの世界”に携わって、カエルと関わるさまざまな人々と出会うなかで“蛙賢人”と呼ぶべき人にいろいろな教えを受けることがある。私にとってはファンタジーや夢判断でいうところの老賢人のような存在で、有形無形の貴重な“贈り物”をいただいている。

 演劇研究家の河竹登志夫さんは、江戸から明治にかけて活躍した戯作者の河竹黙阿弥の曾孫で、カエルグッズの収集家でもある。カエルタイムズをお送りすると、お葉書をいただく。カエルタイムズ12号の文化面には江戸・明治にその名を知られた絵師、柴田是真のヒキガエルの絵を載せているが、河竹さんは黙阿弥と是真に親交があったことも書き添えてくださった。

 河竹黙阿弥といえば、カエル好きにとっては蝦蟇(ガマ)の妖術を使う児雷也(じらいや)が登場する歌舞伎『児雷也豪傑譚話』の作者としての印象が強い。黙阿弥、是真、そしてやはり同時代を生きてカエルの絵を数多く描いた絵師河鍋暁斎に江戸・東京での交流があったとすると、三者の間でカエルの話も交わされたのではないかと想像がふくらむ。

 写真は河鍋暁斎記念美術館が運営するかえる友の会の原田尚信さんからいただいた児雷也である。原田さんからも数え切れないほど多くの“カエルの智恵”を授けていただいた。

 

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「がまくんとかえるくん」の“一人バイリン唱”のすすめ

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 長いこと企業のPR誌の編集、最近ではウェブの中身の制作の仕事をさせていただいているが、企業の担当者の方からカエルについて聞かれることがある。

 「カエルが失くしたボタンを見つけに行く童話って知ってる?」とM氏。すぐに思い浮かばなかったのだが、「あっそうか、そんなことをするのは『がまくんとかえるくん』に違いない」と気づいた。

 M氏の中学生の息子さんが英語スピーチコンテストで朗読することになったのがそのストーリー。息子さんは通っている中学校の一年生の代表3人に選ばれた。他の2人は女子生徒で幼い頃からバイリンガルの環境で育っていて、日本語環境で育った息子さんはお父さんによれば「声が大きいことが評価された」という。

 息子さんが『がまくんとかえるくん』を奨られた理由は、そのお話がシンプルで情感を込めやすいからだそうだ。

 本当にその通りで、その後私がハマってしまったのが『がまくんとかえるくん』の、名づけて“一人バイリン唱”(「カエルの歌」の輪唱は2人でやりますが・・・)。『がまくんとかえるくん』の日本語版と英語版を用意し、同じお話を文章の切れ目ごとに日本語と英語で朗読する。この童話は、確かにシンプルで、似たようなフレーズが少しずつ変化していってお話が進む。その流れのなかで、寂しかったり、悲しかったりしたがまくんとかえるくんの気持ちが、うれしくなったり、ほのぼのとしたり、というふうに変わっていく。改めて「アーノルド・ローベル、いい童話をつくってくれたなあ」と感謝したくなった。

 そして童話というものが声を出して読むことで、さらにその味わいが伝わることも改めて知った。100年カエル館には寄贈していただいた本も含めてカエルをテーマにした絵本や童話も所蔵しているので、カエルになりきって朗読を楽しみたい。

 大人の皆さんも『がまくんとかえるくん』の“一人バイリン唱”をやってみてはいかがでしょう。まず日本語で情感を込めて読んだ文章を同じ情感のまま英語で繰り返す。マネゴトではない自分の思いのこもった英語が身につきそうな気がします。

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映画「そのカエル、最凶につき」の主演ケイン・トード

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世界中で絶滅の危機に追い込まれるカエルが増えている一方で、局地的にみると異常繁殖しているカエルもいるようだ。オーストラリアで問題になっているのがオオヒキガエル、CANE TOAD(ケイン・トード)の増殖。

 ケイン・トードに関してはカエルタイムズ3号(2005年8月発行)で、当時、両生類の研究機関のスタッフとして仕事をしていたリディアさんの活動について紹介したときに、実はふれていた。リディアさんはケイン・トードがおかれている悲惨な現状を訴えていた。彼女は愛犬の散歩の途中、ヘッドホーンから聞こえるラジオのトークでヒキガエルをテニスのマシーンに入れボールの代わりに使用するという、ホントともジョークともつかない話に愕然とする。そしてケイン・トードが醜く、役に立たないからと過激な方法で処分する人々がいることを嘆いていた。

 その時はあまり現実感をもてなかったのだが、先月、NHKBSの「世界ドキュメンタリー選」の「繁殖カエル ケイン・トード」を見てその実態を知った。ケイン・トードは、1935年にサトウキビ畑の害虫駆除のためにハワイからオーストラリアに持ち込まれた。しかし、そのジャンプ力ではサトウキビの上の方にいる害虫を食べることができず、結局、もくろみは失敗に終わった。それだけならしかたないが、今度はケイン・トード自体が異常に増え始め、オーストラリア東部のクィーンズランドを中心にその駆除のために大騒動になっているようなのだった。

 そして、今週終了した東京国際映画際ではそのケイン・トードが主演の作品を見ることができた。タイトルは「そのカエル、最凶につき」。NHKのドキュメンタリーを見たばかりだったので、“カエル好き”には辛い映画かなあと恐る恐る見に行ったが、素晴らしい映画だった。原題の「CANE TOADS THE CONQUEST(征服者、ケイン・トード)」が示すとおり、人間がヒキガエルを操作しようとしたのに、結局、ヒキガエルに操作されている人間の愚行をユーモアと哀愁をもって描いている。

 監督は、これまでも自然を扱ったドキュメンタリーにコミカルな味つけをして独自のジャンルを築いているマーク・ルイス。彼の作風に願ってもない容姿、キャラクター、そして生きざまをもっていたのがケイン・トードだったのかもしれない。この映画を見た日に、監督に直接お願いし送られてきた3枚の写真のうちの1枚が上の写真である。現在、編集に取りかかったカエルタイムズ13号でも詳しく紹介しようと思っているのでお楽しみに。

 オーストラリアで現実に起きているケイン・トード騒動に関しては、日本でも深刻な外来種の持ち込みの問題としてみんなで考えていかなければならないことだろう。その視点を取り戻すためにも、まずはこの映画を機会があったらぜひご覧いただきたい。

 

 

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バラエティ番組「方言彼女。」に『蛙辞林』が登場するかも・・・。

 この1~2ヶ月の間に2回ほどテレビで紹介された「カエルタイムズ」。いずれも吉祥寺にあるカエルグッズのお店Caveさんが取材され、そこで販売していただいている本紙も話題にしてもらえたのだ。そして近々、今度は『蛙辞林』がバラエティ番組のなかで見られるかもしれないのでご案内します。やはりCaveの石坂店長から連絡をいただき、「バラエティ番組のロケがあって、『蛙辞林』を読みながらデートをするというシーンを撮影していった」とのこと。番組名は「方言彼女。」。東京での放送はないようですが、以下の地域、日時で  ご覧いただけるようでしたら、ぜひ、Check it out、見てケロ。

 テレビ埼玉 11月8日(月) 22:15~22:30 

 千葉テレビ 11月13日(土) 22:15~22:30 

 TVKテレビ神奈川 11月8日(月) 25:00~25:15 

 三重テレビ 11月7日(日) 18:30~18:45 

 KBS京都 11月12日(金) 24:15~24:30 

サンテレビ 11月12日(金) 22:30~22:45

 

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