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アメリカ人とカエル

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 サッカーW杯も残すところ3位決定戦と決勝戦のみになり、気持ちも生活も落ち着いてきた。対戦する国のどちらが勝つか当てるというタコによる占いが話題になっていたが、同ブログで展開した「サッカーはカエル力の強いほうが勝つ」という説もあながち間違ってはいなかったと思う。8強に残ったチームは南米の国々か欧州の国々で、カエルグッズコレクター的にはどちらもカエルをモチーフにしたプロダクツや工芸品の宝庫なのである。

 ところで日本同様16強入りで終ったが、大躍進を果たしたアメリカのカエル力はどうだろう。アメリカとカエルの関係は南米とも欧州とも違う。その特徴を一言でいえば「エンターティンメント性」にある。たとえば、この約10年全米の博物館を巡回していたカエルの生体展示イベント「Frogs a chorus of colors」(「Clyde Peeling’s Reptiland」という爬虫類両生類館がプロデュースしたイベントで、写真はその展示風景の一部)があるが、それを見ただけでも何となく伝わるように、カエルという生き物の本来の姿や鳴き声をそのままショーアップして見せている。だからといってカエルにストレスを与えているわけではない。

 カエルたちは生息する自然環境に近い状態で、岩や植物、水の整備から温度、湿度、光の調整まですべてシステム化されたスペースに展示されている。ピーリング氏はこの展示でこれまで見落とされてきたカエルの美しさや優雅さをアピールしたかったという。「この展示はカエルを美しいなんて思ったことのない人の考えを変えるだろう」と。

 このイベントでは展示の最後に「Fictional Frog」という展示ケースで、カエルキャラクター界のエンターティナー、カーミット・ザ・フロッグをはじめさまざまなカエルグッズも紹介された。生物からグッズまで、カエルは人々を楽しませるエンターティナーとして世界的な注目を浴び始めているようだ。 

 さて、カエルタイムズ12号ですが、7月中には発行できる見込みとなりました。今号ではアメリカ出身の詩人アーサー・ビナードさんによる「日米比較カエル文学論」(2009年の相模原市立博物館での講演内容)も掲載されます。

●写真協力:Clyde Peeling’s Reptiland

 

  

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