サッカーワールドカップ記念 敵を知るにはカエルを知ろう(パラグアイ戦)
今日、サムライジャパンはいよいよ8強入りをめざしてパラグアイと戦う。
16強入りした国々をみると、私的には”カエル力”のある国々が健闘しているのではないかと思っている。因縁のある対戦で再び歴史の再現のように疑惑の残ったイングランド対ドイツも、ケロロジー(カエル学)的にはどちらもカエルに縁のある国である。勝利したドイツは、グリム童話の「カエルの王さま」で知られ、そこから世界中に王冠のカエルグッズが広まったといえる。一方のイングランドは、「ピーター・ラビット」シリーズに登場するカエル、ジェレミー・フィッシャー、「たのしい川べ」で冒険するヒキガエル氏を生んだファンタジーの国である。
そして今日、日本が対戦するパラグアイをはじめ、すでに8強入りを決めたアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ(写真はウルグアイの土製のカエル)など南米の国々は、生息しているカエルの色や形、生態も北半球にいるものとは違いカラフルでユニークなものが多い。そしてそこに暮らす人々にとっても古くから多産・豊穣のシンボルだったせいか、土ものの民芸品などにカエルの形のものがある。
しかし、日本も負けてはいない。カエルの絵柄が施された縄文土器にはじまり、平安・鎌倉の絵巻でカエルも描かれた「鳥獣戯画」、江戸の絵師たちが表現したカエルの絵など、日本美術史をふりかえるだけでも、日本人ほどカエルを身近な生き物として感じ、人とカエルがすぐれた文化を築いた国はないと思っている。
デンマーク戦でエレガントなフリーキックを決めた遠藤選手がパラグアイ戦を前に言っていたコメント。「僕はキッカー(オランダ語ではカエルと聞こえる)なので、狙える位置であれば必ず決めたい」。カエル力全開でがんばってくれそうである。
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