« カエルで楽しむ サッカー・ワールドカップ (アルゼンチン) | トップページ | 落語とカエル、そしてカエ~ル大学 »

サッカーワールドカップ記念 敵を知るにはカエルを知ろう(オランダ戦)

100_0647

 カメルーン戦に勝ったことで一気に盛り上がったサッカー、ワールドカップ熱。次は19日のオランダ戦。格上とわかっていてもせめてドローには持ち込みたいと、にわかサッカーファンも思わず訳知り顔で語りたくなる。

 さて、戦略を考える際に欠かせない書物といえば孫子の「兵法」。そこには敵を知ることの大切さが論じられている。カエルタイムズ的に敵を知ることとは、その敵にとってのカエルを知ることに他ならない。そこで、今回はオランダとカエルの関係が伝わる絵本を紹介する。

 2005年に82歳でこの世を去ったオランダの絵本作家マックス・ベルジュイスの『かえるくん』シリーズ(12冊/セーラー出版)である。2007年にこの作家の評伝『かえるでよかった』(セーラー出版)が出版され、著者のヨーケ・リンデルスさんが出版記念の講演のために夫とともに来日した。カエルタイムズではリンデルスさんに取材し、その詳しい内容を10号に掲載している。写真の「かえるくん」人形は、その時リンデルスさんからいただいたもの。

 オランダは農業国であり、高い山のない平地で水辺や牧草地が多いので身近にカエルがいることは想像される。しかし、日本でもそうだが誰もがカエルに好意的かどうかはわからない。オランダ語にはカエルにまつわる好ましくない意味の言葉も多いという。たとえば、カエルの血(冷酷、無感情)、ふくれあがったカエル(ほらふき)、冷たいカエルの国(湿気の多いオランダ)等々。

 ベルジュイスの描く『かえるくん』は、明るい色使いの絵とシンプルなストーリー展開で、かえるくんとその仲間たち(アヒルやブタやネズミやノウサギ)が何気ない日常の延長上でさまざまな出来事に遭遇する。種類の違う動物たちがかえるくんをフォローして問題を解決していく姿は、オランダチームの強さにも通じるかもしれない。

 さらにすごいのは、オランダ語でカエルのことを何というかというと、Kikker(キッカー)。英語のKicker(=蹴る人)と発音がほとんど同じ。オランダのカエルはジャンプや泳ぎだけでなく、サッカーも得意そうである。しかし、逆にいうとオランダの選手は皆カエルだ、と思えば日本チームとしては気楽なんじゃないだろうか。とにかく、いい試合をしてほしい。

 

|

« カエルで楽しむ サッカー・ワールドカップ (アルゼンチン) | トップページ | 落語とカエル、そしてカエ~ル大学 »

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« カエルで楽しむ サッカー・ワールドカップ (アルゼンチン) | トップページ | 落語とカエル、そしてカエ~ル大学 »