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2010年6月

サッカーワールドカップ記念 敵を知るにはカエルを知ろう(パラグアイ戦)

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 今日、サムライジャパンはいよいよ8強入りをめざしてパラグアイと戦う。

 16強入りした国々をみると、私的には”カエル力”のある国々が健闘しているのではないかと思っている。因縁のある対戦で再び歴史の再現のように疑惑の残ったイングランド対ドイツも、ケロロジー(カエル学)的にはどちらもカエルに縁のある国である。勝利したドイツは、グリム童話の「カエルの王さま」で知られ、そこから世界中に王冠のカエルグッズが広まったといえる。一方のイングランドは、「ピーター・ラビット」シリーズに登場するカエル、ジェレミー・フィッシャー、「たのしい川べ」で冒険するヒキガエル氏を生んだファンタジーの国である。

 そして今日、日本が対戦するパラグアイをはじめ、すでに8強入りを決めたアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ(写真はウルグアイの土製のカエル)など南米の国々は、生息しているカエルの色や形、生態も北半球にいるものとは違いカラフルでユニークなものが多い。そしてそこに暮らす人々にとっても古くから多産・豊穣のシンボルだったせいか、土ものの民芸品などにカエルの形のものがある。

 しかし、日本も負けてはいない。カエルの絵柄が施された縄文土器にはじまり、平安・鎌倉の絵巻でカエルも描かれた「鳥獣戯画」、江戸の絵師たちが表現したカエルの絵など、日本美術史をふりかえるだけでも、日本人ほどカエルを身近な生き物として感じ、人とカエルがすぐれた文化を築いた国はないと思っている。

 デンマーク戦でエレガントなフリーキックを決めた遠藤選手がパラグアイ戦を前に言っていたコメント。「僕はキッカー(オランダ語ではカエルと聞こえる)なので、狙える位置であれば必ず決めたい」。カエル力全開でがんばってくれそうである。

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サッカーワールドカップ記念 敵を知るにはカエルを知ろう(デンマーク戦)

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 サッカーワールドカップ、次はデンマーク戦。と、いうことで今回もカエル的に”敵”を分析。でも、これが敵とは思えない友好的な関係である。

 デンマークといえばアンデルセン童話。ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)が書いた童話作品の数々、「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「裸の王さま」「人魚姫」「赤い靴」等々は、たぶん日本人にとって日本の民話以上に親しまれているといってもいいだろう。そのせいか製パン会社にも「アンデルセン」があり、全国にその名を冠した公園も多い。2005年は作家の生誕200周年記念で本国のみならず日本でもいろいろなイベントが行われた。

 アンデルセンはその作品にカエルも登場させている。日本人にもおなじみの「おやゆび姫」では、ヒキガエルが自分の息子のお嫁さんにしようとおやゆび姫をさらっていくことから姫はいろいろな冒険をさせられることになる。また、「沼の王の娘」という童話では、昼間は美しいが残忍さのある娘が夜になると醜いがやさしい心をもつヒキガエルに変身する。アンデルセン童話でカエル(特にヒキガエル)は人間に好まれる存在としては描かれていないが、アンデルセン自身はそれにどこか愛情をもっているように感じられる。その感覚はカエルを好む現代の日本人にも通じるような気がする。

 ところで、最近のデンマークといえば、日本でも大人気の北欧家具などシンプルモダンなデザインを生み出す国としても評価されている。おしゃれなインテリアショップなどではそんな北欧デザインのカエルグッズに出合うことも。写真のカエルグッズは、Gry&Sifというデンマークで創作活動をしている姉妹によるニット商品。私たちはお互い姉妹で活動していることで共感し、彼女たちはカエルの作品が生まれると画像を送ってくれる。こちらもカエルタイムズのキャラクターでもあるカエラーフレンドをプレゼントしたこともある。

 と、いうことで24日の日本対デンマーク戦。すでに”カエールの交換”をしているということでいい試合になることは間違いない。

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落語とカエル、そしてカエ~ル大学

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 現在編集中のカエルタイムズでは、3月28日に足立善立寺で開催された「カエル信仰シンポジウム」の内容を4面にわたって掲載します。ご来場くださった方も、見逃された方もどうぞお楽しみに。

 ところで、そのシンポジウムで司会を担当した柳家我太楼師匠は、柳家小さん一門の権太楼師匠の弟子に当たる。そして、権太楼師匠と同じく故柳家小さん師匠の直弟子には柳家小三治師匠がいるが、先週、その小三治師匠を追ったドキュメンタリー映画『小三治』を観た。

 落語についてもまとまった知識は持ち合わせていないが、小三治師匠のことはテレビなどで見て知っている。飄々とした印象で、オートバイをはじめ趣味の多い器用な方なのだろうと思っていた。そして、CDで『出来心』を聞いたときは、文字通り涙が出るほど笑った(※)。

 しかし、この映画を見て、あの独特の「間」からしみ出るようなおかしみは、師匠自身の「落語とは何か」という飽くなき問いかけ、しまいには「自分は落語家に向いていないんじゃないか」と、自身を追い詰める果てに生まれていることを知って、すごく意外だった。

 映画のなかで師匠は「生まれ育ちだろうか」「テストで95点取ってなぜ100点が取れないんだと親に叱られて、それがイヤでこの道に入ったのに・・・」などとつぶやくシーンがある。

 落語にくわしい知人に聞くと、小三治師匠のご両親は学校の先生だったそうだ。そういえば、師匠ならではの持ち味が生きる「まくら」で、独自の教育論を繰り広げているシーンもあり、弟子との関係を見ていても「教える」ってこういうことでもあるんだ、と思わせる部分も。

 映画のパンフレットを読んで、監督の康宇政氏が落語に精通している立場ではなく、映像制作者として一人の人間、柳家小三治(本名:郡山剛蔵)を記録したことがわかって納得した。

 100年カエル館は、学問を楽しむ場として「カエ~ル大学」を立ち上げます。HPに趣意書をUPしていますので、ぜひご覧ください。

※落語『出来心』ではあばら屋の流し台の下あたりからヒキガエルが這い出す様子が語られる。昔からヒキガエルが民家に住みついているシーンは日常的なものだったのだろう。写真は昭和初期ごろの陶製のヒキガエル。

100年カエル館 http://kaeru-kan.com

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サッカーワールドカップ記念 敵を知るにはカエルを知ろう(オランダ戦)

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 カメルーン戦に勝ったことで一気に盛り上がったサッカー、ワールドカップ熱。次は19日のオランダ戦。格上とわかっていてもせめてドローには持ち込みたいと、にわかサッカーファンも思わず訳知り顔で語りたくなる。

 さて、戦略を考える際に欠かせない書物といえば孫子の「兵法」。そこには敵を知ることの大切さが論じられている。カエルタイムズ的に敵を知ることとは、その敵にとってのカエルを知ることに他ならない。そこで、今回はオランダとカエルの関係が伝わる絵本を紹介する。

 2005年に82歳でこの世を去ったオランダの絵本作家マックス・ベルジュイスの『かえるくん』シリーズ(12冊/セーラー出版)である。2007年にこの作家の評伝『かえるでよかった』(セーラー出版)が出版され、著者のヨーケ・リンデルスさんが出版記念の講演のために夫とともに来日した。カエルタイムズではリンデルスさんに取材し、その詳しい内容を10号に掲載している。写真の「かえるくん」人形は、その時リンデルスさんからいただいたもの。

 オランダは農業国であり、高い山のない平地で水辺や牧草地が多いので身近にカエルがいることは想像される。しかし、日本でもそうだが誰もがカエルに好意的かどうかはわからない。オランダ語にはカエルにまつわる好ましくない意味の言葉も多いという。たとえば、カエルの血(冷酷、無感情)、ふくれあがったカエル(ほらふき)、冷たいカエルの国(湿気の多いオランダ)等々。

 ベルジュイスの描く『かえるくん』は、明るい色使いの絵とシンプルなストーリー展開で、かえるくんとその仲間たち(アヒルやブタやネズミやノウサギ)が何気ない日常の延長上でさまざまな出来事に遭遇する。種類の違う動物たちがかえるくんをフォローして問題を解決していく姿は、オランダチームの強さにも通じるかもしれない。

 さらにすごいのは、オランダ語でカエルのことを何というかというと、Kikker(キッカー)。英語のKicker(=蹴る人)と発音がほとんど同じ。オランダのカエルはジャンプや泳ぎだけでなく、サッカーも得意そうである。しかし、逆にいうとオランダの選手は皆カエルだ、と思えば日本チームとしては気楽なんじゃないだろうか。とにかく、いい試合をしてほしい。

 

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カエルで楽しむ サッカー・ワールドカップ (アルゼンチン)

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 サッカー・ワールドカップ2010南アフリカ大会が始まった。そして今日は昨夜のカメルーン戦での日本の勝利に興奮冷めやらない人も多いことだろう。因みにカエルグッズで物事を読み解くケロロジー的には、カエルとサッカーも関わりが深い。ケロ(蹴ろ)ケロ(蹴ろ)ということで・・・。ブブゼラという応援用のホーンの響きは、ウシガエルの鳴き声のようでもある。4年前のドイツ大会では、カエルタイムズでもベスト8に残った国とカエルとの関わりをその国でつくられたカエルグッズの写真とともに紹介した。

 今回も活躍が期待されるそれらの国々について、カエルタイムズ8号をもとに振り返ってみる。最初はアルゼンチン。今回の注目は言うまでもなくメッシ。小さな体で大きな仕事をするその姿はまさに“かえる力”に溢れている。そして監督はあのマラドーナ。前回は監督でもないのに「その応援する姿が目立った。会場の外でもマラドーナのそっくりさんやかぶりものをした人が見受けられた。そのマラドーナに似ているとはいわないが、アルゼンチンにはベルツノガエルやバジェットガエルというとてもユニークな形態をしているカエルがいて、日本でも人気が高い」。6月13 日のナイジェリア戦では1対0で勝利している。

 

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ヒグチさんの恋しカエル

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 6月はカエルの季節。ふりかえると私たちは、2002 年のこの季節に初めてカエルに関するモノの展示イベントを行ったのだった。

 場所は当時赤坂アークヒルズにあった「京都館」。タイトルは「京都に恋しカエル展」。100年カエル館には、喜多方在住のアーティストによる小石を使った作品がある。その小石はうちの父が川原から運んだもので、父はそのアート作品を「恋しカエル」と命名していた。そこで私たちもいろいろと縁のある京都に因んだカエル展ということで、「恋しカエル」を使用した。

 2枚目の写真に見えるように、イミテーションの藻やぜんまいを敷き、その上に全国のアーティストの方々に石ころを使って制作してもらったカエル・アートを展示した。まるでカエルたちが里山で遊んでいるように・・・。

 そこには、私たちがカエル以外の仕事で長くお付き合いさせていただいている関西在住の作家の方も、お嬢さんと秘書の方と一緒に出品してくださった。2枚目の写真の中央よりやや右寄りに見える、パステルグリーンの後姿のカエルは、秘書のヒグチさんの作品である。阪神タイガースファンならではの虎ガエルもあった。先日、そのヒグチさんが亡くなられた。作家のお嬢さんが知らせてくれたのだが、「たまに同窓会や小旅行に行かれると棚の上にカエルちゃんがこっそり増えていました。ヒグチさん、隠れ(?)カエラーだったのかもしれません!」という。

 偶然というのはあるもので、ヒグチさんのお兄さんご夫妻の家がうちの姉のマンションのすぐ真下だった。それがわかったのもカエルのおかげ。以前、作家のお嬢さんは私たちのためにカエルのイラストのオリジナル便箋をつくってくださった。ヒグチさんはそれを姉の家に直接発送しようとして気づいたのだという。姉は「30年近くも一緒に仕事をさせていただいたのにお会いしたことは一度もない。電話でのやりとりだけだったが、そういえばお互い引き気味に譲り合いすぎる会話は、カエル好き同士ならではだったのかもしれないね」とふりかえる。 

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(こっそり増えていたというヒグチさんのコレクション)

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笑いとお菓子を運んでくれた「ありあけ」のカエル

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  姉妹で仕事をしていると笑いの感覚が似ていることが、日々の仕事の困難のなかで何かと救いになることがある。笑いといってもちゃんとオチのあるような話をするのではない。たとえば気になるCMが同じで、そのCMソングを二人で歌っているだけで可笑しくなるのである。

 最近私たちの笑いのツボにはまったCMは、横浜ありあけのお菓子のCM。「ありあけエのハあーバー」というサビの部分を歌うだけで微笑ましさとも可笑しさともつかない気持ちが込み上げる。そこで浮かんだ地口のシャレ的な一句「可笑しみもお菓子も口にいとをかし」。ストレスを解消してくれるという意味で笑いとお菓子には共通するものがありそうだ。

 そんなことを考えていると、やはりいいことがあるものだ。時々カエル情報を送ってくださるYさんからまずメールの画像が送られ、翌々日には現物も届いた、ラッピングにかわいいカエルの装飾を用いたギフト(写真)。なんと横浜ありあけのお菓子だった。そんなカエルの贔屓目(カエルだから蟇目?)がなくてもすっごく美味しかった。

<お知らせ>                                             ●カエルタイムズ12号の編集はまだ五合目ぐらいですが着実に進んでおります。もうしばらくお待ちください。

●6月はカエルの季節。カエルインフォにもイベント情報が届いていますのでご覧ください。http://kaeru-kan.com

 

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