蛙の目借時に届いた眠そうなカエルの写真
「春眠暁を覚えず」のこの時期は、「蛙の目借時(めかりどき)」ともいう。春に眠くなるのはカエルが人の目を借りるせいだとする俗説。でも、今年の春のように気温差が激しく、三寒四温ならぬ“二寒二温”ぐらいが繰り返されれば、カエルも目を借りる前に目を回しそうである。などと考えているときに届いた、今年の冬眠明けのカエルの写真画像。やっぱり眠そう。カエルは低血圧なのだろうか、寝起き悪そう、である。
送ってくれたのは、この小さき生き物、アマガエルを、それらしからぬ迫力で描き出す兵庫県在住のアーティスト、石野善浩さん。カエルタイムズでは10号(2007年9月発行)で紹介したが、石野さんの場合、こうして毎年どこからともなく“よみがえる”アマガエルを写真に撮り、魂を込めて再現する。昨年は『水無月蛙Tシャツ展』と題したTシャツ作品の展示販売イベントを関西の3つのショップで開催した石野さん。今年はいまのところ以下の2つのイベントに参加予定とか。「月蛙工房」として、カエルを表現した絵画、版画、Tシャツ、オリジナルマッチなどが出品される。昨年好評だった藍染蛙Tシャツは、今年も藍染職人とのコラボで新作も出る予定。お楽しみに。
●5月8日(土)~9日(日)ひめじクラフト・アートフェア 出店
http://wood-top.com/craft/info.html
●6月1日(火)~6月27日(日) 第9回かえるてん 参加
※作品データ:『皿がえる0601』油彩・テンペラ・圧縮パルプ 30cm 2006年 個人蔵
100年カエル館HP:http://kaeru-kan.com
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