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2009年7月

カエルタイムズ編集中です。

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「スキスキ大スキ!カエル展」を開催中の

相模原市立博物館では、昨日(7月27日

日曜日)、同展でキュートさ満点のカエルの

写真や生体を展示しているカメラマンの

松橋利光さんの講演会が行われた。

 松橋さんがこれまで撮影してきた日本や

海外のカエルが大画面で見られ、また、

子どもの頃から父親になった今もずっと

カエルとふれあっているご本人の人柄が

カエルっぽさとして伝わる、まさにカエル

好きにはたまらないひとときだった。

 松橋さんがカエルを観察・撮影しようと

しているとカエル以外の生き物たちと

出会う話があった。それはカエルを食べ

ようと狙っているサギやヘビだったり、

カエルが食べようと待ち構えている虫

だったりする。そして松橋さんがカエル

だけでなく、蝶やバッタなどの昆虫の持ち

方をおしえてくれたとき、私自身の手に

その感触がよみがえった。

 小学生のとき、生き物のカエルに興味を

もったことはなかったが、虫が大好きで

”虫めずる姫君”と呼ぶ人もいた。友だちが

泳いでいるプールのフェンスのそばで

カラタチの木に止まるクロアゲハを捕獲し

ようと息を潜めているような子どもだった。

 おかげで水泳の方は泳げないことはない

が、犬かきしかできない。高校のときは

50メートルを泳ぎ切らないと体育の単位が

もらえないので、その犬掻きで25メートル

プールを往復したときは、3階の窓から眺めて

いた生徒たちから拍手をもらい、体育の先生

からは「そんな上手な犬かきができるなら

平泳ぎを覚えなさい」と言われた。

 平泳ぎといえば別名蛙泳ぎである。その時の

私は将来カエルのことに真剣に関わるように

なるとは思ってもみなかった。でも、その頃から

雑貨店で写真のようなマグカップを見つけては

買い集めるようになっていた。

 子どもの頃、あんなに虫を追い求めていた

のは、やはりカエル的な何かだったからだろうか。

 そんなことを思い出させてくれた松橋さんの

講演。現在、カエルタイムズは夏の終わりまで

には発行できるように編集を進めている。

松橋さんにも原稿をお願いしているので、

お楽しみに。

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カエルの帰巣本能とエコなまち喜多方

2つの場所を行ったり来たりして仕事を

する2地点居住のスタイルが推進されて

いるようだが、私たちも結果的に東京と

喜多方を拠点にするようになって5年ほど

になる。

 喜多方は生まれ育った故郷だが、すで

に東京で暮らすようになってからのほうが

長い。だから喜多方に100年カエル館を

立ち上げても、地域に溶け込んでいると

いう実感は少なかった。

 そんな折、日頃仕事でお世話になってい

る会社が社員旅行で会津への旅を予定し

ていると聞いて、喜多方も含めた会津全体

の観光案内のパンフレット「極上の会津」と

喜多方のラーメンMAP、そして100年カエル

館のパンフを持って伺った。

 「極上の会津」の地図上には100年カエル

館も載っている。

 カエルは成体(大人)になり、生まれた水辺

を離れて四方八方に動き回っても、繁殖期に

なるとかならず生まれた場所に戻って来ると

いう。いわゆる帰巣本能のようなものだろう。

 私たちが喜多方で100年カエル館を運営

するようになったのも帰巣本能によるものな

のだろうか。

 喜多方は7月から11月30日まで、「エコな

まちあるき喜多方」事業を行っている。観光

案内所でポイントラリーの台紙をもらって市

内を見て歩くことでエコ活動ができ、ポイント

がたまる。100年カエル館でもこの事業に

協賛。ポストカードを用意してお待ちしていま

すので、ぜひお出かけください。

Photo

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アーサー・ビナードさんとカエル

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この前の日曜日(28日)に相模原市立博物

館の大ホールで、詩人のアーサー・ビナード

さんの講演が行われた。演題は「トノサマガ

エルになる方法~日米の文学と環境をめぐっ

て」。日米の文学を比較して日本語で語る、

英語を母国語とする作家や研究者はこれま

でもいたが、「カエル」をテーマに英語的思考

と日本語的思考の両方を働かせて、日本語

を使用する聞き手の前で講演をしたのは、

世界広しといえどアーサーさんぐらいでは

ないだろうか。しかもその語り口はとても親し

みやすい。

 アーサーさんの作品に「トノサマガエルに

なる」という詩がある。オタマジャクシがトノ

サマガエルになるまでの体の変化を言葉の

変化で追ったまさに実験的な詩だ。講演で

はこの詩が生まれた理由も語られた。オタ

マジャクシは尻尾だけの状態から後ろ足が

生えた状態、前足も生えたけれど尻尾も

ある状態とそれぞれ違うのに、オタマジャ

クシというひとつの名前しかないことに

疑問を感じて作られたという。ひとつひとつ

の生き物に対する視線がやさしい。

 カエルタイムズではこの詩がまだ出版化

される前にテレビで紹介されているのを

見て掲載させていただいたのが、私たちが

アーサーさんと出会うきっかけだった。

 冒頭の写真は今回の講演とは直接関係

ないが、この象牙でできたカエルのように、

カエルはめいのう(鳴き袋)を膨らまして鳴

くことでさまざまなファンタジーを生み出し

ている話もあった。

 体がふくらんで、ふくらんでビッグ・バン!

宇宙の起源さえカエルにあるのではないか

と思えるほどワクワク楽しいアーサーさんの

お話だった。

 

 

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