カエル以外の仕事でカエルに出会う
普段は、もちろん、カエルに関すること
以外の仕事もしている。その仕事の
なかでもカエルに出会うことがある。
先週末は京都での仕事があった。
そのご縁でご案内いただいたのが、
東山のふもとにある泉屋博古館(せんおく
はくこかん)。
ここで今月28日(日)まで開催されている
「住友コレクション 雅なる香りの世界」を
拝見した。同館は住友家が蒐集した美術
品を展示する美術館で、常設展ではコレク
ションとして世界的に高く評価されている
中国古代の青銅器・鏡鑑(きょうかん:
かがみ)を見ることができる。
100年カエル館のカエルグッズ・コレクション
にも中国の清時代のもの(と骨董屋さんに
いわれた)の青銅器のカエルがあるので、
何かあるのではと内心ワクワクしていた。
しかし、こちらのコレクションは紀元前、
中国古代の王族のものが中心。カエルは
ないのかなと諦めていたところで、発見。
蛙蛇文盤(春秋前期)という水盤のような
ものと四蛙銅鼓(六朝)という太鼓のような
もの、そして鏡にも月精としての蛙が兎と
ともに描かれていた。
「ウワーッ」と静かな館内で奇声を発して
皆さんを驚かせてしまった。
「カエル」以外の仕事でカエルを発見した
ときの喜びはまた格別。井の中の蛙も大海を
知れば、さらにすばらしいカエルに出会える
ことを実感させられる瞬間である。
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