100年カエル館コレクション15 コスタリカのカエルグッズたち

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 11月に入り日本は日増しに寒くなってきたところで、今回は「常夏」から「常春」といえる気候の国コスタリカ共和国のカエルグッズをご覧いただきましょう。

 100年カエル館では以前発行していた「カエルタイムズ」の創刊号(2005年4月発行)で、現在もコスタリカに住む石井信也さんにコスタリカの「カエル事情」について書いていただいたことがあります。ご寄稿によれば生物多様性の国と呼ばれる同国には、140種類のカエルが生息していて、写真家でもある石井氏はヤドクガエルやアカメアマガエルなど実際に原生林で出会った色鮮やかなコスタリカのカエルたちの魅力についてその写真とともにご紹介くださいました。

 そうした色美しいカエルたちはかなり強い毒をもっていることがあるのですが、「派手な色と毒はいわば自衛手段。そっと扱ってやれば大人しい可憐なカエルたち。人間が手で触っても有害ということではなく、指に傷があるとか、カエルを触った手で目をこするなどすると炎症を起こすことがある」と極度に恐れる必要はないようです。

 コスタリカがカエルと関わりの深い国であることが、100年カエル館にも土物、木製品、文具、キーホルダー、アカメアマガエルやヤドクガエルのフィギュアなどさまざま集まっていることから推察できます(画像)。石井さんはコスタリカのカエルの文化史について「コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年以前にここに住んでいた先住民のインディオたちは、アニミズムを信仰しており、自然界の動物たちと共生していた。なかでもカエルは多産の神として崇められていたようで、国立博物館へ行くとカエルの金細工や土器が沢山あり、目を楽しませてくれる」と書いています。

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 コスタリカ(Costa Rica)という国名は、スペイン語で「Rica(豊かな)Costa(海岸)」を意味し、コロンブスがこの地に上陸したときに金細工の装飾品を身に着けたインディオと遭遇したことからその名前がついたと言われます。メトロポリタン美術館(米国ニューヨーク)にもペンダントトップと考えられるカエルの金細工が数点所蔵されています。おもに11世紀から16世紀にコスタリカとその隣国パナマの国境付近にあるチリキという地域でインディオによってつくられたものと考えられます。ここに掲載した画像はそうしたコスタリカの金細工のレプリカで、コスタリカのお土産として販売されていたものです。

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カエルが引き合わせてくれたあの頃のニューヨーク発現代アート

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《Duco CEMENT》1980年 米沢市上杉博物館 通期展示

カエルに導かれるように美術展に出会うことがあります。現在、渋谷区立松濤美術館で開催されている「後藤克芳 ニューヨークだより “一瞬一瞬をアートする”」展もそのひとつ。目の前に現れた広告には、ドーンとカエルが造形された立体作品。ポップで愉快なカエルの胴体部分が、なぜか「Duco CEMENT®」という商品のパッケージになっていました。この「デュコセメント」は、アメリカでは家庭などでも日常的に使われている接着剤で、作家自身、木工制作の際によく使用していたもののようです。(※画像)

後藤克芳(1936~2000)は、1964年に渡米して以降亡くなるまでニューヨークを舞台に活動し、半立体のスーパーリアリズムの作品を制作したアーティストです。出身は山形県米沢市。今回の展覧会は、没後郷里の米沢市上杉博物館に寄贈された作品群を中心にその全貌が紹介されています。

米沢市は、100年カエル館のある福島県会津・喜多方市と隣接するどちらも山に囲まれた自然豊かな土地。生息しているカエルの種類もほとんど変わりません。カエルは子どもの頃から身近な生きものだったでしょう。

それにしても本来小さな接着剤を高さ1mほどの奇妙なカエルの胴体部にしてしまった理由が気になりました。そして想像したのは、このカエルの顔の下あたりに書かれているパッケージの注意喚起の文言「危険!目に入ると炎症を引き起こす」と読み取れる警告に意味をもたせたかったのではないか、と。

実際、この警告はカエルが行うととても説得力があります。天敵に対して自ら攻撃する手段をもたないカエルは、多かれ少なかれ分泌物に毒性がある場合があり、カエルを手に乗せたりした後では目をこすらないようにというのが野外観察の際の注意事項にもなっています。

さらに、中南米にはその名もヤドクガエルという強力な毒をもつ極彩色の美しいカエルたちがいます。そのカラフルさは天敵に対して「毒をもっているから触るとキケンだよ」という警告色になっています。後藤克芳がヤドクガエルを知っていたことは、《Duco CEMENT》を制作する2年前、1978年に制作した作品に迷彩柄の帽子を真上から描き、よく見るとその上に熱帯雨林に棲むヤドクガエルと思われる立体を視覚的には紛れ込ませるように組み合わせていることから推察できました。(※画像)

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《untitled》1978年 米沢市上杉博物館 通期展示

今回、故後藤克芳氏が同世代で現在もニューヨークを中心に活躍している篠原有司男氏と親交があったことを知り、筆者にとってはヤドクガエルでお二人がつながりました。100年カエル館で2006年に発行した「カエルタイムズ」に篠原氏にご寄稿いただいたことがありました。当時、篠原氏は回顧展で「セザンヌについて語る2匹の蛙」という大作を展示し、「毒ガエルの逆襲」というドローイングを描かれていました。

70~80年代に若者だった世代には、遠く憧れたニューヨークのアートシーンにリアルタイムに挑んでいた二人の日本人アーティスト。その心に生息していたヤドクガエルとは何だったのか、考えたくなる展覧会でもあります。実はまだ会場に足を運んでいないのですが、その答えを求めに行きたいと思います。

 

<後藤芳 ニューヨークだより

“一瞬一瞬をアートする”>

会場 渋谷区立松濤美術館 

会期 2020年10月3日(土)~11月23日(月・祝)前期:10月3日~25日 後期:10月27日~11月23日 ※休館日は月曜日(ただし、11月23日は開館)、11月4日(水)

開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

入館料 一般500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円、小中学生100円 ※その他、団体、渋谷区民割引等あり。

主催 渋谷区立松濤美術館

特別協力 米沢市上杉博物館

お問い合わせ 渋谷区立松濤美術館 〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14 TEL.03-3465-9421 https://shoto-museum.jp

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夏休みのカエル講座最終回「カエルの色彩表現とフェルメール」 

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カエルは色彩表現の天才だと思うことがあります。

日本で「蛙色」といえば基本はグリーン系というイメージがありますが、実際にいろいろな種類のカエルを見ると黒っぽかったり、茶系だったり、かと思えば、黄緑色のアマガエルの中にきれいな水色や白色の個体が見つかったりすることもあります。

日本ではアカガエル科のカエルとアオガエル科のカエルは多いのですが、アカガエルといってもアフリカのトマトガエルほど赤くなく、渓流の石の上で鳴くカジカガエルはアオガエル科なのにグレー系だったり、その色彩表現はまさに天性の芸術家といえそうです。

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そんなカエルがまさに体現している色彩表現について、広島大学の三浦郁夫氏はその論文「カエルにおける色彩発現の遺伝的メカニズム」で詳しく述べられています。

カエルの皮ふには基本となる3種類の色素細胞、「黄色細胞」「虹色細胞」「黒色細胞」があり、オタマジャクシからカエルに変態すると、それら3つが表皮から順に三層に配置し「真皮性色素胞単位」というユニットを形成して色彩を発現するのだそうです。さらに「第4の色素細胞にアカガエルでは赤色細胞が黒色細胞の下に配置し、アオガエルでは紫色細胞が黒色細胞に代わって出現する」と解説。

 アカガエルとアオガエルの違いはそこに由来するのかと納得がいきました。さらにカエルの〝表現力”にかかわるともいえるのが「虹色細胞」に含まれている「反射小板」という、色をもたない色素。これは黒色細胞の黒色を背景として、外から入射した光を表に返す機能をもっているのだそうです。この仕組みについて三浦氏は、時々田んぼなどで発見される青い色のアマガエルを例にとって説明されています。

「(普通に見られるアマガエルの)グリーン色は、虹色細胞が青色付近の波長の光を外に返し、途中、黄色細胞の黄色い色素を通過するため、両色が混ざって発現する。しかし、この黄色素が欠損するか、あるいは極度に凝縮すると黄色のフィルターがなくなり、皮膚色は反射光のブルーを呈する」そうです。イエローの絵の具を切らしたカエルの画家は本来の蛙色(=グリーン)を生み出せないのでしょう。

詳しくは下記URLから「カエルにおける色彩発現の遺伝的メカニズム」をご覧ください。

https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/4/47719/20190704092219945395/BHSJ_2009-2_151.pdf

最近、BS放送で映画『真珠の耳飾りの少女』を観ました。17世紀オランダの画家フェルメールとその作品のモデルとなった若い女性のことが描かれていますが、画家が少女に雲を見ながらその色を問うシーンがあります。彼女は最初「白」と答えますが、すぐにそれを否定し「黄、グレー、そして青」と実際に目に映る色を挙げます。

今回、カエルのもつ色彩表現のメカニズム、特に「反射小板」の機能を知ることで、この画家を気取ったカエル(画像)は“光の天才画家”と呼ばれるフェルメールをまねているのではないかと、秋の日の雲を見ながら空想してみました。

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カエルはもう頬づえはつかない

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頬づえをつくという進化したポーズに、

カエルは憧れることがあるだろうか。

人が頬づえつきたくなるとき

その両腕は何かをきっかけに

重くなった心を支えてくれる。

でも本当はその両手を頬から放して

歌ってしまえばいいのかもしれない。

左右の頬を膨らませて鳴くカエルのように

「もう頬づえはつかない」(※)

 

※「もう頬づえはつかない」といえば、1970年代に出版されたベストセラー小説に作家の見延典子さんが大学の卒論として書いた作品『もう頬づえはつかない』があります。当時、桃井かおりさん主演で東陽一監督により映画化もされました。

◎写真のCDジャケットは、フランス人歌手、パトリシア・カースの1990年代の来日記念盤『はかない愛だとしても』。言葉を超えて伝わるその切ないほどの歌声は、デビュー当初よりエディット・ピアフの再来といわれ世界中の人を魅了してきました。EPIC SONY RECORDS ESCA5953

◎カエルグッズは世界的に人気のSprogz Frogs Figurines 

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夏休みのカエル講座7 カエルが逃げる

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 9月に入り学校生活は始まっていると思いますが、ここでは「夏休みカエル講座」を続けさせていただきます。今回のテーマは「カエルが逃げる」です。

 カエルグッズを集めていると、人間と同じような格好をしたカエルも含め、そのポーズにカエルは飛んだり跳ねたり、泳いだりすることが得意で好きなのだと思うことがあります。たとえば写真右のジャンプする姿のビニール製のカエルや、写真左の泳いでいるように見えるプラスチック製のカエルのブローチなども。しかし、自然界におけるその行動が、天敵から逃げるために発達させた能力であることがわかると、その健気さに一層の愛情が湧きました。

 写真中央にいたっては、アカメアマガエルが木の枝に登って得意げなポーズをとっているように見えます。でも、英語でTree Frog(樹上性のカエル)といわれるアマガエル科のなかまたちも、やむにやまれず逃げて木に登ったことが現在に至る繁栄につながったとする見方もあります。6600万年前に地球に隕石が衝突したことで恐竜が滅んだ後、爆発的に数を増やしたのが木に登って暮らしたアマガエルたちだったという、カリフォルニア大学バークリー校教授のディヴィッド・ウエイク博士による研究報告が2017年に話題になりました。

 この「夏休みのカエル講座」では、カエルグッズを通して自然界のカエルたちの行動について考え、生物学の専門家の方々の研究論文にまでジャンプしてお伝えしています。カエルの「逃げる」行動に関しても興味深い研究調査がありました。

 ちょうど1年前の9月17日に配信された国立環境研究所のニュースによりますと、東京農工大学、国立環境研究所、森林総合研究所の研究グループは、在来種のカエルが外来種のマングースによってわずか数十年の間に急速にその逃避行動を発達させた可能性を示す調査報告をしています。人がどこまで接近すればカエルが逃げ出すかという「逃避開始距離」を計測することで、マングースの影響が強かった地域に生息するカエルが、影響の弱かった地域と比べてすぐに逃げ出すことを明らかにしたそうです。

 調査地となった奄美大島にマングースが導入されたのは1979年。しかし、在来種の減少が見られたため2000年に環境省による駆除が始まり、今回の調査が行われた2013年にはほとんど駆除されていました。そのことにより、一度発達したカエルの逃避行動はすぐには戻らない、世代を超えて受け継がれている可能性も示しています。

詳しくは下記をご覧ください。

https://www.nies.go.jp/whatsnew/20190917/20190917.html

 カエルにとって「逃げる」行動がいかに大切か知ることができました。

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カエルのポストカードで“おうちギャラリー” 

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壁をポストカードで飾って

カエルの〝おうちギャラリー〟。

イギリスの童話の中で出会った

ザ・ウインド・イン・ザ・ウイローズ

『たのしい川べ』に住むヒキガエル氏や

アリス・イン・ワンダーランド

「不思議の国」や「鏡の国」で

アリスを困らせたカエルたち。

本の中では語られなかった

とっておきのストーリー。

カエルたちのナイショ話が聞こえる。

 

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夏休みのカエル講座6 カエルが食べられる

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古今東西のカエルグッズには「カエルさん、あぶない!」と心配したくなるような、カエルにとっては天敵、カエルを食べる生きものと一緒の造形物もあります。特に画像のようにヘビやトリとの組み合わせがよく見られます。

自然界は生態ピラミッドにおける食べる・食べられる「食物連鎖」の関係が成り立つことで、生態系のバランスを保っています。とは言え、カエル一匹一匹の個体にとって天敵はやっぱり出合いたくない存在に違いないでしょう。

でも、人の手によって作られたカエルとその天敵が表現された造形物の場合、画像左の根付はヘビがカエルを縛り付けてから食べようとしているように見えますが、江戸期以来盛んに作られた根付は、洒落を効かせたものも多かったので、これなどは差し詰め「長いものには巻かれろ」といった意味も込められていたのかもしれません。画像右はスコットランドの工芸品のカエルと小鳥ですが、カエルが小鳥に積極的に求愛しているようにも見えます。

そんなふうにカエルと天敵についてあれこれ考えていたところ、今年2020年3月にカナダの国際学術誌にオンライン掲載された興味深い論文を読むことができました。なんと、カエルがヘビと遭遇した時に身動きできなくなる状態、つまり「ヘビににらまれたカエル」のような状態についてそのメカニズムを説明した内容です。

著者は基礎生物学研究所の西海望(にしうみのぞみ)・日本学術振興会特別研究員(研究当時は京大理学研究科博士課程)と森哲(もりあきら)京都大学准教授。タイトルは「捕食者と被食者の我慢比べ:相手の動き出しを待つことが捕食の成否を決定する(A game of patience between predator and prey: waiting for opponent's action determines successful capture or escape)」

カエルとヘビが対峙したときに両者とも動きを止め時には1時間近く静止続ける、膠着状態になるそうです。実験はトノサマガエルとシマヘビで行われたそうですが、カエルとヘビがにらみ合いながらも両者の距離がある段階になるまでは動き出さない理由が、先手を取るとカエルは動きが読まれて捕えられやすくなり、ヘビはかみつきがよけられやすくなり不利になる、逆にいえば「双方にとって後手に回って行動することが有利となる」メカニズムの説明がなされていました。

そして、共に一歩も譲らない状態から最後の最後で後手から先手に切り替えるというカエルとヘビ。自然界における生きものたちの高度な戦術について知ることができました。

詳しくは下記をご覧ください。

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2019/documents/200310_1/01.pdf

西海望氏はトノサマガエルのさらなる戦術についてacademistJournalに執筆されています。

https://academist-cf.com/journal/?p=13384

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先手を打つのはどっち?

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ボリビアのミズガエル、ロミオの結婚

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The only known Sehuencas Water Frog (Telmatobius yuracare), a single male named “Romeo”, in his aquarium at Centro K’ayra. Photo: Sophia Barrón Lavayen

南米ボリビアで毎年開催されるオルーロカーニバル。ボリビアの先住民族であるケチュア族やアイマラ族がもっていたパチャママ(地母神)信仰がキリスト教の聖母マリア信仰と結びつき創造の母に捧げるものとして始まったと言われるこのお祭りでは、カエルのかぶりもので踊る人がいることは話に聞いていました。そしてボリビアとペルーにまたがるように位置するチチカカ湖には大きなミズガエルが生息していて、水と豊穣のシンボルになっているという話も耳にしたことがあります。

明らかにカエルと深いつながりをもっていそうなボリビアで、最近、ロミオと名付けられたミズガエル(写真)が注目されました。

2008年の「国際カエル年」のときに中心的役割を果たしたAmphibian Ark(両生類の箱舟)が季刊発行しているWebマガジンNewsletter Number44によると、ボリビアのアルシド ドルビニ(Alcide d'Orbigny)自然史博物館は、2008年からボリビアのコチャバンバに生息するTelmatobiusというミズガエルの野外調査や繁殖実験を行っています。

そのプロジェクトのために立ち上げられたのがCentro K'ayra(カイラセンター)。カイラ(日本語のカエルにも似ているような気がしますが)とは、まさにオルーロカーニバルの起源につながるケチュア族やアイマラ族のアンディーン文化において、アンディーン山の川や湖に棲むカエルのこと。特にTelmatobius属を指すこともあります。

同プロジェクトでは、チチカカミズガエル(Telmatobius culeus),ジャイアントミズガエル(Telmatobius gigas),マーブルミズガエル(Telmatobius mamoratus)の3種から始め、その後施設を拡大してTelmatobius hintoni,Telmatobius simonsi,そしてセイウェンカズミズガエル(Telmatobius yuracare)の3種を増やして保全活動を行っています。

ロミオは、その中のセイウェンカズミズガエルのオスで、10年前に発見された同種最後の個体としてカイラセンターで飼育されていました。

2018年にこのロミオが「世界一孤独なカエル」として注目され、花嫁のジュリエットを見つけてあげようと、恋愛・結婚のマッチングサイト大手が寄付を呼びかけるなどの動きが起こりました。その結果集まった資金でカイラセンターとグローバル・ワイルドライフ・コンサベーションが探索調査に乗り出し、ついにジュリエットを見つけた感動的な話題が昨年2019年の初めにCNNやナショナルジオグラフィックなどでも報道されました。

ボリビアの森の中でセイウェンカズミズガエルのメス2匹とオス3匹が発見され、そのうちのメス1匹がジュリエットと名付けられました。

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Teresa Camacho-Badani, manager of the Centro K’ayra, at Lake Titicaca. Photo: Patricia Mendoza

この調査の中心的存在がカイラセンターのマネージャー、テレサ・カマ―チョ・バダニさん。ボリビアで生まれ育った彼女は、父親の影響もあり子どもの頃からコチャバンバの山々やアマゾンに出かけそこに生息する生きものたちとふれあってきたそうです。両生類の研究者としてボリビアの雲霧林の両生類の生息状況を調査するなかで、セイウェンカズミズガエルのロミオと出会いました。

協力:Amphibian Ark https://www.amphibianark.org/

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[かえるのきもち」矢内靖史写真展開催中(2020年9/27まで)

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写真家矢内靖史さんの写真展「かえるのきもち」が福島県伊達市にある「りょうぜんこどもの村 遊びと学びのミュージアム」で9/27まで開催中です。

りょうぜんこどもの村は福島県自然公園「霊山(りょうぜん)」の南麓に位置する、自然をそのまま生かした環境で子どもがのびのびと遊び学べる施設です。霊峰霊山のふところ深くに抱かれた園内では四季折々の自然を楽しむことができ、最近その人工池でモリアオガエルの産卵が見られるようになったそうです。福島県内のモリアオガエルは奥羽山系と阿武隈山系の2タイプに分かれますが、そのうちの阿武隈山系のタイプが自然に分布を広げているようです。

私たち100年カエル館は、これまで東京・新宿で2回、「かえるふくしま」をテーマにする矢内さんの作品を展示するイベントを企画させていただいたことがあります。その表情豊かなカエルたちが、今回はふるさと福島の自然豊かな場所の会場に展示され、周辺の自然に生息するカエルたちの「かえるのきもち」を感じながら鑑賞できる写真展です。

8/23(日)には、ワークショップ「かえるとあそぼう」午前10:30~12:00(事前電話予約制)が行われ、午後からは矢内さんによる写真解説もあります。

「かえるのきもち」矢内靖史写真展

会場 りょうぜんこどもの村 遊びと学びのミュージアム

会期 2020年7/23(木・祝)~9/27(日) 休館 8/26、9/2、9、16、23

時間 9:00~16:00(12:00~13:00は館内消毒のため閉館)

入園料 こども200円 おとな500円

お問い合わせ りょうぜんこどもの村 〒960-0807福島県伊達市霊山町石田字宝司沢9-1 TEL.024-589-2211 

http://kodomo-ryozen.org

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みんな食べて生きている

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キッチンで目が合ったカエル、

フレンチキュイジーヌ。

料理をおいしくする合言葉のように。

今日のメニューは

カエルさんの大好物?

それとも

カエルのフリット?

今日はやっぱり

フランスでも人気の

KARAAGE(カラア―ジュ)、

鶏のKARAAGEにしよう。

 

 

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