10月5日はカエ~ル大学登校日、カエル先生がやって来る。/かえるモノ語りー自然と文化をつなぐカエル92
<10月5日はカエ~ル大学登校日、カエル先生がやって来る>
100年カエル館
高山ビッキ
今夏、100年カエル館の庭にも、誕生して間もない小さなアマガエルたちがピョンピョン飛び跳ねていました。
このカエルたちは、たぶん、同館すぐ近くのドラッグストアの脇の、道路をはさんで広がる水田で生まれたのではないかと思います。買い物に行ったとき、猛暑の中、店舗の前のアスファルトの地面の上を本館に向かうカエルを見つけました。カエルも毎年ニュージェネレーションが生まれています。
「100年カエル館」という名前で博物館活動を始めて今年で20年になりますが、創設当初は親世代も健在だったことを思うと隔世の感があります。
そしてその頃まだ子どもだった方がカエル好きの大人になって来館され、さらに夏休みで県内や近県から親御さんとやって来た小中学生の中には、生きもののカエルやカエルの文化史的なことまで、テレビでも話題の「博士ちゃん」ばりの好奇心あふれる子どもたちもいて、また新しい時代が始まったことを感じています。
カエル好きとして多少キャリアを積んだ立場から、100年カエル館では新型コロナの感染が始まる前の3年間、「カエ~ル大学」と名づけてカエルをテーマにさまざまな学びを楽しむ場を設けました。年に4回の講座と白書の発行を行いました。今年からは年に1回、「カエ~ル大学登校日」イベントを実施いたします。
今年(2024年)は10月5日(土)に喜多方プラザ文化センターで午後1時からトークイベントを開催します。お話いただくのは、広島大学教授の三浦郁夫先生。前々回の本連載では先生の研究の中でニホンアマガエルの色変わりについて紹介しました。広島大学両生類研究センターで長くカエルについて研究され、特にツチガエルの遺伝子の研究、新種サドガエルの発見など、カエルに関する論文を多数発表されているカエルの先生です。
10月のイベントでは、ご専門のカエルの研究の話はもちろん、先生がカエルの研究の道を歩んで40年以上、その〝カエル人生〟についても語っていただく予定です。
無料でご聴講いただけます。お申し込みは電話048―838―7360までお願いいたします。
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